見出し画像

Day3 成人の日

今からキャバクラでの出来事を書きます。お酒を飲む場所で法律上は風営法の規制対象のスペースでの話です。

そのような話が苦手な方は、ブラウザバックをお願いします。

キャバクラで働きたいけど、とんな感じかわからんという女性や都内のキャバククラってどんな感じやなんというオジサン向けの記事です。

最初にお断り

 13日は成人の日だ。ラムちゃんは21歳。
22歳あたりまでは何歳が成人か曖昧だろう。18歳でお祝いしたのか、去年なのか。

そんなことを考えながら新宿に向かう。
ラムちゃんと会う前に所用を済ませておく。
そこにラムちゃんからLINEが届く。
「早くても16時20分に新宿に着きます。」
ここは、あせっても仕方ないので、
「トホホ」
と返す。

その後、タクシーで新宿まで来ると連絡があり、新宿の交番前で待ち合わせ、となった。
交番前に佇んでいるときに職質されたときのシミュレーションをしてみた。
「何してるんですか」
「待ち合わせです」
「だれと」
「ラムちゃんです」
「ラムちゃん?どんな関係ですか?

「まだ、関係ないです。これからです」
「なんのはなしですか」
ついに国の公僕に、なんのはなしですか、
と言わせしめたか、と緩んでいた。

そこへ、
「メールくれた方ですか」
とオンナ型の人物が声をかけてきた。

黒いタイトミニスカートに紫色のセーターで胸を強調している。

ここで、私の妄想センサーが作動する。
この胸はホンモノだろうか。
昨日のラムちゃんの姿と比較する。

 固くならない。

つまりは、揉みたくなーる
ではないということなんだな、
と思い当たる。

私にも都会の中で野生の勘が残っていたようだ。

おそらく、少し前に近くにいたオジさんだろうと思いあたる。
サーと引き潮のように駅に向かっていたオジさんがいた。

「違うんだよね。」
と丁寧にお応えする。
その方もサーと駅の方へ向かっていった。

#なんのはなしですか

タクシーが到着した。
飛ばした運転だったので酔ってしまった、とのこと。
さらには、髪を編み込んでいて、ツインテールだった。破壊的だった。
少しクラクラしながら昨日と同じ店の似たような席に着く。

実は、スマホから注文するスタイルの店なのだか、日本酒が「日本酒・焼酎」のカテゴリになく「果実酒」のカテゴリにあるトリッキーな店だった。

学習機能を最大限にし、たまに「ダメ、ダメ」とあやしてもらいながらお酒をいただいていく。
濃いめの余韻を残しつつ、余裕を持ってお店に向かう。

お店の中は、ユニークな諸先輩が多かったがX氏、Y氏はいらっしゃらなかった。

途中で別のキャストとも話して、バランスをとるためにラーメン屋さんへ行って反省会をした。
ニクニクをたくさん摂取してラムさんに急接近することを我慢した。


ラムちゃん










いいなと思ったら応援しよう!

黒田裕
恋愛エンディング小説として体験したことや思ったこと等々を記しています。 共感してくださる方やオトコのココロの内をのぞいてみたい方がいたら とってもうれしいです。チップしていだけると励みになります。 よろしくお願いいたします。