味噌汁といえばコレ!人生に影響を与えたシーン
ジブリの食事シーンは度々話題になるが、私が一番好きなのはラピュタの目玉焼きパンでも、魔女の宅急便のにしんとかぼちゃの包み焼きでもない。
となりのトトロでさつきが朝ごはんの支度をしているシーンだ。
小松菜なのかな?
長年、小松菜と思っているのでその体で進める。
ザクザクっと切って、ザザーっと鍋の蓋を使ってまな板から直接ぶっこむ仕草が「慣れた手つき」を表現している。
(大人になったら今となっては「一回洗って…!」って思ってしまうけど笑)
子供の時から、このシーンが大好き。
この影響が大きすぎて、味噌汁によく小松菜を使う。
ザクザク切りながら、いつもさつきが頭をよぎる。
寝坊してお弁当の準備も忘れている父に変わって、小学6年生のさつきがチャキチャキと朝ごはんからお弁当まで準備していて…
味噌汁を作りながら魚も焼いていて、メイから「焦げてる〜!」と教えられる。
七輪で焼いたお魚も美味しそう。
多分めざし(イワシ)だよね?
私より立派な主婦だよ。
ほぼご飯で構成されてるお弁当も、魅力的だ。
私はパン派かご飯派かでいうと、圧倒的ご飯派なので、もうこのお弁当で大満足!!!
ただ、桜でんぶはあんなに食べられないかな…
現代版で私が作るなら明太子にしたいところ…!(草壁家の食事情にケチつけるな)
ただ、子供の時は大好きな作品だったトトロだけど、大人になってから見るとさつきがあまりにもヤングケアラーすぎて色々思うところがあり、純粋に楽しめなくなってしまっていた。
当時の時代背景を考えると、あのくらいの子達がお手伝いや家事をするのは当たり前だから、なんてことない描写なんだろうけど…
子を持つ今となっては、なんだか色々ね…
でも、以前見かけた『トトロはさつきを助けにきた』という考察が好きだ。
これを読んで救われた感じがする。
noteにもまとめてくださっているので、気になる方は読んでほしい。
母親の代役を必死でこなし、迷子になった4歳の妹を必死に探すさつきに、周りは子供であることを許さない。
でもトトロによって、それがちょっとずつ解放されて、最後お母さんが帰ってきたことにより
エンディングで本編よりも子供っぽく描かれているさつきの姿が本来のさつきなのかもと思うと、この映画の見方はちょっと変わってくる。
ジブリ飯の話題から脱線したから話を戻すけど、一番好きなのはさつきの作る朝ごはんのシーンてこと!
2番目に好きなのはラピュタでドーラがハムを食いちぎるシーン。
なんなの、あのハム!?
めちゃくちゃ美味そう。
あのロブスターみたいなのも美味そうだし、ドーラたちが飲んでる酒も美味そう。
シータがタイガーモスの中で作るボルシチみたいなのも美味そうだけど、ドーラのハムが僅差で勝つ。
大人になってトトロという作品を見る目が変わって辛かったという話をしたけど、子供が生まれてから魔女の宅急便を見たら
「13歳で!?独り立ち!?待って…!?まだ行かないで!!!」
って号泣したよね…
週末はキャンプに行く予定だったのに、それを突然やめて思い立ったその日の晩に!?
信じられん…
私が親だったら、泣いて縋り付いてせめて週末のキャンプ行くね。
でもきっとそこまでして、子供を無理に連れていくキャンプはもう楽しくないかもしれない…
何もかも悲しい…
キキのお父さんたちって、できた人たちだなーと思う…
もう何度も何度も見てきた映画なのに、親になって改めて見た時、なぜかものすごい衝撃と切なさを感じた。
(『ヘラクレス』もヘラクレスが、本当の親を探して家から出てくとこで号泣した)
大好きで何度も何度も見ている映画たちも、大人になってから見るとまた違う角度から楽しめて面白い。
それが名作ってことなのかな。
★おまけ★
映画や絵本の美味しそうなメニューが載ってるこのレシピ本、真似して作ったことはないんだけど大好きな本。
料理好きじゃないけど、レシピ本は見るの大好きでたくさん持っている…
料理が趣味の人間に生まれたかった…!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?