幸せ恐怖症 vol.2

母と娘の関係性が、娘の「幸せ恐怖症」の原因になる。

趣味もない、友達もいない。
夫は「親が決めて、自分が知らないうちに結婚が決まっていた相手」で。

そんな母にとって
「娘」だけが
唯一母にとっての「自由」であり「大切なもの」
になった。

けど、

その反面、

母はわたしに「嫉妬心」をむき出しにしてくることもあり。

わたしは母から、本当に強く「相反するもの」を
感じながら18歳まで共に過ごしてきた。

母は、外見がよくない。
父は、顔が整っており「男前」な顔立ちをしていた。
わたしは「父似」だったので、昔から「かわいい」と言われることが多く
母はわたしに「嫉妬心」を向けていた。

父がわたしと「仲がいい」ことも、内心よく思っていなかったし。
不器用な父が、普段から母にプレゼントをあげたりしないのに
わたしにだけは「身に着けるもの」を買い与えることに
母は良い気はしていなかった。
ボヤいている母をみて、感じながら「気まずい思い」を
何回もしたことがある。

母は、わたしを「自分の思い通り」にはしたかったけれど。
「女としての劣等感」も強くあったせいで
わたしのことが「気に入らない」という気持ちも強く持っていた。

母は、わたしに彼氏ができて「父親と(精神的に)疎遠になる」
ようになると、途端に「わたしの味方」をするようになり。
その態度は、なかなかに、あからさまだった。

父とわたしの距離が離れれば
父を「独り占めできる」と、思ったんじゃないだろうか。

母にとって、思春期以降のわたしは「敵」でもあった。

母親が「女としての劣等感」があり、
娘が「見た目がいい」だとか「女としてモテるタイプ」だと
こういう「母親の嫉妬」は、生まれがちだ。

そうなると

娘は、「幸せになろう」としても
何かにつけて、母親が「邪魔」しに入ってきたり
勝手に「嫉妬心」を沸き立たせて、攻撃をしてくる。

娘が思ってもみないところで
勝手に「発動」させていたりするので、
本当に危ない。

母親が「女としての劣等感」が強い場合は
本当に、気をつけないといけない。

親は
だから、本当に
こどもを愛しているのなら
自分の「劣等感」に向き合う必要
がある。

そして、
母親自身が、きちんと
自分の手で「幸せ」を掴み取り

こどもに、きちんと
あなた「も」幸せになってね、と。

決して

わたしは「不幸だけど」
あなたは「幸せになっていいからね」

なんて。

こどもが、一生「気を遣う」ことがないように。

母親という役割の女性は、
ちゃんと、
自分で「自分を幸せにする勇気」を
もつ必要がある。

幸せ恐怖症は
こどもにとって
娘にとって

「不幸」でしかない。


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