キラキラ輝く喜びを見つけた日 ─Poppin’Party HAPPY PARTY 2018!
BanG Dream! 5th☆LIVE@幕張メッセDay1(2018.5.12)、Poppin’Party HAPPY PARTY 2018!に現地参加しました。
結論から言うと、ポピパのバンドとしての結束がより強固なものになって、見ていて安心感のある、素直に楽しいライブでした。
日本武道館という大舞台を経てますますパワーアップした5人の姿は、ステージの上でキラキラ輝いていました。
記憶が新鮮なうちに、感じたことをまとめておこうと思います。
ほぼ全曲さらってるので、長いです。
⚠以下、セットリストや内容に関する言及を多数含みます!⚠
↓↓↓
Poppin’Party HAPPY PARTY 2018! セットリスト
〈OP ACT by THE THIRD(仮)〉
OP-1. That Is How I Roll!
OP-2. えがおのオーケストラっ!
OP-3. Don't be afraid!
OP-4. R.I.O.T
(OPムービー)
M-1. ティアドロップス
M-2. 走り始めたばかりのキミに
〈Special Medley〉
M-3. 私の心はチョココロネ
M-4. STAR BEAT!〜ホシノコドウ〜
M-5. 前へススメ!
M-6. 夢見るSunflower
(幕間映像1)
〈Acoustic Part〉
M-7. Time Lapse 〜Acoustic Ver.〜(愛美、大塚紗英)
M-8. Yes! BanG_Dream! 〜Acoustic Ver.〜(西本りみ、大橋彩香、伊藤彩沙)
M-9. STAR BEAT!〜ホシノコドウ〜 〜Acoustic Ver.〜
(幕間映像2)
M-10. キラキラだとか夢だとか〜Sing Girls〜
M-11. 夏空 SUN! SUN! SEVEN!
M-12. 八月のif
M-13. 夏のドーン!
M-14. CiRCLING
(幕間映像3)
〈Encore〉
EN-1. Light Delight
EN-2. Happy Happy Party!
開幕早々、THE THIRD(仮)のポテンシャルの高さを感じる
まず、オープニングアクトからブチブチにブチ上げてきました。
Raychellさんの力強い歌声、ホント好きです…。
生歌を聴くのはブシロードライブ以来でしたが、ベースを携えさらに進化してました。
そしてえがおのオーケストラっ!でボーカルを務めたKey.の倉知玲鳳さん、声がカワイイ。さすが声優さんや……
夏芽さんは安定感ハンパないですね。リズム&パワードラマーです。
そして正式メンバーとなったGt.小原莉子さん、可愛らしいルックスとは裏腹にアタッキーな演奏、良い。
度肝を抜かれた初手ティアドロ
M-1. ティアドロップス
M-2. 走り始めたばかりのキミに
これはさすがに予想していなかった。
武道館でやらなくてごめん、お待たせ!と言わんばかりに1曲目から仕掛けてきました。
誰がなんと言おうとティアドロはヘドバン曲です。
オタク棒を振るよりも頭を振りたいオタクとしてはウォーミングアップなしでいきなりフルマラソンを走らされる感覚で面食らいましたが、文句なしに高まりました。
イントロのはっしーのシンバルチョーク(シンバルを手でミュートしてジャッ!てやるやつ)が大好きです…
欲を言えば3rdライブのときのライブアレンジVer.イントロのように、りみりんのスラップバキバキベースとさえチの挑発的なワウ捌きが拝みたかったですが。
(女の子がワウペダル踏んでるのっていいですよね。誰か分かってくれ。)
はしキミの間奏であいみんとさえチが向かい合って演奏してたのが非常にエモだった。
落ちサビのあいみんのしっとりとした歌声が感傷を誘います。
スペシャルメドレーの選曲に意志を感じる
M-3. 私の心はチョココロネ
M-4. STAR BEAT!〜ホシノコドウ〜
M-5. 前へススメ!
M-6. 夢見るSunflower
メドレーの選曲、攻めてる。
ライブの定番曲として不動の人気を誇るスタビをはじめ、人気曲をメドレーに組み込むこと。それは一つの挑戦だと思います。
たぶんフル尺で聴きたかった人もいると思う。
これらの曲はTVアニメの挿入歌として使用された、彼女たちの「前進」を象徴する曲たちです。
そして、アニメのストーリーを意識した構成で進行した武道館ライブで、大きな役目を担った楽曲たち。
彼女たちは武道館で大きな前進を成し遂げた。この曲たちは、その過程を描いたものであり、その先に彼女たちが見つけたパーティーのような楽しい場所が、今回のライブ。
だからいま一番見てほしいのはいまを楽しむ彼女たちなんや!
そんな意志を持った選曲のように感じました。
ライブコンセプトに隙がない。
あとスタビのサビで髪を振り乱すさえチがすごくカッコよかった。
夢見るSunflowerのラストであやさちゃんがカメラ目線でサンフラワースマイリングをキメてくれたのもとてもよかった。
アコースティックパートは安定の心地良さ
M-7. Time Lapse(愛美、大塚紗英)
M-8. Yes! BanG_Dream!(西本りみ、大橋彩香、伊藤彩沙)
M-9. STAR BEAT!〜ホシノコドウ〜
Time LapseのAcoustic Ver. 、シビレた…
お互いに目で会話しながら感情をぶつけ合う2人。
そして軽快ながらも力強いカッティングが心地良い。コーラスが美しい。
続いて通称ベイビー3のYes! BanG_Dream!。
あやさちゃん、ダンシングキーボーディストと化す。
そんなあやさちゃんは「皆さんのんびり聴いてください」と言っていましたが、これまたコーラスが美しくてのんびりどころか前のめりで聴き入ってしまいました。はっしー歌うますぎ…
りみりんのフレットレスベースが奏でるなめらかな低音に癒やされました。
そして大好きなスタビのAcoustic、あいみんとはっしーのハモリがやっぱすごい。
はっしーは星型タンバリンをスティックで叩いていましたが、今回も無事に破壊してました。
エンタメに振り切る幕間映像
幕間では、ポピパの5人がさらなる成長のために各種強化特訓を受け(させられ)るヤバい映像が流れました。み○み○ミ○キィと同じ香りがする(小声)
誤解を恐れずに説明すると、ライブ本編とはほぼ関係なかったです!
そう、このライブはパーティーなので基本的に何でもありです。ある意味幕間映像が一番パーティー感はあった。
さえチ→路上ライブ
りみりん→殺陣
はっしー→筋トレ
あやさ→ダンス
あいみん→色々な主人公になりきる
ライブに向けて強化するため、という謎の理由で各々が受けた特訓。
基本的にエンタメ色の強い映像なんですが、さえチが自身のルーツでもある横浜タカシマヤ前で弾き語りをしているときの観客の一人が、当時(4年前)の観客の一人だったという感動展開もありました。
りみりんはいつも通り武器を振り回してたし、はっしーはいつも通り筋トレをしてたし、あやさちゃんはいつも通り楽しそうにダンスをしてた。
そして特訓の成果が発揮される
M-10. キラキラだとか夢だとか〜Sing Girls〜
M-11. 夏空 SUN! SUN! SEVEN!
幕間明けは、みんなの近くに行きたい!というはっしーの希望を叶えるべく5人横一列での演奏からスタート(ドラムへの負担減という配慮も見て取れた)。
キラキラだとか夢だとかの間奏、竿隊がモニタースピーカーに片足を乗せてかき鳴らす姿が輝いてました。
そして夏空 SUN! SUN! SEVEN!では幕間映像での特訓の成果を披露するメンバーたち。
りみりんはあいみんと向かい合ってベースvsギターの殺陣、はっしーはちっちゃいダンベルで筋トレ、あやさちゃんはダンス。
文面にすると意味が分からないですが、現地で観ていた自分も意味が分からない(笑)
とにかく5人ともとても楽しそうだったのでこちらまで楽しくなりました。
夏のように熱くなる会場、そして最後はひとつの輪に
M-12. 八月のif
M-13. 夏のドーン!
M-14. CiRCLING
次いで、夏を象徴するような曲を立て続けに披露。
八月のifは言うまでもなくツインボーカルの掛け合いとハモリが…もう本当に素晴らしい。
初披露の夏のドーン!ではポピパの5人もグッズの法被を身にまとい、会場は完全に夏祭りの様相に。
背中のキャラ絵を主張しまくる5人が可愛かった。
さえチは法被のシワでおたえが隠れないように左手を横に伸ばしていて、(文字通り)弛まぬおたえ愛を感じました。
バックモニターには花火、そして間奏でのタオル回し。
これをいつか野外の夏フェスとかでやりたい…
アンコール前ラスト、CiRCLING。
観客全員で両手で輪を作って「輪!」コール、楽しかったなあ。
演者と観客の一体感。これぞやはりライブの醍醐味ですね。
不安や挫折を乗り越えて見つけた喜び、そして楽しさ
最後の幕間映像は、あいみんがスター性を強化すべく、様々な「主人公キャラ」になりきって演技をするという趣旨のもの。(格闘系主人公とかラブコメ主人公とか)
無事に主人公力を高め、あいみんのスター性は格段に上がった!
しかしここでスタッフから哲学的な問いが投げかけられる。
「本当の主人公力とは?」
そして手渡されたのはメンバー4人からの直筆の手紙。
リーダーとしてのプレッシャーもあるのだろう。
一人で抱え込まなくていいんだよ、みんなが側にいるからね。そんなメッセージに涙ぐむあいみん。
そう、本当の主人公力とは、「まわりのみんなから信頼される」ことだったんですね。
信頼できるからこそ、みんなで支え合える。
EN-1. Light Delight
感動で締めた幕間からのアンコール1曲目Light Delightの流れで鳥肌がヤバかった。
声を震わせ力強く歌い上げたあいみん、カッコよかった…
「この世界は一人じゃないよ──」
エモすぎる……
EN-2. Happy Happy Party!
最後はみんなが笑顔になってほしい。
そんな5人の願いを乗せて、ラストを飾ったのはこの曲。
ライブタイトルにもその名を冠した、まさに今回のライブコンセプトを体現する曲です。
全員でClapping!するの、楽しい。
ラスサビの特効でメンバーカラーの風船が飛び交い、色とりどりに彩られた会場はさながらパーティー会場のようでした。
総括
楽しかった…
いや、適当ではなく、冒頭でも述べたように素直に心から楽しいと思えるライブでした。
武道館ライブのときは、メンバー5人が各々に自分への宿題を課していて、自分との闘いをしていた印象でしたが、今回のライブでは少し肩の力を抜いて、5人でライブを自由に楽しんでいたように思いました。
ラストのMCでさえチも言っていたように、プロジェクトが大きくなる度に責任感やプレッシャーも大きくなるけど、メンバーがいるから頑張れる。楽しくライブができる。
それこそまさに、「バンド」なんですよね…
(音響が怪しかったりもしましたが(そもそもハコ自体がライブ用じゃないのもある)、それはまた次のライブに向けた伸び代ということで。
演者の本気のパフォーマンスはいい音で聴きたいですからね。PAさん超がんばれ。)
バンドとしてさらに強い絆で結ばれたPoppin'Partyの最高に楽しいパーティーを終えて、演者も観客もキラキラな笑顔になりました。