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PMGC2020での戦いを見て
➣前書き
こんちは。くりたろーと申します。PUBGMOBILEプレイヤーとしてはS2からプレイしていますが、端末が化石すぎてS14を最後に休止しております。
端末弱者で凡人の僕にも応援しているチームがありまして。ちょっとマイナーかもしれないですね。「BLUE BEES(以下BB)」って知ってます?あ、ごめんなさいお笑い詳しくないんでいきなり「ナイツ?」とか言われてもちょっと何言ってるか分からないんですけど。
PUBGMOBILE部門に関してはチーム創設当初から応援していて、PMJCで優勝できなかった時の悔しがる姿や、そこからのいわゆる「BBらしい」と言われる積極的なファイトスタイルの確立の過程を見てきて、「これはもう日本の頂点に立つのも時間の問題だな」と思って見ていました。
そして迎えたPMJL SEASON0。大激戦の末に最後の最後まで自分たちのスタイルを貫き切って見事雪辱を晴らし、悲願の日本一、日本代表の座を掴み取ってくれました。
ガチ泣きしましたよ。
いやほんと。展開も展開でしたしね。「めちゃくちゃ期待値高い中、プレッシャーを跳ね除けてよく制した...!」って思ったらもうドバドバ泣いてました。恥ずかしくないです。電車の中で『君の膵臓をたべたい』読んで人目もはばからず号泣した経験があるのでもう怖いもの無いです。
でもやっとの思いで掴み取った世界への挑戦権。単なる1ファンの僕は心配もしてました。「スマホへの移行大丈夫かな?」って。視野角も違うし、操作感も変わってくるし。まあでもこれも余計な心配でしたね。
全員スマホにして初めての大会、しかもこちらもまた世界への挑戦権をかけた戦いとして注目を集めたRedbull M.E.O.。端末指定がなく、国内最高峰のiPadユーザーも参戦した中で競り勝ち優勝。純粋にすごいと思った。この数週間でこのレベルまで持っていけるのかと。「これなら十分世界と戦えるかもしれない。」真面目にそう思っていました。
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➣BB、初の世界戦
Redbullの決勝前からPMGCは始まっていましたが出だしは好調、十二分に戦えているのではとすら思っていました。
いやぁ舐めてましたね、世界の対応力ってのを。
BBのオーダーであるReiji選手も海外チームの立ち回りの変化スピードに関して言及していましたが、マクロの部分、ミクロの部分、それぞれでの対応力、修正力が桁違いですね。素人目に見ても分かるレベル。その中でも気になった2チームがあるんですけど。
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➣「剛のBTR、柔の4AM」
何度も言いますけど僕はスクリムとかに出てる第一線の選手でもなければ、数多のfpsを渡り歩いてきたゲーマーでもない、ただの通りすがりのプレイヤーなので細かいことは分からないんですよ。今から書くこともあくまで「ど素人が直感で何となくそう感じた」程度のお話。
今大会のSuper Weekendを制したのは中国の4AM。2位がインドネシアのBTR。「勝ちに不思議の勝ち有り、負けに不思議の負けなし」という名言がありますけど、これだけ勝てるのにもやはり理由があるわけで。
まずはBTR。過去の世界大会も見ている人ならもういやでも覚えてしまうチーム。絶対的世界王者として今大会に臨んでいるわけですけど、このチームいわゆる「横綱相撲」をとるんですよ。ちょっと数戦沼ろうがなんだろうが、自分たちが積み上げてきた「核」は変えずに個々のポテンシャルを活かしてドシッと構えて戦う。「強くて余裕がある」から「変えない」のではなく、「変えない」から「強い」のではないかなと思うんでゲス。
そしてそのBTRに大差をつけてSW1位をもぎ取った4AM。元々中国のチームはPUBGMOBILEの姉妹アプリとも言うべき、「和平精英」というアプリでプレーしていて、大まかなものはMOBILEと変わらないんですけど、細かいシステムが違うそうで。ダメージ比率だったり、安地の収縮の仕方だったり。いや違ってたら、ゴメン。それはゴメン。近所の田んぼで犬神家かますぐらいの誠意見せるから許して欲しい。とにもかくにも、日頃彼らがプレーしている環境とは少し違う環境での大会なんですよ。それでSW1位ですよ。ヤバイでしょ。
4AMはそもそも全体的なレベルの高い中国で磨かれたキルポテンシャルを武器に、圧倒的柔軟性を活かして戦うチームだなと感じました。それこそ中国雑技団ぐらい柔らかい。小さいリングを身体を折り曲げてくぐり抜ける雑技団よろしく、チームとチームの間を縫ってスルスルっと好ポジションを取る。多少キツくても、武器である火力を用いてなんとかする、なんとかできてしまう。ここまで柔軟性がすごいと、身体をどんな方向にも曲げられてしまうので、取りうる選択肢が増えてしまうんですけど、4AMはその中の最適解を選択するのも上手い。「眠れる獅子」を起こしてしまったなと。下関条約では調停できないなと。
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➣だから私は、BBファン。
上で紹介した2チームにも代表されるように、凄まじい地力を持った海外チームに惜しくも敗れてしまったBB。
課題なんかは外野がうぉううぉう言わなくても戦った本人たちが一番よく分かってるはずなのできっと彼らなら修正してくれるでしょう。
それよりも僕は彼らがこの初めての世界大会で残した爪痕にスポットを当てたい。
Reiji選手の胆力が光ったVikendiでの初ドン勝。
Devine選手の2タテを皮切りにして世界王者BTRとの4v4を制したSanhok。
aito'chan選手はDBSでその名を世界に轟かせ、
Lufa選手は強気の1v1を勝ち切ってチームにドン勝をもたらし、
sQx選手の活躍でチーム初の4名生存でのドン勝をとり、
そして負ければSW出場権を失い、Final出場への望みは絶たれるという絶体絶命の場面で勝ち取った14キルドン勝。追い詰められた場面で最高の答えを出した。これが「主人公」たる所以です。
他のチームも大会に慣れてきてより一層熾烈を極めたWEEK4でWeekdays5位。「いやWeekdaysじゃん」じゃないんですよ。本当に弱かったら取れる順位じゃないんですよ。
彼らには誇りと自信を持って欲しい。その上で、今大会で見えてきた課題と真摯に向き合って欲しい。
幸いにも彼らにはリベンジのチャンスがあります。それも自らの手で掴んだチャンス。
2021年。一回りも二回りも大きくなってトルコで飛び回る青い蜂の姿が見られることを期待、そして応援しています。
BBWIN!!