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Day2 はじめての同伴

今からキャバクラでの出来事を書きます。お酒を飲む場所で法律上は風営法の規制対象のスペースでの話です。
そのような話が苦手な方は、ブラウザバックをお願いします。
キャバクラで働きたいけど、とんな感じかわからんという女性や都内のキャバククラってどんな感じやなんというオジサン向けの記事です。

最初にお断り

 さて、18時までにお店に入ればよいということで15時半に待ち合わせを打診してみる。
結果、「16時前に新宿駅」となった。

 同伴のお店選びは非常に重要である。
キャストがどこに同伴に行ったか?
と誰かに聞かれたときに、特徴が分かりやすいことが大事。
そして、最初はカラオケのような個室は避けた方が、お互いのためだ。

ベストは半個室。

安全な場所であることを共有し、入口に近い方に座ってもらう。まずは、安心してほしいもの。

同伴は3回くらい重ねる中で仲良くなるものだ。

#なんのはなしですか

 幸い歌舞伎町は昼からお酒飲むところに困らない。
テーブル席にバリ島のインテリアや小物が置いてある居酒屋の半個室を予約した。
これもドタキャンされることを前提に気楽に考えたほうがよい。
何か事情があるかもしれないし、昨日会ったばかりだ。

 だからこそ、約束を守るということがポイントになってくる。

信頼というカウンターをひとつずつアップさせていくことは同伴だけではない。

 新宿に慣れておらず、人混みの中で「紫かベージュのコート」という何色かわからない申告をしてきたラムちゃんを見つけたときは、うれしかった。

 駅からこの道を行くとお店につながると説明して、程よく離れた居酒屋にお連れする。
本日は私の体調の問題があり、単一の味付けとなる焼肉店は避けた。

 サングリアで乾杯して、ローストビーフでお肉のリクエストに応えていく。
唐揚げを頬張る姿にも幼さを感じる。
事情があって時が止まっているのか、とも思う。コロナ禍のときに学校の卒業が重なったり、事情や志望で人生さまざまであろう。

 さて、お店のボーイの目がないところで紳士的である一方で未練をダダもれさせるところがオヤジの流儀だろう、と思いつつ。

キッチリと楽しい時間を過ごしていく。

途中、日本酒もかなりいけることもわかってきた。
なにより、半個室の掘りごたつは距離感がバグる舞台である。

 そして、最も大事なことは時間通りにラムさんをお店にお連れすることだ。
遅刻はラムさんの罰金となるだろうし、何よりお店からの私への心象を著しく落とす。

信頼カウンターは店のスタッフとの間にもあるものだ。

さて、13日は成人の日。
ラムちゃんは連勤だという。
なので、もう一回同伴することに。


Day3に続きます。

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黒田裕
恋愛エンディング小説として体験したことや思ったこと等々を記しています。 共感してくださる方やオトコのココロの内をのぞいてみたい方がいたら とってもうれしいです。チップしていだけると励みになります。 よろしくお願いいたします。