さようなら全てのエヴァンゲリオン~庵野秀明の1214日~ がめっちゃ面白い。
アマゾンプライムにNHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」のシリーズの一つである庵野監督の密着映像が公開されているのですが超面白い。
面白いところ1「庵野監督のガチさ」
まず庵野監督がドキュメンタリーのカメラに対しても「同じ画ばかりになっちゃうよ」「向こうから撮ればなめの画が撮れる」などのように撮影の監督をしていることで、途中には上司に撮り方が気になるとクレームを入れている。
作る事に対して真摯で真剣であることがわかって庵野監督のガチさに触れることができる良いドキュメンタリーではないかと思います。
面白いところ2「シンエヴァの軌跡を見られる」
シン・エヴァンゲリオンの製作風景に密着することが今回の密着の舞台だったわけですが、作品を見た後でどのような軌跡を辿ってこの世に誕生したのかを知ることができた後に改めて見るシンエヴァはより格別な面白さでした。
アナザーストーリーを夢想することができたのが良い点でした。
面白いところ3「アニメ製作の現場でも社会人は社会人だな」
フランクな雰囲気があるものの時折見えるリーダーの意見を仰いだり、了解を取ったり、ブレストを顔色を伺いながらするところを見ることができてリアリティを感じる映像でした。
関係性の深い方は庵野さんとの距離感がわかっていて庵野さんのいない時に攻略法みたいな部分を周りに伝えて現場を安定させるという構図はどの世界でも同じだなと思いました。
面白いところ4「チームビルディングの理想と現実」
庵野さんは徹底的に他人に任せようとします。自分でやったほうがいいのは当の本人はわかっていて周りもそう感じているのでしょうが一度は人にやらせる。ただ、要求するものが圧倒的に高い(?)ので自分がやることでしか納得できないのが庵野さんの抱えるジレンマなのかもしれません。
結局は全部自分でやっちゃう。全くの悪意なく。
面白いところ5「天才ですらこれだけ努力する」
このドキュメンタリーを通して一貫してよく仕事をしていると思います。
途中様々な人のインタビュー映像がありますが、今の25歳の我々の言う「彼はよく働く」の感覚で見ちゃダメなんですよ。
あの宮崎駿が「エイリアンだ」と称するほどの異世界っぷりな訳です。年代が圧倒的に違いますよ。あの新人が裸足で逃げ出すジブリの監督が言うんだから相当なんですよ。。。
私もそこまで打ち込める人になりたい。と思ってしまいました。
ここまで書き連ねてきた私の意見よりもアマゾンプライム会員なら無料で見れるので是非一度見てほしいなというのが本音です。
見てください。
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B09C551BR6/ref=atv_hm_hom_3_c_7rXktp_brws_4_4