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猫ひっかき病の簡単まとめ(説明と対策)

怖いものですが、知っていれば怖くありません。
リスクは軽減出来ますし、万が一の時も対応は可能です。

まず猫ひっかき病ですが、これは猫が持っている病原菌が人の中に入る事で発症する病気です(ちなみに犬も持っています)

ちょっと引っ掻かれた程度で必ず発症するものではなく「稀に凄く重い症状が出る事がある」という病気です。過剰に猫を避ける事に意味はありません。

そして、病名に反してリスクが高いのは噛まれた場合です。甘噛みは別に良いとして、怒っていたり、遊びがエスカレートした時、あるいは何かにビックリした際に、深く真皮に達するレベルで噛みつかれたりすると非常にリスクが高いです。

・噛まれて深い傷を負った(患部に穴が開いて血がドクドクと出て来る)
・噛まれた後の傷が腫れて痛みが引かない。
・噛まれた箇所が膨れて真っ赤になる。

このような場合、すぐに病院に行くようにしましょう。引っ掻かれて腫れが退かない場合も含め、自分で判断しないのが無難です。
傷そのものではなく菌が原因で発生している病気ですので怪我の治療をしても、それで一安心とは限りません。

ちなみに大概は自然治癒します。ですが、一気に悪化する場合もあるので異変を感じたら、すぐに病院で相談です。
猫(あるいは犬か他の動物の場合)による負傷だという事は必ず伝えた上で診断と治療を行ってもらいましょう。

補足ですが、飼い猫のノミをちゃんと駆除しておく必要があるのは、この病気の絡みもあります。
(原因となるバルトネラ菌はノミを媒介にして犬・猫の間で増えています。猫ひっかき病は他の菌が原因となる事もありますが、こちらが最大の要因ですのでノミ対策はしておくのが無難です)

<まとめ>

と言うわけで、猫にあまり傷を負わされる事の無いようにしましょう。
・ほたえて遊びたがる子なら爪を切る。
・飼い主の手に噛みつくのが好きな子なら手袋か何かで手を守るか、あるいは噛まない様にしつける。
・猫のノミ対策はシッカリと(ノミを殺す薬を使う、飼い主がノミを持ち子も無いようにする)

そして、猫のアタックで傷を負って様子がおかしい時はすぐに病院へ
その際に必ず猫に負わされた傷である事を申告して対応してもらう事。

これだけ知っていれば、大体は大丈夫です。あまり神経質にならず、適切な動きを取るようにしましょう。

<おまけ>
人間に噛まれた時もそれはそれで随分と不味いので、その時は「猫に噛まれた」ではなく「人に噛まれた」とちゃんと申告するようにしましょう。

では、皆さま、お気をつけて。

軍手三枚重ね


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