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Let's 炎上 your life
元バンドマンのくせに、こんな事を言うと意外に思われるかもしれませんが。昔からピアスやタトゥーというものに強い抵抗がありまして。それは「そんなものを施すなんて、お不良のする事です!」なんて真面目で三つ編みでメガネの学級委員長みたいなスピリッツではなく、また、「親から貰った体になんてことを!」なんて説教じみた理由でもありません。
単純に怖いのです。
痛いのが怖いのです。
痛いのがすごく嫌なのです。
コンタクトレンズすら怖すぎて装着できない僕です。耳たぶとは言え穴を空けるなんてとてもとても。タトゥーだってそうです。針でチクチクやるらしいじゃないですか。噂によると。
考えられません。正気の沙汰とは思えません。若い頃、友人から「ピアスなんて全然痛くないよ」と言われたことがあります。「どんだけ臆病なんだよ」とも。
よくそんな嘘をいけしゃあしゃあと言えたもんだ、と逆に感心しました。騙されません。体に穴を空けるのです。体を刺したり切ったりして溝をつくって色素を沈着させるのです。痛くないワケがありません。僕は部屋の鍵のギザギザの所で手を少し傷付けただけで救急車を呼ぶという選択肢が脳裏をよぎる男です。そしてそんな小さな傷ですら、しみる事を恐れて、その日のお風呂をどうしようか真剣に悩むほどです。そんな僕なのです。ピアスやタトゥーだなんて、土台無理な話なんでございますよ。
サディストほど打たれ弱いなんて聞いたことがあります。そう考えると僕はドSということになりますね。どうも、ドSどぇす。逆佐亭 裕らくと申します。どうぞ、一席お付き合い願えればなんて思っておりますが。
さて。
「デジタルタトゥー」なんて言葉があります。
過去にSNSでした不用意な発言、軽率な行動を記録した動画、安易に顔を晒してしまった画像、等々。
それらの忌まわしき過去からの遺物は、時として何の前触れもなく自らに牙を剥き、そして全てを焼き尽くすこともあります。幸か不幸か、僕は実際に体験したことはないのですが、よく聞く話ですし、実際にすぐ近くでそれを見掛けることもあります。
そうなってしまえば最後。あとは「正義感」を振りかざした大衆の気が済むまで攻撃を一身に受け、耐え続けねばなりません。しかし、幸いネット上には玩具は腐るほどあるので、どうせ飽きたら次の標的を探すだけの腐れ暇人ども……大変失礼致しました。お詫びして訂正致します。正義感のお強い皆様の関心はすぐに他に移ります。少しの間だけ辛い期間は避けられませんが、その後は「あぁ、そんなこともあったね」なんて無責任な一言で片付けられるような案件を星の数ほど見てきました。もう今となっては日常会話でも使われるネット用語なので、皆様もよくご存じかと思います。所謂“炎上”という現象ですね。
勿論、そこまでの状態に陥るには、それなりの燃料は必要になります。火のない所に煙は立ちませんし、不用意な言動や行動のない所に炎は上がりません。そういった案件をよくよく調べてみれば、「まぁ……これは、ちょっと、仕方ねぇか……」となる事も多々あります。ある意味では、なるべくしてなった結果とも言えるでしょう。
ですが、「自業自得なんだし仕方がねぇからほんの少しだけ耐えるしかねぇわな」と割り切れる人がどれだけ居るのでしょうか。その間にも容赦なく投げ掛けられる心無い言葉や、言論の刃は確実に心を削り、切り刻んでいきます。相手が「悪だから」それは許されるのでしょうか。それは果たして「正義」なのでしょうか。間違った人間を、おかしな事を口走った人間を、思想が危険だからと言って集団でリンチしても許されるのでしょうか?
ねぇ。もう一度聞きたいんだけど。
それは果たして「正義」なのでしょうか?
「過ぎたるは猶及ばざるが如し」という諺はご存じないのでしょうか。
「自分の大切な人がそういった人間に傷付けられても、そんな事を言っていられるのか」
なんて超余計なお世話です。そうならないように最大限気をつけて守るしかありませんし、そうなったらそうなったで、そのときに真剣に向き合って考えます。そのときに憎しみにこの身を灼かせればいいのです。そりゃ勿論、想像力は大切ですが、屏風に描かれた虎が出てきたらどうすんだ、と脅されても僕としましては「じゃあ、どうにかするので虎を屏風から出してください」と言わざるを得ません。
そういえば、こんな話を聞きました。
フォロワーさんが四桁超えた辺りから、しょーもないめんどくせぇクソリプを送ってくる野郎ども……大変失礼致しました。お詫びして訂正致します。有識者の方々による有難いご指摘を戴けるようになる傾向があると。
なるほど、と思いました。僕は自分のフォロワーさんの数を事細かに把握しているワケではないのですが、今確認しましたところ、ツイッターでは400人弱、ここnoteでは700人とちょっと、といったところです。一年と少し続けてこの数なので、単純計算でいくと来年には1400人、また更に翌年には2100人、なんと1000年後には70万人の方がフォローしてくださる事は火を見るより明らかです。今のところ平和にやらせていただいておりますが、そうなったら流石に有難いご指摘等を受ける場面も少なからず出てくるはずです。どう考えても他にもっとやる事がありそうなのにも関わらず、SNSでの過去の発言等を何年分も遡って揚げ足取りに勤しむような、くだらねー暇人……大変失礼致しました。お詫びして訂正致します。お時間に余裕のある方とも確実に出会えそうな、そんな素敵な予感も感じます。
先述した通り、僕は痛みには滅法弱いので、そういった有難いご指摘の数々に、勝手に傷ついて、心を病んでしまう可能性も無きにしも非ずです。せっかく正義という大義名分を持ってして、親切心でご指摘いただいているのに誠に勝手な話ではありますが、僕は受け取り方が非常に下手なので、そうなってしまっても不思議ではありません。
前置きが長くなってしまいましたが、そういった事を考慮した上で、僕が過去にTwitterで行ってきた不用意な発言や、軽率に発信してしまった数々の失言を、そういったお時間に余裕のある方よりも先に振り返り、セルフで取り上げて、先に謝罪しておこうと思った次第であります。
先手必勝というやつですね。
*
例えば、これなんかは昔過ぎてツイートが見つけられなかったのですが、自分でも「これは怒られるかなぁ」と思いながら呟いたのでよく覚えています。
韓国旅行の土産に海苔買ってくる奴なんなの?
誠に申し訳ございませんでした。お土産というものは物品だけを戴く行為ではありません。その向こうにある、お相手のご厚意、お気持ちを戴くものだと存じ上げております。なのにこの言い草。自分が恥ずかしいです。でも韓国まで行ってですね、別に気を遣って頂かなくてもいいのに「お土産買ってきたよ」なんて言われたら、申し訳ないやら有難いやら、なんかこそばゆいじゃないですか。そんで、「はいこれ」って渡してくれたら、海苔。という。いや、本当に嬉しいです。気持ちは嬉しいんです。マジで嬉しいです。気持ちのものですから。でも、あぁ……海苔か……、ってなるじゃないですか。韓国まで行って海苔を選んだのか、ってなるじゃないですか。
早くも読者の皆様が「そんな人とは思いませんでした、最低です」と非難の目を向けているのがビシビシ感じられます。でも引き下がれません。ここまで来たら突っ切ります。以下は実際にツイートを貼り付けながら謝罪していきます。
新人さん「煙草吸うんですか?」
— 逆佐亭 裕らく (@kurobuchi_310) February 15, 2020
僕「吸わないですよ。マリファナは吸ってるんですけどね」
新人さん「そうですか」
僕「…」
新人さん「…」
うまくやっていける自信がありません。
誤解を生んでしまうような事を呟きまして、誠に申し訳ございませんでした。僕は所持しておりません。やっていません。勿論、過去にもやった事はありません。やらずとも既にキマっているからです。ちなみに、この新人さんは三日くらいで無断欠勤をし、そのまま退職されました。僕の所為でしょうか。いや、世の中が悪いと思います。日本の政治が悪いと思います。
ペット不可の物件か猫、どちらか滅んで欲しい。
— 逆佐亭 裕らく (@kurobuchi_310) August 27, 2019
もうそれしかないと思う。
極端な事を言ってしまい、皆様に不快な思いをさせて大変申し訳ございませんでした。また、危険な思想を匂わせてしまいかねない内容だったことも反省しております。勿論、どちらも滅びる必要はありません。じゃんじゃん繁栄していっていただきたいと常々思ってます。さっきも嫁とそう話してました。「じゃんじゃん繁栄していってほしいよね」と。飼いたくても飼えない、そんな気持ちが溢れ出てしまいまして、ついこのような発言をしてしまいました。謹んでお詫び申し上げます。
学習能力がゴミなので、
— 逆佐亭 裕らく (@kurobuchi_310) April 16, 2020
「なんだこれ?」
と思いつつも、とりあえず口に入れてから
「パクチーだった!!ぎゃぴー!!」
っていうのが年に二回くらいあります。
パクチー好きの皆様、誠に申し訳ございませんでした。パクチー好きな方々に対する配慮が足りなかったように思います。自分の価値観がすべてだと思っているような、そのようなツイートに受け取られても仕方がありません。僕にとってはただの臭い雑草ですし、ジャッジ的には完全に捨ててもいい部類の草ですが、あれが好きな方がいらっしゃるというのも存じ上げております。多様性というものを無視してしまいました。お詫びしてもし足りません。また、パクチーサイドにも多大なるご迷惑をおかけしたことを謹んでお詫び申し上げます。
乗った電車が目的地の正反対に向かっているのを
— 逆佐亭 裕らく (@kurobuchi_310) June 19, 2020
「おかしいぞ……この電車……進む方向を間違えている……」
と思いながらも、途中で間違いに気づいてくれるはず、と根気よく見守るように乗り続けていたのですが、そのまま僻地の終点に到着して、今プリプリ怒ってます。
間違いに気づけよ!電車!
間違っているのは自分でした。完全にホームを間違えました。それなのにこの不遜な態度。目も当てられません。今になっては自分でも不思議で仕方がりません。責任転嫁をしてしまいました。自分は間違っていない、だなんて勘違いも甚だしい。本当に皆様には不快な思いをさせてしまったと思います。誠に申し訳ございませんでした。並びに、京葉線にもお詫び申し上げます。“僻地”とか言われてしまった終点駅付近にお住いの方にもお詫び申し上げます。僻地ではありません。桃源郷でした。まさに理想郷でした。
先日の娘のお遊戯会。
— 逆佐亭 裕らく (@kurobuchi_310) February 23, 2019
嫁から、娘が「芋」役に最後の最後で失敗したとの報せを受ける。
娘よ。
芋の何をミスる。
「芋の事、何も知らないくせに」と思われても仕方がありません。あまりに無神経でした。申し訳ございませんでした。芋を完全に下に見た発言だと自分でも思います。天は人の上に人を造らず。まさにその通りです。芋の上に芋はいませんし、人の下にも芋はいませんので、それ即ち芋の下にも人は造られず、また人の上にも芋はいません。ちょっとワケがわからなくなってきましたが、要するに「芋蔑視」と捉えられても仕方が無い表現だったように思います。誠に申し訳ございませんでした。
また、芋サイドにも多大なるご迷惑をおかけしたことを謹んでお詫び申し上げます。
おお。
— 逆佐亭 裕らく (@kurobuchi_310) August 31, 2020
こんな紹介をしてくださるのね。
noteさん、ありがとうございます。
賄賂を送った甲斐がありました。 https://t.co/psIax55veo
note様にまで飛び火させてしまい、誠に申し訳ございませんでした。賄賂を送ったという事実はなく、これはただの冗談だったのですが、一部では本気にされた方もいらっしゃったと思われます。今後このような軽率でウィットに富んだ粋なジョークは控えるように致します。また、note株式会社様にも多大なるご迷惑をおかけしたことも謹んでお詫び申し上げます。聞くところによるとサーバーがダウンしたそうですね。本当に申し訳ございませんでした。「俺関係なくちょいちょいダウンしてるだろ」だなんて口が裂けても言えません。申し訳ございません。
嫁が録画した昔の洋画を観たのですが、面白過ぎて衝撃を受けました。
— 逆佐亭 裕らく (@kurobuchi_310) June 21, 2020
ネタバレは避けますが、ダイナミック且つ緻密に練られた脚本と、ユーモラスで心を掴む愛すべきキャラクター達。
多分マイナーな映画だと思うのですが、未視聴の方は是非!
「バックトゥザフューチャー」っていうんですけど。
知識をひけらかした事により、不快な思いをされた方も多かったと思います。非常にマイナーな映画で、隠れた名作だというのは事実ですが、それをあたかも自分が世界で一番最初に見つけたみたいな言い方はあまりに傲慢だったと思います。金曜ロードショーサイドにも多大なるご迷惑をおかけしたことを謹んでお詫び申し上げます。
ぼちぼち、このPCも「つ」って打つだけで「謹んでお詫び申し上げます」って出てくるようになりました。
月曜このやろう
— 逆佐亭 裕らく (@kurobuchi_310) September 7, 2020
月曜日様、大変申し訳ございませんでした。そして、前後のレギュラーメンバーである日曜日様、火曜日様にも多大なるご迷惑をおかけしたことを謹んでお詫び申し上げます。いよいよ「た」って打つだけで「多大なるご迷惑をおかけしたこと」って出てくるようになりました。僕のPCがどんどん卑屈になっていきます。しかし、それも自業自得です。申し訳ございませんでした。
「腹が減っては戦が出来ぬ」
— 逆佐亭 裕らく (@kurobuchi_310) July 4, 2020
と言いながらメシ食う奴、
大概メシ食った後もそこまで戦してない説。#俺
偏見だけで発言をしてしまい、腹が減ってても戦が出来る方、または腹を満たして戦をする方への配慮が足りませんでした。誠に申し訳ございませんでした。余は戦国時代です。戦に次ぐ、戦。まさにエンドレス戦です。フォーエバー戦です。溢れる想いだけが激しく切なく時間を埋め尽くします。またX JAPANサイドにも多大なるご迷惑をおかけしたことを謹んでお詫び申し上げます。
中学の頃から数学が苦手で、
— 逆佐亭 裕らく (@kurobuchi_310) August 20, 2020
「困ったら電卓あるし、大人になったら連立方程式も二次関数も役に立たないし、数学とか勉強する意味なくね?」
とか開き直って言ってましたが、今になってわかるのは、
馬鹿に電卓を持たせてもそれこそ何の意味もないという事です。
今日は本当にありがとうございました。
そろそろ飽きてきましたが、申し訳ございませんでした。簡単に馬鹿とか言っちゃダメだと思います。気を付けます。
マジで今更なのですが先日、人生初のタピオカに挑戦しました。
— 逆佐亭 裕らく (@kurobuchi_310) August 29, 2019
ココスの黒糖タピオカミルクティー。
「タピオカって甘くて美味しいんだね!」
と感動していたら嫁に
「それタピオカじゃなくて溶けきってない黒糖の塊だよ」
と言われました。
なんなんだよ。恥かかせやがって。クソタピオカが。大嫌い。
タピオカさん、すみませんでした。嫌いではないです。タピオカサイドにもアレしてマジ、申し訳ないっす。
近所に出来た猫カフェに行ってきました。家族三人でメロメロ。週8で通いたい。 pic.twitter.com/h60QSDM3bl
— 逆佐亭 裕らく (@kurobuchi_310) July 25, 2019
一週間は七日しかないのに、変な事言ってすいません。混乱させてすいませんっした。
*
というかですね。自分のツイートすら一年半くらい前までしか遡れませんでしたよ。かったる過ぎて。それを飽きもせずに、何年も前の発言まで掘り起こして、あーだこーだ言えるんだから、本当に粘着して炎上させる人は凄い。尊敬します。天才ですね。その何年も前の失言は確かに良くないものだったかもしれないし、けして擁護しきれない部分もあったりするケースもあるんでしょうけど、その良くなかった何年も前の失言を根気よく掘り起こしたその執念に脱帽です。超カッコイイです。よほどお時間に余裕のあるお方なんでしょうね。余裕って大切ですよね。本当に。そして、暇さえあればSNSなんぞに張り付いてチマチマと画面に向かってフラストレーションをぶつけているのですね。非常に現代的でいいと思います。これぞ2020年って感じ。超近未来型。僕は敬意を表します。是非これからも頑張って欲しいですね。そして、その素敵な人生を楽しんで欲しいなって心底思います。
Let's enjoy your life!
御後が宜しい様で。
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