こうしてチームが動き出した。

Discordで初めて三人が集まった日。

チームが動き始めた日。

具体的には、何も決まっていなかったが、発起人のアッキーは、まず関連のNFTを出すことを考えているようだった。
それと、グッズの販売。
キャラクターのLINEスタンプだとか、Coin Cowちゃんを象ったクッキーだとか、Usa-Pのお饅頭だとか。
物販に力を入れてみたいというような勢いだった。
そして、KURI-VERSEのHPをつくろうという提案もあった。

「自分のためじゃないから動ける」というアッキーの言葉が印象的だった。
つまり、Coin Cowちゃんやくりすだくんを周知してもらうために、仕事以外の時間を使って、こういう活動をしてくれているのだ。

普通、人は、自分のためなら動く・・という人の方が多いかもしれない。

でも、アッキーの場合は、人のためなら動けるという。

Coin Cowちゃんも、いつもTwitterでの行動をみていると、そのホスピタリティがフォロワーさんたちを癒している。
「いつも誰かのハッピーのために」動いている人・・という印象がある。
人をハッピーな気持ちにさせることに労をいとわない人だと思う。

かくいうわたしも、自分自身にはカリスマ性とか、リーダーシップはないけれど、誰かをサポートしたり、輪の中の調和を取り持つのが得意な人間だ。
完全にモデレータータイプ。
子どもの頃からそうだ。
グループの中で、クラスの中で、誰か寂しそうにしている人はいないかな?
みんなの輪の中に入れない子はいないかな?
と気になってしまい、そういう子を見つけると、その子が自然とグループに溶け込めるように人知れず動くことを常としていた。
別に、感謝されたいからやってたわけでもなく、何となく、そういうことに気づいてしまう人間だったのだ。周囲の空気を読み過ぎるほど、読めちゃうタイプで。
まぁ、お節介な人間なのだ。
押せ押せなキャラクターではなく、自分のことには消極的だけれど、仲間のためならどこまでも頑張れるタイプ。それが、自分。

こうして考えてみると、どこかしら、共通点のある三人なのかもしれない。

誰がそうしようと決めたわけではないけれど、わたしたちは、誰がリーダーっぽく振る舞うということもなく、リーダー不在で、フラットな関係のチームとして動き始めた。

それは、まさに、ここ数年耳にするようになってきたDAO(分散型自律組織)の最小版のようなチーム。
それがチームKURI-VERSE。