卒業式に価値付けるものは
来週はいよいよ卒業式だ。
最近ニュースなどで、
「卒業式での指導は意味があるのか。」
「ずっと同じ姿勢でいるなんて強要はどうなのか。」
というのをみかける。
確かに意味を見出さなければ、
ただ座るだけ。
立つだけ。
礼をするだけだ。
客観的にそう捉えてしまうことも分からなくない。
しかし、いつから、一つひとつの動きの意味を、価値を考えなくなったのだろうか。
あるいは、見出さなくなったのだろうか。
子どもの成長を願う一人として寂しくもある。
もちろん、「背筋を伸ばすのがきれいなんだ。」などと声をかけるのでは響きにくい。
私はいろいろと価値付けることを意識しているが、今日は一つ小話をした。
あなたの背中をおうちの人は必ず見ている。
もちろん友達も見るかもしれないが、あなたのおうちの人の主役は
あなただ。
あなたの背中を見ながら、6年間を振り返るんだ。
小さかったあの背中から、大変だったこと、楽しかったこと、
たくさんの思い出を振り返る。
だから大きくなった背中、背筋を伸びした背中を見せるんだ。
ちがう価値付け方もあるだろう。
そうやって成長を願い、語りかける。
一つひとつの時間を大切にする。
みんなで卒業式を創っていくのだ。
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