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PMJL S1 Phase2直前!個人的注目チーム8選

➣まえがき

こんにちはー。くりたろーと申します。久々のnote更新で書き方諸々を忘れてしまっているのですが最後までお付き合いください。

さてPMJL S1 Phase1が5/1に終わり、Phase1覇者のRCが世界大会PMWIに出場、最終順位9位と日本チームの確かなレベルアップを見せてくれました。個人的に「すご!」と感じたのは「1人になってからの動き」ですね。PMGCやそれより前の世界大会を見ていても感じていたのですが、トップチーム、安定してポイントを稼いでくるチームの選手は1人になってからの動きが上手だなと。ただただ身を隠し続けるのではなく拾えるキルは拾う、息を潜める時は徹底して潜めるというバランスが良く、そういう細かいポイント稼ぎが順位につながっているわけですが、今回のRCの選手にはそういう動きが垣間見えて、9位という順位には少なからずそういう部分が影響していると思いました。

PMWIの感想はこれぐらいにしておいて、もちろんこのPhase1から2の間に力を磨いていたのはRCだけではないわけで。今回はその期間の活動を踏まえてPhase2、グググッとくるんちゃうか!っていうチームを8チームに絞って挙げてみたいと思います。

ただですね。こんなこと言うと本当になんというか八方美人と言いますかイイカッコしいと言いますか……本当は全16チーム応援してるんですよ。どこも注目チームなんですよ。ゆとり教育下の運動会よろしくみんな手を繋いでゴールしてくれないかなとすら思っちゃうぐらいなんですよ。だって自分が初めてのめり込んで好きになったタイトルのゲームの競技シーンの先頭に立って戦ってるんですもん。そりゃみんな応援したいですよ。分かってください。

ただそんな甘えを社会は許してはくれないので血涙を流しながら8チーム選ばせていただきました。ここでそもそもの話ではありますが、過去のnoteでも何度か申し上げている通り僕自身はバリバリの選手でもなければe-Sportsキャスターとかでもないただの一般プレイヤーなので、見るところが甘かったり細かな戦術がどうとか戦力がどうとかだったりを第一線の選手級の目線では見ることが出来ないのでそこはご容赦願いたく思います。「あぁモブキャラが何か言ってらァ」ぐらいに捉えてください。

今回紹介させていただく注目チーム、だいたい共通して言えるのは「新興チームの熟成」です。どういうことかは挙げたチームを見て頂ければ分かると思います。なお紹介順は注目度合いではなくアルファベット順です。

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⒈AQUOS DetonatioN Violet

PMJL S0時点ではタブレットユーザーも多かった中でいち早くスマホチームとして発足していたADV。R41N選手、E選手を筆頭に屈指の火力猛者が揃っているチームですがPhase1の前半は苦しみました。ですが後半でポイントを伸ばすことが多く、ついにDay11でDay Winnerを獲得、E選手もPODに輝きました。このPhase間でさらにチームとしてどうリーグ戦を戦っていくかという方向性が固まって前半からフルスロットルでポイントを稼いでくれるのではと思っています。個人的にはたまにとんでもない飯テロを透過するMoka選手が爆発する日が来るのではと睨んでます。予言当たって欲しいのでMoka選手よろしくお願いします。


⒉AXIZ

Phase1では残念ながら最下位に終わってしまったAXIZ。実生活での次のステージに向けて新たなスタートを切ったIvu選手に代わって、新戦力としてIvu選手とはPMJL S0で「ちーむきゃらこん」としてともに戦ったRia選手が入りました。Ria選手の加入に関しては物議を醸しましたが1つ間違いなく言えるのは彼が「PUBGMOBILE屈指のプレイヤーである」ということです。カギ括弧つけた割には抽象的だなと思われたかもしれませんが、あえての表現です。ここが具体的にすごいとかはもちろん形容しようと思えばできるのだと思うのですが、個人的には「『PUBGMOBILE』というゲームの特性を理解し、その理解を体現するのに十二分の力を持っている選手」という印象を持っているんですよね。抽象的になったのはそういう全体的な上手さを表したかったからです。他のバトロワやPCの「PUBG」とも違う独自のゲーム性を持った「PUBGMOBILE」というゲーム。モバイルゲームということもあり容易く入ることが出来る世界ですが、この世界の核を知ろうとするとただの素人ではたどり着けないほどの奥深さを持っています。特にTPPというさらに特殊性を増すモードで競技が行われていますからより一層の理解を要するわけです。このゲームを深く理解している「天才」と「現代の軍師」が掛け合わさったチームに死角なし。ちなみにTwitterでは「AXIZを知ってもらおうコーナー」と題して選手達がローテーションしてクリップを上げたりしてますよん。

⒊BC SWELL

BCSと言えばDay9でのBruR4選手の活躍が印象的ですが、他のメンバーもかなり経験豊富な方々なのでそもそものチーム力がめちゃくちゃ高いんですよね。いわゆるチームファイトだったり、展開だったり。個人個人のポテンシャルがただ4つボンッと並んでるのではなくしっかり繋がりを持って並んでる感じ。そんなそもそものチーム力が高いBCSですが、このPhase間でルームに積極的にチームで参加されているので恐らくPhase1よりももっとチームとしての完成度が上がっているのではと。あともう一つ特記事項が。JUSTHIS選手の合流ですね。韓国のPUBGM競技シーンを黎明期から引っ張ってきた選手です。分かりやすい例を出すとこのJUSTHIS選手、PMSC2018に代表として出てるんですよね。日本代表をソロの大会上位4名(れいしーさん、anatuさん、Doggyさん、SaltGeaさん)という選出方法で決めたあの大会です。懐かしいですね。キャリア、経験値、実力は十二分。日本のスクリムでもその力は遺憾無く発揮されていますね。めたんこ楽しみ。


⒋BLUE BEES

PMJL S0王者ではあるもののチームの色を出していた「頭脳」と「力」の軸が抜けチームとして更に1から作り直すこととなりS1 Phase1に臨んだBB。「SUPER OZISAN」の登場やDay10での初ドン勝など随所に良い場面が見られましたがPhaseを通して見れば安定性を欠きポイントを伸ばすことが出来ず、規約違反によるペナルティーなどもあり15位に終わりました。「前回覇者」という大きすぎる看板を背負うのは並大抵のことではなかったと思います。本来は見る側も全く別のロースターになったことを理解して見るべきだったとは思いますが、やはりチーム名というのは「ブランド価値」を持ってしまうので「前回覇者のチーム」として見てしまったが故の心ないコメントが飛び交いましたね。ですがPhase2ではそんな声を跳ね返してくれるのではと思えるほど、このPhase間では新加入の2人がチームで自分の色をどんどん出しているように見えました。特にOZISAN選手。スクリムでのキルランキングに複数回名前を載せ、自慢の火力により一層磨きがかかってるように思えます。油断していると羽音が聞こえた時には既に遅し。Phase2、期待してます。


⒌FOR7

Phase1でもその強さを遺憾無く発揮し「FSVの日」というDayもありましたが、なかなかポイントを伸ばせない日というのもあり、Phase1最終順位は6位とあと一歩及びませんでした。FSVの1番の注目ポイントはBCSと同じく「合流した選手」ですね。そうです、UnEeVeN選手です。2019年のPMCO NAにかの有名プロチームCloud9の一員として出場し見事優勝、大会MVPを獲得した選手です。とんでもない人が来たもんだ。なぜ日本のチームに来たのかという理由が気になる方はインタビュー記事があるのでぜひ検索してみてください。とても20歳になったばかりの青年とは思えぬかなり大人な理由です。合流して早速韓国のゲーミングチームDS GAMING主催の日韓戦、PMDLに出場していましたね。チームの公式サイトによれば嫌いなものは「煮込んだニラ」。クセ強いな。FOR7にNA王者の力が加わるとどんな化学反応を起こすのか。


⒍REJECT

やはりこのチームは外せません。Phase1、2位のSZに170pt差をつけての圧巻の優勝。Day1から終始貫禄を見せつけるような試合展開で進め、なんとメインロースターの4人全員がPODを獲得するという暴れっぷりでした。個人的にはBBから移籍したDevine選手のPOD獲得は嬉しかったですね。やっぱり新たなチームで自分の良さを出しつつやりくりしないといけないという苦労はあったと思うので。ただそんなRC、ロースター登録は6人でありながら1度もメインロースターが変わることなくPhase1を終えました。Phase2はMatyo選手やCrazyGoRi選手も出るのかしらなんて思っていたらさらにもう1人ロースター登録されましたね。満を持しての参戦といったところでしょうか。日本のPUBGM界屈指の頭脳・Reiji選手ですね。選手層が分厚すぎて誰を出すか迷っちゃいますねこれ。熱心なRCメンバーのファンの方は少し複雑かもしれませんね。誰かが出るということは誰かが出られないということなので。ただ彼らは総じて「チームの勝利のため」に戦っているはずなので誰が出てもRCが勝つために全力を尽くすわけです。出ていないメンバーも自分も戦っているつもりで見守ると思います。誰を出すかは彼らの選択、戦略です。ぜひファンの皆さんは自分の推しがその日のロースターから外れていても、その推しのために、チームの「選択」が正解になってその推しが喜べるように応援してあげてください。


⒎UNITE

個人的にはPhase1で最もインパクトを受けたチームです。UNITEの前身は「とろ〜るげいみんぐ」でPMJL S0でも好成績を残したチームでしたが、当時の良さをそのままに更にブラッシュアップされているなと感じました。Phase間のスクリムを見ても安定感抜群でPhase2に向けて着々と仕上げてきているのではないかなと思っています。また、UNITEにも新戦力が加わりましたね。個人的に推している選手の一人でもあるplr選手です。彼の名前を聞いて真っ先に浮かぶのは「SLR」じゃないでしょうか。反動にクセがあり扱いにテクニックがいる武器ですが彼の手にかかれば瞬殺武器へと早変わりします。間違いなくトップクラスのSLR使いだと思います。彼の加入でさらに火力が上積みされたUNITE。6人全員の力を「結合」して首位を取れるか。


⒏原宿 STREET GAMERS

TEAM SEXYを率いたmmtarö選手が核となって作られたHSG。Phase1は苦しんだもののDay12ではShiroron選手がPODを獲得するなど上昇の兆しを見せて戦いを終えました。このPhase間にアタッカーのKers選手と元気印のりもこん選手が脱退し新たにmmtarö選手曰く「スーパーエース」のTama選手が加入しました。またコーチに最近V3Fに選手として復帰された元PUBG日本代表のRuytvさんを迎え多方面から戦力アップを図っています。そんな新戦力ももちろん注目ポイントですが、もうひとつポイントがあります。そもそもHSGはこのPMJLの参入がきっかけで生まれたチームでなんなら現在のJL参入チームで唯一PUBGM部門しかないチームです。チームの母体はBS12(トゥエルビ)さんなのでJL参入の条件は満たしていましたが、チームとしてはまだ産まれたてほやほやだったんですよね。それがこのPhase間にロゴの一新や複数社とのスポンサー契約などが怒涛の勢いで進み、チームの基盤が強固になったことで「プロチーム」としてガッチリしました。大したことじゃないと思われがちですが、給与が発生するような組織においてその組織がちゃんとしているかどうかってその組織内の人間のパフォーマンスに直結するんですよ。本当に。わかりやすいところで言えば今回スポンサー契約をしたCOUGARはゲーミングPCやその周辺機器のメーカーですからそういった周辺機材の提供を選手は受けられるわけです。もう目に見えて環境変わるじゃないですか。もうひとつ例を挙げれば同じくスポンサーとなった山芳製菓株式会社さん。選手はわさビーフに囲まれてプレーできるわけです。目に見えて環境変わりますね。美味しいスナックは正義です。こういった基盤固めがようやくできたHSG。Phase2で嵐を巻き起こしてくれると思っています。

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➣反省

書きすぎました。完全に。

気づいたらこんなに長くなってしまいました。ただやっぱりこのPhase1とPhase2の間に各チームがそれぞれ課題と向き合って色々な準備をしてきたと思います。もちろんここに挙げた8チームだけではなく残りの8チームもです。そう考えたら熱入っちゃったんですよ。ごめんなさい。

16チームが生み出す新たなドラマを楽しみに待ちましょう。それではここらでおいとまさせていただきます。

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