得る覚悟=失う覚悟
「得る」「失う」は表裏一体
ほしいもの、なりたいものがあっても、
なかなかそれが手に入れられない時、
それは失う覚悟ができてない可能性があります。
「得る」と「失う」は表裏一体です。
理想の自分になるためには、
得ることを受け入れると同時に、
失うことを受け入れる必要があります。
理想に向かって進むとき得ることに焦点は向きやすいですが、失うことには焦点が向きづらいです。
しかし、失うことにも焦点を当て、それを受け入れる覚悟をすることで、得るスピードも加速します。
では何を失う覚悟を持てば良いのでしょうか?
得ることにより何を失う?
得ることによりまず失うのは、
まず第一に、現状の安寧です。
理想に近づくということは、
現状から変化するということです。
理想に近づくというのは良いことだけではありません。
人間関係や職場、趣味嗜好、生活リズムなど、
現在 好ましいと思っている もしくは変えなくても良いと思っているものも変化する可能性が高いです。
それらの快適で慣れ親しんだものを失う覚悟をする必要があります。
変えたい部分だけ 一部変えるということも可能ではありますが、理想というように大きなものに向かっていく場合 一部の変化では足りないでしょう。
今のままの自分では到達できない位置にあるのがあ理想というものですから、それを得るためには 今の自分というものを失う必要があるのです。
そして 第2に、
得たものを失うこと覚悟です。
得ると失うは表裏一体です。
欲しかったものを得た瞬間にそれを失う可能性を持つのです。
例えば、
理想のパートナーを得ると、
同時に、
理想のパートナーを失う可能性を得るのです。
パートナーがいなければ失う可能性はありません。
しかし得た瞬間に失う可能性が生まれるのです。
そして私達はいずれ死によってすべて失います。
得ることばかりに焦点があっていると、
失う覚悟ができておらず、
無意識下で失うことに恐怖し、
失わないように選択を行ってしまいます。
失わないようにするということは 得ることもありません。
得ることがなければ、
失う可能性をゼロにしておくことができるからです。
ですから私たちは、
理想があった時、それを得る覚悟をして必要な行動をとっていくことと同時に、
現状の安寧と、理想を失う可能性を受け入れる覚悟をする必要があるのです。
失恋が怖いから恋人を作らないのは、
本末転倒です。
私達は色々な経験をするために存在しています。
失うから得ることに価値を感じ、
大切にすることができるのです。
今当たり前にあるもの、
これから得ていくもの、
それらをいつかは必ず失うことを受け入れる覚悟を持ちましょう。