気まぐれ日記2021.3.25

2021年3月25日 10:09

【あれから3カ月】
去年の12月、御岩神社の帰りにもう一カ所寄った神社がある。帰る途中にあった『花園神社』だ。他にも2、3カ所候補はあったが、ネットに掲載されていた景色がとても魅力的だったのでここに決めた。

御岩神社の事は1/7の日記に書いたが、訳あってこの神社についてはなかなか書けないでいた。

怖かったのだ。
御岩神社ではあんなに楽しかったのに、笑顔いっぱいだったのに…ここで大きな亀裂が入ってしまった。

一緒に行った娘は、受験直前で常にピリピリ。就きたい職業は決まっていたが進むべき進路(大学)がまったく決まっていない状態。
模試では、みごとにすべての大学でE評価。

神社に行ったのは三者面談直前。いつも話そうとするたび逃げてしまう娘としっかり話すにはこれがラストチャンス、そう思った。

御岩神社から花園神社まで約１時間、御岩神社の楽しかった雰囲気のまま話を持ち出してみた。
が、やはり一瞬で空気が凍った。
よほど触れて欲しくなかったようだ。
意見が一致していない訳ではない。自分で決められないのがもどかしいのだろう。少し強引に話を進めたが完全に機嫌を損ねてしまった。

そのまま花園神社に到着。

　「私も行かなきゃダメ？」

　「せっかく来たんだから一緒に行こうよ。」

何度か繰り返し、重い足を引きずりながら娘が車から降りてきた。

しかし、敢えて距離をとる。鳥居をくぐる頃にはきれいに姿を消していた。
けして神隠しなどではない。
よく見渡したら遠くでちょろちょろ姿が見えている。

本当は一緒に参拝したかったが、これ以上は逆効果、なんとか機嫌が直ることを祈りつつ夫と２人で参拝することにした。
いつも参拝する時はゆっくり全部を回るので、この時も１時間近くかかったのだが、その間娘は楼門の前でずっとうずくまっていた。
知らない人が見たらギョッとするだろう。白く丸まったモコモコが仁王像の前でモジモジしているのだ。

無理やり連れてこなければよかった…
もしかしたら、何かをきっかけに機嫌が直るかもと思ったが１㎜も状況は良くならなかった。

神社自体は見応えもあり素晴らしい所だったが、何か良くないことが起こりそうな気がしてたので、時が来るまで表には出さず封印することにした。

結果何も問題はなく、それどころか御利益なのか良いこと続きだったので気にせず公表しようと決断した。
疑って申し訳なかった。
娘も無事に第一志望の大学に合格することができた。

【花園神社】
北茨城市華川町花園567
御祭神
・大山咋大神(山王大権現)
・大山祇大神
・大物主大神

ご利益は、魔除け、厄除け、勝運など。
｢神と人を神猿(まさる)が繋ぐ｣と言い伝えられていて、御利益も「魔がさる｣＝｢厄除け｣ということで境内や建物に猿や鬼のモチーフを多くみることができる。