シャニマスへの思いを吐き出してみる(羽那/はるき Wing編)
どうも皆さん!
お世話になっております。黒椿です。
今回は鈴木羽那と郁田はるきちゃんの恒常プロデュースシナリオ、Wing編の感想・考察記事になります。
↑筆者の事前推察・CoMETIKコミュへの基本スタンスはこちらから
さっそく行きましょう!
陳謝
「さっそく行きましょう!」と言った直後で恐縮ですが、まずは謝罪から…
私はことあるごとに「鈴木で騒いでる連中はニワカ」「鈴木の二次創作描いてるやつ99%エアプ」などど発言しておりました…
撤回し、謝罪します。
皆きちんとシャニマスやってるねぇ!!
だぶるは(←この括り方あんまりしっくり来てない)のWing編は、
・鈴木、"虚無"。味がするしないではなく噛めるところがない。
・はるき、"絶品"。美味しい、味が濃い、鈴木と比べ物にならない程可愛い。
そういう内容でした。たぶんプレイした方の大多数が同じような印象を抱いたと思います。
SNS上でもWing実装直後から鈴木の二次創作が減少し、はるきのイラスト、二次創作が爆増しました。Wing…読んでくれていたんですね…
(言い換えると未だに鈴木羽那で騒いでるやつは真正のエアプあるいは逆張りオタクってことなんですけど。)
鈴木羽那
私はシーズ・ルカライターのことが大嫌いです。
独学で面白い物語を綴る技術力もなければ、先人が書いたコミュを復習し、整合性のあるキャラクター描写に努める誠実さもないので。ただ、今回ばかりはちょっと同情してしまいました。
―純白で、清楚なアイドルを描け―
―ただし、既存のアイドルとは違う空気感を纏わせろ―
―いそうでいなかったアイドルを作れ―
こういう指令が高山Pあるいはバンナムから突き付けられて「できない…できないよぉ…」と泣きながら執筆した姿が容易に想像できるので。
奇跡的に鈴木羽那のコミュが完成したとして、今度はその純白を斑鳩ルカに絡ませる合理的な理由を考えなきゃいけないんですもの…
いや、【バイ・スパイラル】等々でルカの黒さを必要以上に強調しつづけたのは他ならぬライターだし、やっぱり同情しなくていいか…。
出だしの社長とのやりとりをちょっと長くしたのは高評価。
(はづきさんのセリフはルカWingの冒頭で既に「もうご存じだと思いますが」になってました。)
(いやこの部分はライターではなく高山Pが直接考えてそうだな…)
あらすじ
・シャニPはSNSのショートムービー(おそらくTikTok)をきっかけに鈴木に興味を持つ。
・岡山までわざわざスカウトに。
・鈴木は美人、とにかく可愛い。"銀河一美少女"(業界人談)それなりに器用でファンやスタッフとの会話もそつなくこなせる。
以上です。
シャニPが一人でウジウジ悩んでいるだけで、鈴木がほとんどしゃべらないし、鈴木の新情報が1つしか出ませんでした。
透のWing編から「恋愛」「ジャングルジム」の要素を抜いてしまったような、あるいはにちかから「はづき」「八雲なみ」の要素を抜いてしまったような、恐ろしいほどの虚無でした。
シャニPの悩みその①
勢いで行動し、彼女を身受けしたけれど、なぜ自分がそんな行動をとったのか説明できないシャニP。にちかWingの丸パクリセルフオマージュです。
答え。シャニPは鈴木の「心の美しさ」に惚れてスカウトした。
…2,30秒のショートムービーで心の美しさ読み取れるわけねえだろ。
ひとまずシャニPの悩みは解決した…のですが、新たな悩みが…
シャニPの悩み②
鈴木はとてもカリスマに溢れていて(?)、このまま順調にトップアイドルへの道を昇っていくのだろう。しかし、そうなればどこかで社会の闇に飲まれ、彼女の「心の美しさ」が失われるのではないか。
=アイドルになることは幸せか?
はい、ノクチルの丸パクリセルフオマージュです。
そもそも作中の鈴木に関する描写からアンティーカ/あさひ/透/円香のようなカリスマ性を感じないので、取らぬ鈴木の羽那算用だろ!としか言えません。
美人…可愛い…スタッフやファンと自然な交流ができる…
この条件満たせる子、283プロ内に10人以上いますよね?
悩みその②も一応解決…?
いやしてないな。シャニPの「…」が多いもん。
考察 ―真面目であるが必死でない―
鈴木Wingの唯一の新情報であり、考察の種はここ。
「撮影があまり得意じゃない」
鈴木の性格や一連の流れを踏まえ甘奈・透・にちかと比較してみましょう。
既存の3人の共通点として、
・自分のカリスマ性(集客力)を意識している
・「そのカリスマ性はいつ消えてもおかしくないもので、それがなくなった素の自分は薄い存在だ」という危機意識を持っている
これらが挙げられます。
だからこそ
甘奈→"やればできる"甜花に惚れた。
透→真面目で努力家な小糸に惚れた。
にちか→練習する美琴に惚れた。
わけですね。そして自分に存在価値がないと思っているからこそ
甘奈→愚直にシャニPのアドバイスを聞き仕事と向き合う。
透→映画やドラマを見て、退屈な日常を変えるきっかけを掴もうとする。
にちか→弱っているルカに喧嘩を売った。
わけです。
おそらく鈴木羽那という女は、自分にカリスマ性があることには気づいています。(自信がなければTikTokの撮影を拒否している可能性が高いため。)
しかし、そのカリスマ性が「消えるかもしれない」という危機意識は持っていない、さらに言うと"今現在の自分"のことしか考えられない女なのではないでしょうか。
決して自己中心的でも傲慢でもありません。
嘘をついたことを素直に謝るような常識を持っています。ただ、撮影が苦手、というのは[周りが求める"一瞬"を切り取り、未来に残す行為]が苦手=今のことしか考えられず、感受性に難がある、という描写なんだろうなぁ…と考察しました。
感受性を養うためには、より必死に、懸命に、感情をむき出しにしてアイドルに取り組まなければならず、そういう意味でルカとは対極的な存在なのかな…
感想
見せ物としては透の劣化コピー。
自分はシャニマスをずっと遊んでいて、今までのアイドルと比較しながら読む(≠見る)ことができたので、かろうじて虚無を味わうことができました。しかし、ハッシュタグキャンペーンで興味を持った人、シャニソンから鈴木Pになろうとした新人などは、鈴木に対する興味を失ってしまったのではないでしょうか。
撮影が苦手→感受性に乏しい、という仮定が成り立ちますが、
感受性に乏しい→撮影が苦手、とは限りません。
あさひや透のようなカメラマンすら飲み込むカリスマがあればまた話は別です。
そう考えるとやっぱ一回りスケール落ちるよね…シャニPは"銀河一美少女"というキャッチコピーを「持ち帰って検討」しましたが、広めなくて正解だと思います。
鈴木に足りない想像力を補ってくれる存在、という点ではるきとの相性は良好でしょう。ルカと絡む必要性についてはより一層疑念が強まりましたが…
"心の美しさ"を失わせたくないって言いながら真っ黒なメンヘラと絡ませる理由はどこ?
撮影以外は至って順調なので、シャニソンで挙げられた「技術指導してくれる大人が…」みたいなのも雲散霧消してるし…
郁田はるき
シャニマスの人気キャラ、と言えば円香と冬優子でしょう。そこは今更否定する声はないと思います。
この二人が人気になった理由は"属性"を複数持つから。
ボケとツッコミ、NLとGL、ギャグとシリアス、すべての要素が作中で丁寧に描かれており、ユーザーが二次創作を作る際の心のハードルが低くなったからです。
はるきも属性過多であり、百面相なので、人気者の素質は十二分に持っています。しかし、「はるきは円香に似ていますよね」と言われると、私は断固としてNoと答えます。二人が明確な闇を持ち、それに由来する形で裏表の精神を形成したのに対し、はるきは裏がない白一色。なのに不思議と百面相なんです。
まさにいそうでいなかったアイドルと言えるでしょう。
(強いて言えば千雪や霧子に近いですが、あの二人はシャニマスの中でも価値観が言語化しづらいトップ2なので…)
あらすじ
・フライヤーを自作してクリエイターの集まるイベントに参加
・友人の頼みを断れず、ベースを練習。
・初ステージの直後、はるきからシャニPに告白。
・自分から見える"世界"を変えるため(=灯織や霧子のように自分自身を変えたいわけではなく、"全部変わるような衝撃"を得るため)昔から部活動やモノづくりなど様々なものに手を出していた。
・そんな野次馬のような態度でアイドルになろうとするのは他の候補生に失礼ではないか(円香Wing,霧子Gradの丸パクリ焼き直し)←シャニPが否定する
・仕事が楽しく感じられなくなってくる←シャニPが励ます
・イヤホンを片耳ずつにして曲を聴く(千雪LPとの類似性)
・Wing優勝後、感情が爆発。泣く。
ありとあらゆる点で鈴木よりも力を込めて作られたコミュだと感じました。
正直全場面貼りたいですもん。
はるきの心情・行動原理がはっきりと描かれましたし、シャニPの態度も"偽物"じゃない我々の知っているシャニPです。
細かいツッコミどころはあるんですが、それが気にならない圧倒的満足感でした。何より、喜怒哀楽の感情がはっきり出ていたのが大きいですね。
感情が…ゆたか…!
鈴木はほとんど薄っぺらな笑顔だけで、能面みたいで怖かったんですよ。
(可愛いのはπタッチで方言出たところくらい)
スクショでダダダ
集英社『めだかボックス』でマッドサイエンティスト名瀬夭歌をマッドサイエンティストだと知らないにもかかわらず、一目惚れして「私を実験動物にして」と告白した古賀いたみじゃん!
(長い上にピンポイントすぎる例え。)
(是非みんな読んでね☆)
円香やシーズを相手にしたときの「素のシャニP」演出。
シャニPが一人の男性として、はるきに惹かれていることが分かります。
透やめぐる・雛菜を超えるレベルの行動力。
これ、シャニP名刺見せてないですからね。
悪い男だったらどうすんだ。(実際"悪い男"なんだけど)
分かるでしょぉ!?
シャニPの態度がシーズルカ鈴木と全然違うの!!!
"本物"が帰ってきたな…!そういう気持ちになるんです。
うん、私も未来が気になる。
業界人に褒められる→その直後、弱点がわかるという鈴木と同じ流れが展開されますが…
分かるでしょぉ!?
起承転結が同じでも、しっかりこれまでのコミュを復習して作れば、歯応えが全然違うの!!!
「あぁ、アイドルと誠実に向き合ってるな…」
「あぁ、私は今シャニマスを味わっているな…」
好感度カンストしてない???
はるきに恋愛感情があるかどうかはまた後日議論しましょうか。
(たぶんないんですけど)
この辺千雪味がある気がする。
シャニP…鈴木のコミュのとき「はは」って一回でも言ったっけ???
(ちなみに鈴木の朝コミュで「はは…」とか曖昧なリアクションすると大抵ノーマルになります。)
いちゃいちゃしやがって…!
(末っ子なので甘えるのが上手いんです)
(にちか的要素…?)
分かるでしょぉ!?
これよこれ!シャニPは技術のことを重視していないんです。
シャニソンのCoMETIK結成コミュに対する完全否定が出ました。
難聴系主人公。
この辺は初期あさひっぽさがありますね~。
は?
三峰の【お試し/みつゴコロ】とか千雪LPとかはもっとドギマギしてなかった???
自分から片方もらいにいったけど?
(まあ"女"として見てない、ってことだから怒らなくていいのか…)
鈴木のWing編との対比ですね。
鈴木の街頭ライブは多くの人が足を止め、大成功となりましたが、シャニPも鈴木本人も特段感動してはいませんでした。
それはみんなの心を動かすことができていなかったからではないでしょうか。
あぁ~、王道!
霧子冬優子円香のWingでもあった<秘密の共有で仲が深まる>描写だ…!
まとめて紹介しましたが…おそらく言葉のチョイスは透雛菜美琴のWing編を意識して作られています。
しかし、その誰よりも人間味がある。「感動する」というより「こっちも思わず嬉しくなる」ようなWing準決勝~決勝でした。
season3では「自分の為だ」「我儘だ」と言っていましたが、「みんなに心を届ける」というその行為自体にもやりがいを感じているみたいです。
輝きをみんなに届けよう!
このシャニPの「うん――……」は透や鈴木もWingそのものからは実感(感動)を得ていなかったことを思い出しての「……」でしょう。
この「………ああ」は美琴が優勝直後に走馬灯を見ていたことを思い出しての
「………」ですね。
鈴木がシャニPに惚れた動機はあんまり共感できなかったんですけど、はるきがシャニPに惚れた動機は至極当然だと感じました。
(いやこれは恋愛感情ではない…はず…)
考察 ―3つの価値観・3つの生き方―
鈴木の考察で、鈴木羽那は今現在の自分のことしか考えられない。と述べました。
はるきは未来のことしか考えられないのではないでしょうか。だからこそ集中力を失ってしまう場面や、"未来"と"今"の遠すぎる差を見て立ちどまってしまう場面が見られたのでしょう。
CoMETIKは過去に引きずられている斑鳩ルカと現在の鈴木、未来のはるきでバランスを取り合うユニットなんじゃないかな…
感想
可愛かったです。
見せ物としても読み物としても283億点。
仮にアイドルを宝石に例えるなら
鈴木は暗所で厳重に保管されたダイアモンド、はるきは光そのものだと思います。
はるき自体も可愛いんですが、周りの美しさを引き出す力があるんじゃないでしょうか。
(ルカは宝石とその輝きを際立たせるための真っ黒な背景。)
CoMETIKの今後がちょっとだけ楽しみになりました。
…いずれにせよルカのメンヘラ属性をなんとか修正しないといけないんですが。【バイ・スパイラル】をなかったことにするしかないよなぁ…
締めの挨拶
最後までお読みいただきありがとうございました。
多分ルカ・鈴木/はるきで担当ライターが違います。
そして非常に残念ながら【ロード トゥ ハッピーホリデー!】はルカライター担当です。
…まあうん、一応記事にはします。
ではまた!!!