歌舞伎町には泊まらない
バイトの金がたんまりはいったから旧友に会いに行くために、東京へ行った。宿は歌舞伎町のカプセルホテル。これが終わりの始まり。
安いからときたカプセルホテル。だいたいのカプセルホテルはチェックインの前の時間でも荷物を預かってくれるのだけど、ここは預かってくれなかたった。10時からと言われて10時にいったらチェックインの時間にならないとダメと言われ落胆。結局12時になるまでスーツケースと荷物を引きずり真夏の東京を徘徊する羽目に。歌舞伎町に来るのは初めてで見るもの全てが龍が如くのセット?と思うような作りだった。窓ガラスの割れた寿司屋、落書きだらけの電柱、ポイ捨てされたストロング缶、ゲロまみれの路上、二日酔いでうずくまる若者、もはやここは日本なのかと思った。
友人と食事を終えてカプセルホテルに戻る。歌舞伎町は全て同じような景色、人種しかいないので目的地が全く見つからない。その間な飲み屋とソープのキャッチが勧誘してくる。もう勘弁してくれ。客引きについて行くなというメッセージをドラえもんの真似をしたゆりやんレトリィバァの声が虚しく響くだけであった。
Wi-Fiもものすごく弱く、シャワーが有料のカプセルホテル。シャワー有料なんてどこに書いてあるんだ?と怒りを堪えながら止まった。最悪のカプセルホテルのある街、歌舞伎町。
結局台風が来そうなので予定変更して帰路へ。早朝もゲロを吐く若者やラリってるのか意識朦朧とした若者が私の前でこけていた。地図の前で立ちションするジジイとゲロまみれの路上。もう私はここへこないと決意をあらたにした。