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ご主人様育成計画(仮)#4

もんのブランディング

ブランディングというには大袈裟すぎる。でも裏垢をやっていくうちに芽生えた承認欲求。見てもらえる人が多ければ多いほど新しい刺激や出会いが生まれると。そう思ってマゾ活動をしてきた訳だけど、彼と出会ってからは全てのマゾ活動としての時間を彼に捧げたいと思うようになった。とくに本人から言われたわけではない。彼が他の人とアポを取るなと命令した訳でもない。お約束した方には大変申し訳なかったが予定をすべてキャンセルした。本当に心苦しい。だけど気持ちを彼に持っていかれたままプレイを受ける気にはなれなかったのだ。「みんなもん」では無くなってしまった。ツイート内容だって彼への思いを綴った惚気気味な文章は一部の人にとって快く思われなかった。結果わたしと会ってみたいプレイしてみたい人たちを失望させてしまった。それでもリスクを負ってでも今は彼にすべて捧げてみたい。それはゆるぎなかった。

道具への導き

彼はビンタに興奮する。スパンキングにも。基本的には素手の加虐が多いので回数にも限界があった。基本的に自由に責めさせてはいるが経験豊富なマゾ(笑)としては道具を使ってもらうことをそろそろ覚えて欲しいと思った。やりとりの末、4度目の逢瀬で安価なバラ鞭とベルトで加虐することとなった。「道具になると手加減がわからない」彼はそれを理由に躊躇したけど「わたしを壊して欲しい」と強引に懇願し使って貰うことになった。まずは安価なバラ鞭。カップルがSMごっこするようなチープな作りだ。それでも彼の振りかぶりは強烈で私の尻を容赦なく傷つけた。動画を見返すと思いもよらない痛みに呆気取られた私が写っていた。続いてベルト。スーツ用のものでは無くスタッズの付いた太めのベルト。このタイプのベルトを彼が持ってるイメージが無かったのでまずはそれに驚いたしすこし面白かった。ベルトは自己加虐で使った経験があるのである程度の痛みは想像できた。それでも彼の振りかぶる大きさや勢いは凄まじくお尻は大きく腫れ上がった。土下座して辞めるように懇願したが何度も打たれた。挙句の果てに私はベルトを奪い取って隅へ逃げ込んだ。プレイ後のやりとりで彼は「音」に興奮することが分かったという。それは手だけでなく道具を使用してもらえる突破口になった。

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