連続Discord小説 skillme+学園物語(3)
その③ きっかけと1通の返信
そんなある日、地方で災害が発生した。
私のアルバイト先はライフライン業で、アルバイトといえども影響があり、勉強を一旦お休みしてアルバイトに専念することにした。
(アルバイトを終わらせたら学校の課題の続きをやらなくちゃ!)
頑張って頑張って、仕事を終わらせて学校に戻ったら、いつもの風景なのに怖くなってしまった。
(どうしよう…。自分がここにいていいのか、わからない…。)
アルバイト先とのあまりのギャップに戸惑い、勉強が手につかなくなり、気持ちまで落ちてしまった。
そんな時、クラスメイトのOさんがある投稿をした。
読んで心が痛くなった。
(Oさんは素晴らしい人なのに、なんでそんなに…。今のOさんでも十分素敵なのに…。)
気づいたらOさんの投稿にコメントを書いていた。
そして翌日。Oさんからの返信に涙した。
「Kさんが落ち込んでいるのは感じていた。ひっそり心配していた。
声をかけてあげればよかった。ごめんね」と
そこには書かれていた。
泣いて。skillme+学園に戻りたいと思った。
戻ってみんなと勉強したい。
そのためには…。
(そのためにはまずマインドを変えないと。でも…)
でも…。覚悟を決めた。
キャリアグラム診断の案内を手に、変わろうと思った。
今の精神状態を繰り返したくない。
ここで自分と向き合おうと。
【キャリアグラム診断編は別noteにて…】
その④へ続く…。