子育ての難しさと、自分を「信じる」チカラ

子育ては、難しい。
人のこころを育み、成長を促し、健全な自立をサポートすること。

言葉にするのは簡単。

だけれど、

何事においてもそうだけど
実際に「できるかどうか」は、別で。
そこには、雲泥の差がある。

どんなに努力したり求めても「できない」こともあれば
理屈もわからないし、特に頑張ったわけでもないけど
「できる/できてしまう」ということもある。

こどもができると、「やるべきこと」が一気に増える。
人によってそれがイコール「やりたいこと」にもなるけれど。
一旦「親と子」という関係性ができあがると、
そこに「義務」として生じてくるものは、実際に多く。
その責任と、社会や他人からの目に、
「押しつぶされそうだ」と感じてしまう人は少なくないと思います。

子育ては、
わたしは換えのきかない「価値の高いもの」だと
そんな風に捉えています。

大切な存在が、自分を「親」として信じ、慕い。
だからこそ、「与えること」の喜びを知り、経験し
人間として、いち親として、深く学んでいくそのプロセス。

それは
この上ない「幸福と喜び」になると同時に
この上ない「プレッシャー」となり得る。

親という存在は、
子の誕生によって、
そういう「素晴らしい機会」
大きく「成長する時間」を与えてもらえると思います。

かと言って、
望んでも、努力しても
子供に恵まれない人たちには「成長する機会」がないかというと、そういうことではなくて。

いのちは、
人間レベルではコントロールができない。
人工的に受精もできるけれど。
そういうことではなくて。

あくまでも、
自然な摂理法則でいうと
いのちは、然るべくして「宿る」もの。

なので、しかるべくして「宿った」人には
漏れなく「自分の親子関係」と深く向き合う機会を与えられている。

そんな風に、わたしは思っています。

子育ては、
本当に深く。難しいです。
愛するひとを育むために
様々なことが必要になってくる

このご時世、誰にどこで何を言われるかわからない。
誰にどこで「証拠」として晒されるかわからない。

そんな「人に晒される」恐怖も、今はある。

リアルな人間関係で「こじらせがち」な人。
リアルな人間関係で「困っている」という人が
SNSで助けや共感を求めることは、多いです。
というか、そうなってしまうのは、自然な流れだと思う。

SNSで救われることは、ある。
「有益な情報」「共感」を得ることで安心できることはある。

けれど、
一歩間違えたら「非難」「炎上」に繋がる。

小さな「失敗」が
あっという間に「大惨事」になることだって、ある。

そういう意味で、
失敗しにくい世の中だなと思う。

そう思いませんか?

昔は芸能人やテレビに出ている有名人だけが「叩かれる」と。
人目に晒されるなんて、一般人はなかった。
お金を沢山稼げる人が「リスク」「対価」として人目に晒される。
エネルギー的に「対等」だったと思うけれど。

今のネットの仕組みでは、
お金の価値も変わり、色々と大事なところが「大きく」変わってきている。

だから、
不安や混乱も、あるし。起きる。

とにかく、
今は、簡単に、誰でも。
普通の一般人の投稿が、
一瞬で「日本中の目」に晒される時代です。

子育てについても
すごく「慎重」になっている人は多いんじゃないでしょうか。

「自分らしく」生きる過程で、
「こども」や「親」や「夫」のような
近しい関係性の人との間で、
まだまだ「選択」に悩んでいるという人は多いと思います。

色んな理由で
なかなか「公的機関」に繋がれない人もいると思う。

子育ても、親子関係も
「社会」とは別の領域であり
自分自身と深く向き合うことが必要になってきます。

子育てがしんどい。辛い。逃げたい。
そういう人は「社会」(仕事)の方が、やっぱり楽です。
そちらに、逃げ道や居場所を求めやすい。

社会は、「評価」がとても分かりやすいから。
雇われて働く分には、与えられた仕事があり。
自分の体力と時間を対価に、言われたことに従っていれば
わかりやすい結果(お金)が出るし、与えてもらえる。

子育ても親子関係も、そうはいかない。

「評価」してくれる相手は「こども」であり。
しかも、「結果」としていうのであれば
その人が「大人になってから」しか、わからない。

とても「不確か」で「答えがない」もの。

子育てにも
親子関係にも
ものすごい「忍耐力」「精神力」がいる。

お互いに「成長」が必要になるのはもちろん
親にしろ、子にしろ
なにより一番「縁が深い」相手なのが、
親と子なのだから。

自分の「感情」に深く触れてくる。
自分の「記憶」とも。

だからこそ、悩むわけで。

特に、女性は
妊娠と出産を経験します。

どちらも、「身体」でまるごと体感しているので
男性と比べて、どうしたって「感じている」ものが強い。

子育てにおいて「責任感」だったり
心理的な「結びつき」が強くなってしまうのは
仕方がないこと。

だからこそ「依存」「執着」も存在していて。

女性は、こどもに依存したり執着してしまいがち。
男性よりも、それはどうしたって「強い」のです。

だからこそ

母となる女性は
自分自身の「親子」という関係性において
自分自身のことをクリアにしておく必要がある。

自分自身を「信じられるかどうか」が
こどもを、「信じられるかどうか」に深く繋がっているから。


あなたの世界は「信じられる」ものか、どうか。
あなたの世界を「クリア」にしておくこと。



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