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【三原市】2025年度三原神明市 2025/2/7
今年も無事開催された三原神明市。
「神明市の前後には雪が降り冷え込む」の言い伝え通り、今年も寒波襲来。
“らしい”一日目となった2025年2月7日(金)、開催時刻の9:00に現地を訪れてみました。
ずらり並ぶ、約500軒もの露天商。
中には地の店が出しているものもあるのですが、ほとんどがテキ屋の屋台です。
夏場限定の屋台以外はほぼ揃っているので、見て回るだけでもじゅうぶん楽しめます。
その年その年の流行り物が屋台の売り物に反映されており、近年だと
ご当地B級グルメ
韓流グルメ
いちご飴
この辺りですかね。
今年はどんなんが来るかねぇ?
食い物で何が流行ったっけ?
と予想してから赴くのも、神明市ならではの醍醐味。
大だるまとは反対側に当たる西端、
「ゆっくり見て回れない人たちが、駆け足でベビーカステラを買って帰っていくエリア」から入りました。
お祭りの雰囲気を少しでも家族に持ち帰りたい方々、
人混みが苦手、それでもお祭りを楽しみたい方々、
開催期間中たまたま三原駅で降りた方々がいるエリア。
大抵ベビーカステラ買って帰るんですよ。
一等地っぽくない一等地。
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ここの緩やかなカーブを過ぎると、
隙間なく屋台が並ぶメインストリートが始まります。
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初日の日中は学生さんとサラリーマンがいない為、テキ屋の気合もそれほどではない…と思われがちですが、
初日に「あの屋台良かったよ!」の情報が出回ると“当てた”ことになり2日目3日目と賑わうため、立ち上がりから気合充分。
的に当ててこそのテキ屋ですからね。
当たればいいなあって程度の奴ァ、神農さんの親分にどやされてきんさい。
当てにいくんじゃ。
口が巧いのなんかは、サメつりでもどんぐり飴でも当てるで。
週末いつも通りの休みを過ごすって?
いつも通りって言っていいのはafterglowの美竹蘭くれぇだよ。
物価上昇、増える苦労。
昔の人は言いました「生きてるだけで丸儲け」、
今や「生きてるだけで傷だらけ」。
頭から足までマイナスだらけ、増えていくのは歳の数。
せめて収入増えてくれ、
ため息堪えてすがる神。
賽銭出す手の躊躇いに、世の中金かと嘆く君。
ないない尽くしの日々変えに、取り込むべきは縁起物。
さあさあ、寄ってらっしゃい見てらっしゃい。
500の屋台はダテじゃない。
長い長い冬よバイバイ、
春よ来い来い君も来い、
今日から三日は神明市。
場所は広島、三原の地。
では2025年度神明市、
おすすめ屋台の紹介を。
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中間エリアの植木市隣に出店している、「いちごあめ」の屋台。
屋号こそ見当たりませんが、
この屋台の正体は三原市港町のりんご飴屋さん「FRU&CAN(フルキャン)」。
飴の風味、りんごの甘さは別格。
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同じく中間エリアの広大附属小前に毎年出店している、“大”行列のできるたい焼き屋台「姫路 小島商店」。
並んで買うことで神明市らしさを味わっているんだという方も、きっと多いはず。
塩が効いた餡の味わいは、いつまでも記憶に残ります。
行列は列の並行ではなく、S字の一列です。
他には西側エリアのチーズハットグ「寺田屋」、
同じく西側エリアの「安芸津かき屋台」。
日赤病院付近エリアの「Happy Lemon」。
気付きとしては、
昨年度日赤病院付近エリアで出店しており、順番待ちができるほど当たっていた「あゆの塩焼き」。
今年は3つに増えていました。
韓流グルメは今年も相変わらず強く、数を増やしていたのが「10円パン」。
「くじ」は一等に高額商品を掲げるタイプから2000円程度の大型の商品へと変化。
「射的」へと業態を変えた屋台も目立っていました。