【尾道市因島】「よう帰ってきたのう」の島
ラブライバー兼ラバッパーの因島聖地紹介noteも、⑩が近付いてきました。
読まれた回数の通知がくるのですが、想像以上に反応があって驚いています。
盆とこの時期、因島は帰省してくる方々で賑わいます。
コンビニやスーパーの駐車場では、地元のお迎え組と帰省してきた人が談笑しています。
「ただいまー!帰ってきたよー!」
「おー!またちょっと雰囲気変わったのー!」
「島っ子には見えまあ?どうよ?」
「広島弁どうにかせんと、島っ子いうより色気づいたカッペにしか見えんわいや」
「うわ、マジで車買うたんじゃ!ええなー!」
「おうよ。並べて写真撮って、んでメシ行く?」
「いうてもお前帰ったばあじゃろ、お母ちゃんらに挨拶せんでもええんか?」
「ほうじゃのう、じゃあ荷物置いてくらぁ」
「なんか垢抜けたなぁ。
で、どうなん?向こうで彼氏できた?」
「あー…まだ表には出さないようにしてたんだけどね、これ。
なんと!結婚しましたー!」
「はあー!?
ええなあ、ウチも東京行こうかのー。
おめでとー!!」
瀬戸内の島々の中でも、広く知られた島となった因島。
それでも、おめかしも背伸びもせず。
あの頃と同じ空気のままの、いつもの因島がそこにあります。
変わったこともあります。
因島北高の岡野さんが、Xで取っていたアンケート
「ポルノグラフィティは因島に何をもたらしたか」
僕も回答させていただきました。
それまでの因島では、“島っ子”は蔑称でした。
口喧嘩の最後の最後で言うくらいの、重い蔑称。
それが今では、島民自ら自虐ネタで使うくらいライトなものになっています。
「あ?悪ぃ、ワシ島っ子じゃけえ文化遅れとんよ。
イントーなんもありゃせんけえなあや。
海以外になんかあるかいの?」
ありますよね。
誇りがあるからこその自虐ネタ。
島民の地元愛の度合は、確実に上がっています。
聖地というより、おばあちゃんちのような場所。
島全体の持つ温かさが、「おかえり」の言葉代わり。
あなたも、おかえり。
初めてでも、おかえりなんよ。
そういうとこじゃけえな。