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気まぐれ日記2021.6.29
【社内緑茶化計画】
去年の7月、社内で毎年恒例の経営計画発表会が行われた。そこで社長より「社内緑茶化計画」なるものが発表された。社内を緑茶化??
当社会長は何に対してもこだわりが強く、身だしなみ、礼儀作法、式儀礼など何のために行うのか、どういう意味があるのかを常に考え社員にもその意味を伝えながら指導している。
取り扱う商品も相応しくない商品は一切取り扱わないし、商品自体も現地に行き自分の目で見て確認し納得した上で取引をする。
その意志を継いでいる社長が『今期はお茶に力を入れたい』というのだ。
現在健康志向ブームということもあり、国内にとどまらず世界でも『緑茶』が注目されている。特にペットボトルタイプの需要が多く、茶畑も専用の品種に変更されているそうだ。要するに安価で薄味の飲みやすい茶葉(茶畑)が多くなってきたということ。
当社で取り扱っているお茶は元々高品質だったが、周囲のお茶の品質が全体的に低下してきたため、さらに高評価をいただけるようになってきた。リピーターも多く、商品表示を見たお客様が直接業者に問い合わせることも度々ある。
『お客様にもっともっと良い商品を届けたい』
ということで今期は『お茶の定期便』と『リーフティーカップ』の取り扱いを開始することになった。
それに伴い、社員もさらに緑茶に親しみ当社のお茶をさらに好きになってもらおうという計画だ。
名付けて『社内緑茶化計画』。
お茶の定期便は、希望に応じて毎月1袋か2袋、自宅や職場に配送するサービス。
リーフティーカップは、紙コップの底に茶葉がセットされており、お湯を注ぐだけで淹れたてのお茶が楽しめるというもの。急須を使わなくても良いというのが利点で、当社では各施設で使用している。
社内緑茶化計画の内容は、
・社員全員にフィルターインボトルの配布
・社員用お茶のフリードリンク
今までも置いてあったが、誰でも気軽に飲める雰囲気作りをした
ちなみに、フィルターインボトルとは、お茶の葉を…
説明が難しいので写真で↓
お茶の葉とお湯をそれぞれ入れる
合わせてひっくり返す
蒸らしたら元に戻す
※仕事中こそこそ撮影w
私自身お茶よりコーヒー派だが、1年前から会社にいる間だけはお茶を飲むことにしている。本場静岡産の美味しいお茶が気兼ねなくタダで飲めるのは有難い。
昔から『緑茶は体にいい』と言われてきたが、近年やっと実証されるようになり、様々な生活習慣病の予防・改善効果があることが明らかになってきている。
主な効能をまとめてみた↓
『緑茶カテキン』の強い抗酸化作用は、老化や生活習慣病(高血圧・動脈硬化・高脂血症)などを防ぐ効果がある。要するに体内を錆び付かせないのだ。
強い突然変異抑制作用もあり、がんも防ぐ。
効能を調べたらキリがないので、手元の資料を少しだけ簡単にまとめてみる↓
〈食中毒予防〉
食中毒の約4割を占める腸炎ビブリオ菌は、緑茶カテキンにより体内で殺菌される。同じくダイオキシン毒素の抑制や毒素型ぶどう球菌、コレラ菌までも殺菌する力がある。大腸菌O-157に、緑茶のカテキンが一番特効であるという発表もされている。
「寿司と緑茶」この組み合わせも偶然ではないだろう。
先人の知恵だ。
〈ウイルス性感染症予防〉
エイズウィルスの増殖を防ぐ効果も発表されて、現在使用されているアジドチミジンという治療薬の20~30倍もの阻害力があることがわかっている。緑茶カテキンには、抗生物質と同じように体内で有害な菌やウイルスを退治する殺菌作用があるのは間違いないようだ。
今話題の感染症にも効果があるという研究発表もある。
緑茶ビタミンCも、ウイルス感染への抵抗力を増すことから、風邪などの予防や病気の治療効果を高める働きがある。
<糖尿病予防>
現在までの研究で『緑茶ポリフェノール』が血糖値をかなりの値に下げるという事がわかっている。
その他、たんぱく尿もプラスからマイナスとなるなど、興味深い結果も報告されている。
〈高血圧予防〉
カテキン、テアニン、GABAなどの物質が平滑筋収縮の緩和作用や、血管の炎症修復作用、抗酸化ストレス作用など様々な働きによって血圧を下げると考えられている。
<虫歯、口臭予防>
緑茶には僅かながら『フッ素』が含まれている。このフッ素が歯を強くし、虫歯にならないよう抵抗力をつける。カテキン同様、お茶に含まれる『タンニン』にも、口内の殺菌作用があり、口臭予防に繋がっている。
<肥満予防・便秘解消>
『タンニン』は殺菌作用以外にも脂肪を分解する酵素の働きを高める効果がある。それに加えて胃の働きを活発にし、腸のぜんどう運動を盛んにするので、便秘気味の方にもお勧めしたい。
〈美肌効果〉
『ビタミンC』は、緑茶3杯でリンゴ1個分も含まれており、肌に弾力性を与え水分の減少を防ぎみずみずしい素肌を作る。また、メラニン色素の生成を抑制する効果などもある。
緑茶に含まれるビタミンCは熱に強く、80度でも壊れないうえに保存にもすぐれた特性がある。
〈知的作業能力や運動能力向上〉
『カフェイン』が大脳などの中枢神経に興奮作用をもたらし、知的作業能力や運動能力を高める。それと同時に強心作用、利尿作用によって、精神を安定させる働きがあり、判断力や記憶力の増強に役立つことが証明されている。
また、ビタミンCの摂取量と知能指数の高さにも深い関係があるといわれており、お茶をよく飲む人に認知症リスクが低いという研究結果も出ている。
〈老化予防〉
体内にできるフリーラジカルや過酸化脂質の生成を抑え老化を防ぐ。これは研究によりビタミンEの効果を上まわる(実験では約20倍)効果があるとわかった。
〈その他〉
・妊婦にとっては必要な微量元素といわれる『亜鉛』が程よく補給できる。ただし、緑茶にはカフェインが多く含まれるので妊婦の場合、摂取量には注意が必要。
・人の体は弱アルカリ性に保たれているが、高カロリーで偏った食事をしていると酸性に傾き体調不良になる。お茶はそんな体の酸性化を防ぐ多くの要素やミネラルを豊富に含むアルカリ性飲料である。
・ウーロン茶や紅茶と違って、茶葉を醗酵させずに作られるため、健康に良い生葉の成分をそのまま残す事ができる。
…簡単にまとめようと思ったが出来なかった。
伝えたいことが多すぎる。興味がある方は各々で。
とにかく、ものすごく体に良いということ。
20年以上前になるが、入社して一番最初に教わったのがお茶淹れ。それまではお茶なんて飲む気にならなかったし、まともに淹れたこともなかった。
しかし、たまたま教えてくれたのがお茶の先生(有資格者)だったということもあり、淹れ方に関しては現在も多少のこだわりはある。
適温でしっかり蒸らす。そして一番大切なのは『美味しく淹れたい届けたい』という想い。
役員へのお茶淹れは新人が担当するので、私が淹れる機会はだいぶ減ったが、それでも私が淹れるお茶が一番だと会長からご指名される時もある。
『心を込めて淹れる』という事を教えてくれた先生(先輩)に感謝だ。
ちなみに、当社ではドリップコーヒーも扱っているが、こちらにもこだわっていて、オリジナルブレンドを作成し商品にしている。
このご時世、安さだけではなく『いいもの』『付加価値の付いたもの』がお客様に喜ばれていくのだろう。
わかる人にはわかる。
目指すは理想とリアルの見極め。
まぁ、私が経営者ではないので何も助言はできないのだが…
また難しいことをダラダラと書いてしまったが、要するにお茶は体にいいから積極的に飲みましょう、という事。
どうせ生きるなら少しでも健康な体でいたい。
たくさん楽しみたい。