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【編入して高専生と過ごしたMARCH大学生の話】

3年次編入した筑波大学応用理工学類では、大学から編入した人は28人中、僕1人だけでした。大学のスポーツ大会に編入生チームを作ってエントリーしたり、毎日課題をこなしたり、仲良くなるのに時間はかかりませんでした。

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そもそもなんで編入したの?

とよく聞かれるのですが、

- お金がなかった。

- 大学受験にリベンジしたかった。

- 当時付き合っていた彼女が茨城にいた(結局振られた)

の3つが理由です。


その1年後、カリフォルニア州立大学への交換留学枠を勝ち取って臨んだのですが、開始3ヶ月程度でしんどくなってきました。授業はファイナンスを専攻していました。英語でディスカッション、いつも自分の番が来るのが不安でストレスフルだったり、課題が大量に出るので、TAの人に英語の細かい校正をしてもらう必死な日々でした。

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孫正義さんがアメリカのコミカレ編入試験で「日本語にすればできるから辞書を使わせろ!」と言って受けたのは有名な話ですが、内容は日本語でも学べるのに、ただ英語になってるのが理由で、アウトプットに差が出るのが悔しかった。もしほんとうにグローバルで輝きたいなら、高校や中学、小学校から海外の先進国で英語で数学や物理を学ぶべきだと、子どもができたら教えたいです。

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なにもできずにシリコンバレーから帰国した僕は、編入生同期の高専生とルームシェアをすることになりました。彼はフリークアウトさんといった大手の内定には目もくれず、毎日遅くまで事業立ち上げに邁進していました。彼と始めたつくラボといういまのPOLさんのようなサービスも、やり切れず失敗。

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それから、プログラミングを勉強し、フードデリバリーアプリ、犬の散歩代行サービスといったプロトタイプを開発して、資金調達しようと始めたのですが、どちらも失敗してクローズしました。(失敗しかない...)

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(forent株式会社の塚崎くんと韓国に旅行した際)

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(当時Railsで作った簡単なWebアプリ、まだHerokuで動いていた...笑)


縁があってなんとか立ち上げた「Global Incubation Cafe Peach」というコワーキングスペースは、初めて売上も立って仲間も集められたのですが、つくばの安い固定費と仲間の人件費月5万ですらまかなえるだけの需要も作れず、泣く泣く先輩の経営者の方に引き取ってもらいました。

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今振り返ると

- 知るカフェさん(https://shirucafe.com/)

- talikiさん(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000036295.html)

のような戦略を取って実行していくべきだったと思うのですが、未熟でした。


卒業直前には、同じ研究室(パワエレ)だった高専生とクラウドファンディングで資金を集め、フィリピンでワークショップを成功させましたが、これも事業化や法人化には至りませんでした。

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(群馬高専卒・新潟大学歯学部学生団体InDeVo代表の大塩くんと)


留学を含めて5年で卒業をした僕は、大学院の推薦は受けず新卒で外資系のコンサルティングの会社に入りました。編入の同期は、かなり多くの人が博士課程に進学し、今も研究を頑張っていて、成果を挙げています。僕は、高専生にはなれなかったし、失敗ばかりの学生生活だったけれど、これだけ高専生と縁のあった大学生はめずらしいんじゃないかな。


いつかまた高専生とバンドを組むみたいに、一緒に何かできたらいいなと思ってます、お互いがんばりましょー。


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