ジェネリック2024
出費意識の変容にともなって、色々と購入物が変わった。
多分大きな変化があったのは衣料品の類で、ユニクロ率が非常に上がった。
10年前は色んなブランドの展示会に通って大して着もしない服を掛け率に目がくらんでオーダーしまくってたのに。いまだにお世話になっているブランドも確かにあるし、そういうブランドも服は着続けて行きたいが、それにしても着用物が大きく変わったことは事実として存在している。
最近は所謂昔で言うところのファストブランドも最早ファストと言えない価格帯に突入しつつあり(だからと言って10年以上前の貨幣価値のまま現行の価格に文句をつける高くて買う気にならんオジサンとは明確に線を引きたい)、品質もまぁそれなり、というものも増えてきた事も割と大きい。
何度か書いているかもしれないが、都市生活者はモノをあまり持つ必要が無いし、余計なもので部屋を圧迫されることのインパクトの方が大きい。特に肥やしになりやすいクローゼットの中身に関してはある程度小まめに精査し続けたほうが良い。極端なことを言えばアウター以外は1シーズン(半年)で全て入れ替えるぐらいでも良いとも思っている。最近は商業施設に大きなリサイクルボックスも設置され、捨てるというより、再利用へのハードルがかなり低くなっているので、入れ替える事への罪悪感と無駄に関しては昔よりはかなり薄くなったのではないだろうか。適度に入れ替えて清潔感ある外見を保っている方が良いとも思うし。そういう思考になると、持つ服もかなり絞られてくる。そういう中で買って良かったもののピックアップ。
1:ヒートパデッドベスト/GU
そこそこあったかいし、割とシンプルだし、何より価格が安い(セールで1,500円弱とか)。ダウンの素材やフィルパワーのスペックにこだわった時期もあったけど、都市部で切るなら必要十分且つ、ちゃんとトレンドっぽい造形だけど、没個性みたいな今の気分に割とぴったりな一着。
2:中綿洗えるステンカラーコート/無印
そもそも無印のアパレル自体はあまり好きじゃなかったけど、時々出てくる佳作の1つ。形も色も没個性の極みでありつつ、中綿入りでそこそこ保温性も高い。なによりくすんだ黒がくたびれたサラリーマンっぽさをかなり醸し出してくれて個人的に非常に刺さった一着。春先ぐらいでも着れそうなのが良い。しかしそんなことを書いているうちに防寒性がやっぱり不満でアウターとしては失格というか、買い替えというか、リサイクルボックスへ行ってしまった。
3:ヒートテックギアパンツ/ユニクロ
程よく太いし、程よく温かいし、冬場のパンツとして非常に有能。お洒落は我慢という言葉は30代の卒業とともに置いてきた。それでいて最低限のシルエットは担保されるというこれも今の気分に合う。遠慮なく汚せるし、遠慮なく履きつぶせる。
4:エアリズムコットンロングスリーブTシャツ
結局のところこういうインナーはいつでも買えて安価である事が大事。ガンガンきて、ちょっとヨレて来たらすぐ買い替える消耗品としての割り切りを躊躇なく行える。対抗馬としてソフトタッチクルーネックTシャツがあるが、こちらは生地の縮みが酷く、耐久性に乏しいので没。買うならエアリズムが望ましい。
5:ワークマンのセーター/リンク不明
紹介しようとしたら多分ディスコンになった一着。ワイドフィットコマンドセーターという名前で毎年リリースされているらしい定番商品で、名の通り所謂コマンドセーターというシルエット。気にせずガンガン洗えるし、それなりに強度も高いので毛玉も思ったほど出ない。出たら切れば良いだけだし、何より価格がまた2000円を切ってるレベルだったと思うので、ヨレてきたら遠慮なく取り換えられるのがやはりいい。
年を重ねてくると清潔感への敏感さがどうしても上がってきがちなところがあり、それが一番見えやすいのが衣服のヨレだと感じているので最近は割とこういうジェネリックな感じのプロダクトを割と頻度高めに取り替えていくのが気分に合っている。下手なセレクトショップのオリジナルなんかより、ユニクロ、ワークマン(無印に関しては基本的にはアパレルの質は良くないからここでは並べない)あたりの商品の方が質の良さを感じることが増えた。
とはいえ飽きっぽい自覚があるのでこういう服の着まわし方がいつまで続いていくのかは個人的には不透明。そして、そんなことを書いている間にずっとお世話になってるブランドの展示会に行って、久々に高い服にチェックを付けて帰ってきてしまった。
そもそもタイトルすら2024で止まってるし、このいい加減さはもうどうしようもない。終わり。