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となりまちのたまちゃんへ

 高校の途中まで住んでいたのは静かな町で、不便だったせいか、小学生の頃は、週に一度は母に連れられて、歩いて下北沢に買い物に出かけた。今は跡形も無くなった驛前市場が多かった。だからたまちゃんは、となりまちに住んでいる女の子。
 『永遠なるものたち』で、たまちゃんが書くのは、失われてしまった世界。1993年生まれだから、平成生まれなのに、何故かもっと昔のことを描いているみたい。昭和生まれの自分がどこかで体験したことのように思える。

 感想文を書きたかったけれど、読んでいる間に何度も泣いた、この本の単純にして複雑な魅力を伝えるのはどうしても難しい。長年やってきた俳句と、撮りためた写真を組み合わせて、たまちゃんにグリーティングカードを書くようなつもりで作ってみた。届くと良いな。
(直接知らないのに、たまちゃんて呼んじゃってごめんなさい。その位距離を近く感じました)



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