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ご主人様育成計画(仮)#3

みんなの‪”‬もん‪”‬から一人の‪”‬もん‪”‬へ

はじめの自己紹介でも書いていたとおり自分は裏垢のM女として不特定多数のS男性とプレイを楽しんできた。過去の主従関係の失敗からか主従を結ぶことを忌避し「楽しければ満足すれば誰でもいい」と掲げて活動をしていた。ところが先日彼と出会ってその考えに変化が訪れた。1度目と2度目の彼とのアポの間に以前から別の人とのアポがあった。約束は約束なので会うことに。その日はスパンキングを予定していたがやはり先日のような衝撃と満足感は得られなかった。もともと何度かお会いして遊んだ関係の人なのに。その人に問題がある訳では無い。あまりにもあの時の衝撃と余韻が過去のプレイや相手を凌駕したのだ。こんな事は初めてなので戸惑った。今まで不特定多数から刺激を求めていた自分だかはじめて「この人だけに従いたいそして満たされたい」と思い始めた。裏垢での自分のブランディングを変えなければいけない時が来た。

オンナから雌へ

彼とも3度目の逢瀬となった。毎回待ち遠しかった。今回は彼の提案で私のために服を買いそして恒例のスパンキング。なによりも初めて彼とのプレイを撮影するのだ。正直彼とのプレイには撮影などどちらでも良いと思えるくらいの興奮があった。今まで「こんなプレイしたよ」と半ば承認欲求まじりのメダル集めのようにプレイを記録を残したい気持ちでいっぱいだった。それでも私にここまでの衝撃を与えてくれた彼とのプレイを収めたい気持ちもあり今回許可を得た。お店で服を見るシーンから始まり照れながらも普通のデートのように服を買って頂いてとても嬉しかった。今回の彼の思惑は「女性から雌へ変化を見たいのだそうだ。」夏らしい白いワンピースを着た私と彼は傍から見れば普通のカップルあるいは夫婦なのだろうか。そのような照れくさい妄想をしながらホテルへ向かった。白いワンピースは無情にも剥がされ容赦なくスパンキング。今回はツイッターのRTといいねの数で回数を決めた。終わりの無いスパンキングよりも数を決めて打たれる方が希望が見える。一緒に服を選んでくれた彼はそこにはおらずただ私を羽交い締めにしてビンタをするひとりのサディストがいた。でもそれはわたしの求めていた理想のSの姿だった。

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