全てを知る者

出会えることが

運命だとしたら


すれ違うこともまた

運命と呼ぶのだろうか


予期せぬ再会に

巡り会うことが

宿命だとしたら


求め合っても

巡り会えないこともまた

宿命と呼ぶのだろうか


例えば

双方の気持ちの

成り行きの全てを知る者が

一人でもいたとして

そのすれ違い様に

手を出さずには

いられない程の物語を

繰り広げていたとしたら


その二人は

出会うべきで

結ばれるべき

存在なのではないか


例えば

二人が巡り合ったその先に

幸せが約束されているとしたら

その二人は

運命に逆らってでも

巡り合うべき

存在なのではないか


少なくとも

悲しいすれ違いを

繰り返している二人の

全ての成り行きを知る者に

僕はなりたくない

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昔の詩を今日もお届けします☆

この詩は今読んでも共感するところが、多いと感じました。自分や周りに重なる人がきっと多いんでしょうね。

勘違いやすれ違いはよくあることだと思います。でも、偶然すぎる奇跡的な勘違いやすれ違いをしてて、その様子に口も出せずただ見ているだけのもどかしさは本当に歯痒くなると思います。

だったら、まだ知らない方がいいとさえ思えてまうのでしょう。

なぜなら、ドラマや映画で言うバッドエンドが現実に身近で起きているのですから。

やっぱり僕はハッピーエンドが好きです。

自分自身はもちろん、他人の話を聞いていてもハッピーエンドなら何となく安心とか安らぎを感じることができると思うんです。

この詩のように、その瞬間まではバッドエンドになりそうな物語だとしても、どんな終わりもハッピーな幕を引けたらなと思います。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました(*^^*)

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