アキボットくん
話は少し前に戻る。
3月の上旬ごろだった。
Discordのチームメンバー専用のメッセージ欄に、メンバーのアッキーからメッセージが入っていた。
「自分もKURI-VERSEに入りたいので、キャラクターを作ってください。」と。
他のメンバーである2名、わたしには「くりすだくん」、Coin Cow Art氏には「 Coin Cowちゃん」という分身キャラクターが既にあるのだ。
もちろん、メタバース上でもそのアバターで活動するだろうと思っていた。
もちろん、アッキーのアバターのことを考えていなかったわけではない。
ただ、そのころは、実際にKURI-VERSEをメタバース上に実装するのは、まだ少し先だと考えていた。
実装前には、アッキーのアバターもきちんと作ろうとは思っていた。
そのお願いメッセージをもらった週末に、アッキーのアバターのデザインを描き始めた。
アッキーは、木工作家でもあるから、木こり的なキャラがいいかなと思ったんだけど、わたしは「人物キャラ」のデザインが苦手だ。
どうしても、ファンタジックな、空想上の生物を描く方が好きなのだ。
そこで、木こりを描くのはあきらめて、木でできたロボットくんというデザインのものを一つ考えた。
もう一つの案は、アッキーは音楽を聴くのが好きだときいたので音符をキャラクターにしてマントを着せたキャラクター。
結局、木でできたロボットくんが採用となった。
以前、他のコミュニティのZoomの時に、リアルアッキーを画面越しにみたことがある。
優しそうな笑顔の印象的な男性だった。
なので、ロボットくんも、少し垂れ目っぽくして、微笑んでいるような目元にしてみた。
ゴーグルをしているのは、木工作家ぽくするため。
頭から芽が出ているのは、木でできているということをなんとなくアピールするため(笑)
始動アナウンス後には、このロボットくんもTwitterで発信したかったので、アナウンスまであと6日というギリギリ間際で、このロボットくんを作り始めた。
樹脂粘土でのドール制作は、作り初めから完成まで、ある程度の乾燥期間も含めて2、3日かかる。ギリギリ感は否めないが、始動日までには充分間に合うはず。
アキボットくんという名前はたしかCoin Cow Art氏がつけてくれたんだったと思う。
可愛い名前だ。
こうして、わたしたち3人とも、アバターキャラができた。
わたしは、プロモーションのために、樹脂粘土でアキボットくんを制作したが、Coin Cow Artさんも、デジタルアートでキャラクターをおこしてくれた。
アキボットくんは、頭から新芽が生えている木のデザインをしたが、樹脂粘土ではそこには穴を空けてある。
その時々で、草や花や、実などを挿せたら面白いなと考えてそうしてみた。
そして、この樹脂粘土での3ショットを撮影するにあたり、3月下旬の外で、クローバーの葉でも挿そうかと探してみた。
すると、探し始めて、なんと2枚目で、四つ葉のクローバーが見つかった!
早速それを挿して、この写真を撮った。
わたしは、シンクロニシティとか、見えない世界からのメッセージなど、そういうことを普段からとても大事にしているのでこれは「幸先が良い」と感じてとても嬉しかった。
なんだか、このプロジェクトは、幸運を運んでくれるのかもしれないなと思った。
始動アナウンスまであと残り1週間を切っていた。