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アメリカン・エキスプレスのヒルトン・オナーズ・カード 〜その8・お得について考える編〜

アメリカン・エキスプレス ヒルトン・オナーズ・カードを受け取った直後に、そのカードで初めて買う記念すべき品物が実に控え目であったことはその6で書いた通り。

あれから数日が経ち、そのあいだに買ったもの。

・妻の化粧水スプレー(2520円)

・のどスプレー(1050円)

確かに1000円前後の買い物を繰り返すのが入会ボーナスポイント上は効率が良いのだが、実際は「買う必要のあるものがこれしかなかった」のである。

その1で、手にしているカードの上位版である「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」のことと、これだと年間で200万円以上カード決済するとヒルトン・オナーズのダイヤモンド会員になれること、そしてそれを知って遠い目に、つまり無理ゲーであることを悟ったと書いた。

しかし、年間の全消費をこのカードに集約すれば「年間で200万円決済」というのは、さほど無理のないこととも思っている。

けれど、やはり私にとって現実的ではない。

先日、まぁまぁの量のPontaポイントがアカウントに追加されていてビックリしたのだが、これは、近所のスーパーマーケットで買い物をした際にAu Payで支払った時のポイント還元。同じようなことがPayPayでも頻繁に起こる。

「なんちゃらPay」の還元フィーバーがいつまで続くのかは分からないが、今のところ上手に使えばお得なことだらけ。私として「決済をひとつに集約することができない」のである。アメリカン・エキスプレスだけでなく、Au Payにも、PayPayにも集約できない。各社が工夫を凝らし繰り出してくる様々なお得を、ありがたく沢山享受したい。だから「私にとって現実的ではない。」と書くのである。

・・・

「お得」って嬉しい。

思い返せば、アメリカン・エキスプレス ヒルトン・オナーズ・カードにしたって、朝食無料や部屋アップグレードという「お得」があるからこそ入会したのだ。

夫婦でヒルトンホテルに泊まり、翌朝のレストランで「この朝食美味しいね。豪華だね。」という何気ない会話に、「しかも、コレ無料なんだよ。」という一言を付け加えられるのが何より嬉しい。

もちろんヒルトン・オナーズのダイヤモンド会員で得られる「お得」も魅力的で、合理的に金銭価値で比べたら「なんちゃらPay」よりもダイヤモンド会員特典のほうがより良いのかもしれない。

けれど「お得イコール嬉しさ」と捉えるなら、その尺度は合理性、金銭価値だけではないと思う。アメリカン・エキスプレスのライバルであるマスターカードも、

「プライスレス。お金で買えない価値がある。」

と言っているではないか!

・・・何となくオチがついたので、今日はここまで。(たぶん)翌日に続く。

(追記)アメリカン・エキスプレスの広告キャッチコピーで有名なのは「出掛ける時は忘れずに。」だが、耳に残っているのはこっちのほう。

「デカクルトキワ〜、ワスレ〜ズニ〜」(ジャック・ニクラウスさん)

以上

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