やさしい気持ちを忘れないために
毎日を淡々と過ごしていると、人の意見や話しをたくさん聞いて気がつくと自分の声に耳を傾ける時間が減ってしまうことにふと気づくのです。
「いろんな人の言葉を受け止めすぎず横に置いちゃいなさい」と私の優しい友達は言ってくれるけれど、上手くできることばかりじゃなくて。
そんな時、ラジオやインスタライブなどで好きなクリエイターさん達が愛情たっぷりの言葉や思いやりを持った言葉をたくさん発信している姿を見ると、「ああ!忘れてしまっているじゃない!その優しい世界私も知っているよ!」という気持ちになるのです。
できれば、誰かを少しでもあたたかく出来るものを作りたい。
そんな思いすら取り残されそうになる。
作品を作っている間は、自分の心にどっぷりと浸かって好きなものが手の届くところにある感覚で。
好きな音も絵も、映像も、物語も、すぐに思い出せるのに、そうじゃなくなった自分に驚かされる日もあって。
そういう日は、作りたくて進めていても全然上手くいかなくて。
そういう日があります。
なので、自分の言葉をなんでもいいから書こうと決めました。
言葉にすると、自分の意見みたいにすると自分とは違う立場にいる人、私には見えていない世界を見ている人、そういう誰かを傷つけてしまうような気がして直接的な言葉よりも作品を作って誰かに何かを届けられるように努力したいと思っていたけれど、これはもう自分のためにやろうかと。
誰かの役に立つようなかっこいい記事なんて書けません。
誰かの為になるような言葉なんて書けません。
そうすると考え過ぎて、慎重になり過ぎて、言葉が続きません。
なので、自分の為に書きます。
少しでもやさしい世界をシェアできる自分である為に、自分の声に耳を傾けるそんな場所にさせていただきたいと思うのです。