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そういう事なんだよなぁ

心からシビれるほど共感した時に、思わず溢れ出てしまう感情剥き出しの呟き。
この感情は、上手く言葉に出来ない。
だから良い。

ざっくり言うとグルーヴ感・エモーショナル感と言うしか他ない。

それは、モノであったり、コトであったり、ヒトであったり、様々な事に置き換えられる。
でも、ただ普通に暮らしているだけでは、この感情はやって来ない。
だから、ここぞという時にそう思える人になる為に、少し工夫をしながら日々暮らしているところもあったりする。

先日、講演会の講師として名古屋へお越しくださった写真家の長山一樹氏は、その最たるヒトの1人であった。
※因みに「講演会」「講師」と謳っているが、私はこの言い方は胡散臭くて好きではないが端的にしたいので以下も使用する

photographer 長山一樹

Instagram 写真家として
Instagram ジェンツな長山氏

実は、その講演会のプロデュースのリーダーを私が担当させて頂いた。
先ずは何方を講師としてお招きしたいか?
これに関しては、一切迷う事はなかった。
それは明確で、私が今一番会いたい人、話を聞きたい人、それだけである。
興味のない、まぁこの人で良いだろうでは、全くモチベーションが上がらない。

長山氏を紹介する私

企画するからには、第一本命一点突破が気持ちが良い。

では何故、長山さんなのかと申し上げると、それはキリがない。
好きな人の良いところは沢山あるものだ。
ピンスポットで一つだけ上げるのであれば、

長山さんは、選択の感度と継続する精神力が非凡である。

やってることは物凄くシンプルで単純だが、
それこそが突き抜けていく上でとても重要で深い。
世の中それが意外と出来ていない。
長山さんは、仰ります「やるか、やらないか、それだけです。」
私もいつしかそうなっていた口である。

趣味が高じて仕事になっている、ジェンツスタイルのスーツを誂える際は、拘りの部分をいかに自然に見えるかを徹底的に計算すると仰る。

God is in the details

少し戻って、「非凡」この言葉は選ばれし人に与えられたものではなく、
結果「非凡」だと私は捉えている。
長山さんだって、何ものでも無かった時代はあるし、恐らくもがいていた時代もあったはずだ。

数多ある選択肢の中で、自分を好きになり信じ切るマインドが結構大事だったりして、それをひたすらやり続けた先に平凡が非凡になってきたように思う。
長山さんは、写真家としての仕事以外に自分の好きな事を仕事にしたことも非凡になった大きな要素である。

スーツスタイルとジェンツな店

但し、ここからが重要で、意味の無い中身の無い素振りを何万回やっても無駄で、クオリティを高めた上での素振りが必要なのだ。それを長山さんは、早い段階で理解して実行しておられた。

例えるなら、ドラゴンボールZの「精神と時の部屋」で修行している悟空と悟飯だ。笑

いわゆる強くなる為の最短距離を導く作業。

結果、悟空と悟飯は、平常時でスーパーサイヤ人の状態を保持できるようになるのである。
この状態こそが長山一樹氏なのだ。
だから、第一線の舞台と緊張感の中で、高品質な仕事を確実に納品することができている。

冷静と情熱の長山氏

ちなみに私の特技は、人を見る目だけはあること。
※長山さん、生意気言ってすみません 笑

長山さんを知ったキッカケは、Instagramの@mr_nagayama名義の主張強めのアカウントからで、当初は恐縮ながら写真家として明確に理解していなかった。
でも、それが私にとっては、素直にパーソナルな一面を垣間見る事ができ、お陰でより心を掴まれた次第だ。
その後、長山さんのWorksの数々を知ることになるのだが、もちろん驚きはしたが、スッと腑に落ちる自分もいた。

でしょうね!こんな変わった人は、凄い人であって欲しい。

と、どこかで思っていたのかも知れない。
私が見つけられたのだから、世間は放っておくはずがない。

話は逸れたが、初めてお会いした時の長山さんの印象は、やっぱり想像通り、いや想像以上に人として格好良かった。
「ほら、思った通りの方だ!」
「私は、人を見る目がある!笑」
これは最高の講演会になるぞ!と本番が楽しみになった瞬間である。

そして本番当日、トークは約90分間、濃度の高い捨て曲なしのレコード盤を聴いてる様なシビれる言葉が私の脳内に鳴り響いた。
「そういう事なんだよなぁ」
何度、心で呟いたことか。

講演会の類は基本的に好きではないが、「こんな講演会なら是が非でも行きたい。」
を手前味噌ながら達成する事が出来たディープな名古屋の夜だった。

こんな事を申し上げると「喧しいわ」と言われるかも知れないが、達成する為に出来る限りの準備は徹底的にやり切ることは出来たのではないかと思っている。

「長山氏が名古屋に来る!」このモチベーションで頑張れた。

結びに、今回この企画運営に携わって頂いた全ての方々と快くお引き受けくださった長山一樹さんに心より御礼申し上げます。

当初の定員を大幅に超える参加者となりました


【写真家が伝えるモノの見せ方 〜モノ・コト・ヒトに焦点を〜】

講 師:長山一樹(photographer
主 催:名古屋伝統産業協会
協 力:NPOメイド・イン・ジャパン・プロジェクト
2030年3月9日(木) @なごのキャンパス


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