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【AJシリーズ】AIR JORDAN4-エアジョーダンの救世主モデルを知ろう!-
AJ3までの振り返り
1985年にNBAにデビューし、スラムダンクコンテストで優勝するなど、目まぐるしい活躍を見せるマイケル・ジョーダン。87年から88年に彼の足元を支えたエアジョーダン3は、ジャンプマンロゴやビジブルエアなど、新しいアイコニックなテクノロジーを搭載していました。
シリーズ4作目のエアジョーダン4では、本作にしかない特別なロゴが入るなど、ジョーダンシリーズの中でもとても特徴が多いモデルです。
エアジョーダン4がシリーズに与えた影響、そして4を履いたマイケル・ジョーダンの活躍ぶりをご紹介します。
エアジョーダン4を知るキーワード
"Flight""The Shot"「テクノロジーの進化」
エアジョーダンシリーズの救世主〜売り上げ絶好調!〜
エアジョーダンシリーズは、それまでの3作目までにおいて、ジョーダンの活躍と共にスポーツシーンに大きな存在感をみせることに成功しました。
しかしエアジョーダン2、3は比較的玄人好みのデザインでもあり、ナイキが目指すセールスを記録できずに伸び悩んでもいました。
そこで、背水の陣で挑んだ第4作目は、前作に引き続きデザイナーのティンカー・ハットフィールドの手により、大胆なモデルチェンジを敢行します。
アッパーには通気性をアップさせるために、バスケットゴールをイメージしたメッシュパネルを使用。さらに、ヒールプロテクターもバスケットゴール型に仕上げました。
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アッパーには多くのプラバーツが使われており、こうした仕様が黒人を中心にした“新しいモノ好き”に受け、エアジョーダン4は一躍人気モデルの仲間入りを果たし、人気が下降気味であったエアジョーダンシリーズの名をアメリカ中に轟かせることになりました。
特徴的なデザイン-Flight ロゴ-
エアジョーダン4では、デュラバックと呼ばれる人工皮革をシリーズで初めて採用し、フィット感、ホールド性を向上しました。また、前作エアジョーダン3に引き続き、ヒールにはビジブルエアを装備し、4分の3カットを採用しています。
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耐久性に優れた素材を使用したエアジョーダン4は、通常バッシュは1試合で履き潰してしまうところを、3試合履いても劣化しなかったと言われています。
そして最大の特徴はシュータンラベルや箱に"Flight"のロゴが入れられている点。
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Flightとは、ナイキが軽量スペックのシリーズとして1989年に体系化したラインで、コート上での機敏な動きを求められるポイントカード、シューティングガードといったスピード系のプレイヤーにピッタリのコレクションのことです。
エアジョーダン3までの不発を受け、エアジョーダン4以降は独自のラインではなく、Flightの系統に位置付けられることとされており、その証として刻まれたのがこのロゴです。
しかし、それはエアジョーダン4の大ヒットによって立ち消え、バスケット市場における確固たるポジションを築くまでになりました。
それ以降ジョーダンシリーズにFlightロゴは使用されることはなく、結果としてこのロゴはエアジョーダン4のみの仕様となりました。
現代の復刻シリーズにも踏襲されているこれらのディテールには、長い歴史の断片を垣間見ることができます。
ちなみにシュータン裏のエアジョーダンの文字が逆さになっています。これは当時、黒人の間でシュータンを裏返して履くスタイルが流行っていたためと言われています。
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マイケル・ジョーダンの活躍〜伝説のThe Shot〜
エアジョーダン4を履いた1988年から89年シーズンのジョーダンは、3年連続の得点王に輝くと共に、初の最優秀ディフェンス賞も獲得します。
また、プレーオフ最終第5戦のキャバリアーズ戦では、ブルズが残り3秒で100対99とリードされていましたが、ジョーダンが劇的なブザービートを決め見事逆転勝利しました。いまだに語り継がれるこのシュートは"The Shot"と呼ばれています。
喜びの飛び上がりがとても印象的です。また、覇王色の覇気を発動させているためか、1人相手選手がぶっ飛んでいます。
The Shotを決めた際に履いていたカラーは、ブレッドと呼ばれる赤と黒のモデルです。
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OGモデル
AJ4のオリジナルカラーは、Bred、Fire red、White Cement,、Military,Blueの4色で発売されました。
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引用元:NIKEスニーカー図鑑
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引用元:NIKEスニーカー図鑑
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引用元:NIKEスニーカー図鑑
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引用元:NIKEスニーカー図鑑
エアジョーダン4の楽しみ方
唯一の特徴である"Flight"ロゴを愛でる、という楽しみ方を提案します。愛で方は人それぞれです。眺めるもよし、話しかけるもよし、散歩するもよし。
エアジョーダン4の楽しみ方
・"Flight"ロゴを愛でる
・実際にFlightしてみる
まとめ
エアジョーダン4は、現代でも特に人気の高いモデルで、スニーカーブームが落ち着いてきた今でも即完することが多いです。
人気の理由はもちろん高いデザイン性にあると思いますが、エアジョーダン3までの売上により存続が危ぶまれたエアジョーダンシリーズを確固たる地位に押し上げたという歴史にも注目したいところです。
私もプライベートでよくジョーダン4をよく履きます。とても戦闘的なデザインなので、履くたびに気持ちが前向きになる、そんなスニーカーです。
ぜひみなさんも、1足、手にとってみてはいかがでしょうか。
それでは楽しいスニーカーライフを!