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最初から回線不調なNURO光に約10万円取られそうな話

光回線のトラブルはよくあるようですが、自分もそれにハマってしまいました。以下は「誰にでも起こり得る不可避なリスク」と感じましたので注意喚起になればと思います。


概要

・7月にフレッツ光からNURO光に乗り換えた
・最初から数十分に1回途切れる(20-30秒ほど)が続く(有線無線同時に)
・サポートは再工事、機器交換など対応するも改善せず(返答は遅い)
・現在はサポート対応中(いつまでかかるかは答えられない)なので、途中で解約すると当初返金キャンペーン対象だったテレビアンテナ工事費(52,800円)初期工事費(44,000円)などは当然返金不可。もちろんそれ以外の初期費用、毎月の使用料なども。

回線不調よりも問題なのは

問題点は途切れるかどうかというより、
Q:万策尽きて直りませんねとなった時に何かしらの保証はあるのか?
A:やってみたら改善するかもしれないので現時点では答えられない

Q:数十分に1回途切れるというのもベストエフォートの範疇として諦めるしか無いのか?
A:まずは機器交換や調査など1つずつ試していくしか無いので現時点では答えられない

Q:サポートの返信が遅いことにより月を跨いだりしたらその分の利用料などはどうなるのか?
A:改善するかもしれないので現時点では答えられない

(これらの返信1ターンに数日かかる)

回線の速度は保証されていないというのと、キャンペーンはxxヶ月継続で成立=途中で解約したら権利放棄、というのは重々承知なのですが、数十分に1回必ず途切れる(有線も無線も同時に)、それがずっと繰り返されるというのは想定外でした。自分が契約してきた光回線では一度も経験をしたことがないのですが、よくあることなのでしょうか?

「xxヶ月継続」というのはあくまで、サービス側が最低限のクオリティを満たしていること前提だと思っています。

自分に非があるとするなら「光回線は頻繁に途切れることはない」と思い込んでいたことでしょうか。その代償が約10万円

しかし、これが成立するなら「新車を売るとは言ったが途中でエンジンが切れないとは言ってない」というような言い分が成立してしまいます。そういった商法は現代の日本でもアリなのでしょうか。

なぜか答えてもらえない

最低限「改善不能な不具合であると正式に認められた状態」になったらどういった対応になる可能性があるのか。これに対しての返答が欲しいです。

仮に「途切れてるとしてもベストエフォートの範疇なので諦めてください。毎月の利用料は発生しますし、途中でやめたらキャンペーンは受けられません、絶対に」というスタンスであるなら、諦めるしかありません。

消費センターにも相談しましたが、契約書にサインしたりしているので、法的にはそうなってしまうようです。(クレームをお伝えすることは出来るが指導、強制することは出来ない)

それなら(腑には落ちないながらも)さっさとお金は諦めて解約するのですが、絶対に明言はしません。先方が提案するさらなる機器交換や調査?などを実行するには確実に来月にはなりますし、その先の見通しはまったくついていません。

「地域の設備や近隣の回線状況も日々変化があるかもしれない」と言っていたので、それはたしかにそうなのですが、いつまでかリミットを決めないとこちらも次のアクションが取れません。

「◯ヶ月色々やってみてダメだったら〇〇を保証します」とかならわかるのですが、結局こちらの根負け待ちみたいな気がしてしまいます。

自分に残された二択

・いますぐ解約(約10万円は捨てる)
・直るかもしれない、あるいは直らなくても何が保証されるかもわからない状態で、言われたまま継続する

たまに途切れるくらい我慢しろよ、と思う方もいるかもしれませんが、生配信やゲームなどをやる方であれば、それでは使い物にならないことがわかると思います。1時間に1,2回は確実に落ちます。それがずっとです。

いつまで続くのかわからない状況を考えたら前者しか選択肢がありません。次の新しい回線業者と契約するなら2回線はいらないのでなおさら。

契約社会ってそういうものでしょとも思いますし、ひとつずり切り取って考えたらそうなるよねとも思いますが、「自分は悪くないのに自分だけが負担…?」と思ってしまいます。

正直これはNUROだけがどうのというより、光回線業者はどこもこういった仕組みになっているので(その後の対応の良し悪しはあるかもしれませんが)構造そのものに問題がありそうです。

2022年に光回線などの固定回線について電気通信事業法が改正され、いわゆる◯年縛りの途中解約に対する違約金は月額利用料金相当までとされているとのことで、確かに昔は違約金数万円とかだったようなと思いつつ、違約金ではない別の形(初期工事費やアンテナ設置費など)で事実上縛っているという状態に見えました。

違約金周りはクレームを入れたら返金されたという投稿も見たのですが、キャンペーンという姿になるとまた話は変わるのでしょうか。

ちなみに

情弱乙wwって思う方もいるかもしれませんが、光回線はガチャであるとも言われているので契約してみないと回線状況はわからないという実例でした。回線を引くには工事が必須になるので、当然費用も必須です。一回2〜4万円あたり。初月の利用料や初期手数料的なもの、違約金などもあるので、誰が引いたとしても「ハズレが出てもなにも保証してもらえない一回数万円のガチャ」になります。

次の新しい回線業者を選ぶにあたって、ガチャのリスクを減らす対策としては、
・初期工事費が安めのところを探す(フレッツ系は2万円代っぽい)
・キャッシュバックキャンペーン系は無くなることもある気持ちで
という感じでしょうか。消費者側のリスクが大きすぎる気もしますが。

キャンペーン系に期待しないと書いた矢先ですが、「前の回線業者から乗り換えに対して、違約金と工事費残債相当を〇〇ヶ月でバック!」みたいな乗り換えキャンペーンをやっているところが多いです。そういうところに乗り換えしようとは思っていますが、結局はこれらも全部同じことで、また不通が起きて途中解約したら権利放棄です。そしてアンテナ設置費は特殊なので対象外です。

ちなみに今回のキャンペーンに関しては、元々テレビアンテナが欲しかったわけでもなく、
「元のフレッツ光(テレビ回線もセット)を解約→代わりのアンテナ設置費用はキャンペーンで相殺出来ますよ」と言われたので契約をお願いしたまでです。

アンテナ代はこちらで建て替えで、最初は3万いくらと聞いていたのに対して当日工事の業者さんが「自宅を見たところ屋根裏に配置するタイプにも出来そうです。嵐等での破損のリスクも減らせます。52,800円になりますが全額返金キャンペーンの金額内です。どうしますか?」と聞かれたので屋根裏タイプにしてもらいました。この時は途切れるだなんて想像もしていなかったので。

今思えばそういうことだったんですね。別に騙してるつもりもないだろうけど、万が一なんかあっても、代理店もアンテナ屋も管轄外だし、だったら高い方を勧めとけっていう。これが詐欺集団の手口なら、悪い人に騙されちゃったんですねーで納得出来たかもしれませんが、みんなそれぞれの仕事は一生懸命やってると思うと、モヤモヤが残ります。

基本的に他人を信用せず熟考する(しすぎて頭痛くなるくらいの)慎重なタイプなのですが、警戒していても結局契約書にサインしないと話は進まないというわけで、光回線契約の契約にはご注意ください。誰にでも起こり得る可能性があります。

※これを書いている2024.08.23現在ではまだ解約してませんので、「約10万円とられそうな話」にしてますが、今月中には解約すべきだなとは思っているので正式にお金取られたら「約10万円とられた話」として何かしら更新したいと思います。

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