僕なりの言葉
僕は君に胸を張って
『君を幸せにする』
という言葉を
言うことができない
僕一人だけの力では
おそらく君が望む
幸せの形には
辿り着けないからだ
君と僕二人で一緒に
考えて
育んで
ぶつかって
削って
磨いて
初めて
お互いが目指す
幸せの形が
できあがると思うから
幸せって
片方だけが
強く望んでも
決して
掴めるもんじゃない
お互いが
相手の幸せを
強く望んだとき
僕らは
本当の幸せの意味を
知ることができると
思うんだ
だから
僕なりの言葉で
胸を張って
君に伝えよう
『一緒に幸せになろうね』
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昔に書いた詩シリーズです。
価値観が違うように幸せのかたちは人それぞれ違うものです。
他人の幸せのかたちを思い描いてもそれはあくまでイメージで実際は異なることが多いのではないでしょうか。
同じ方向を向き同じ道を歩んで行くのなら、寄り添うことが必要です。同じペースで同じ歩幅で同じ景色を共有していく。発生した問題は協力し、その時その時向き合い解決していく。共に生きるということは、そういうことだと思います。
自分が幸せになるために歩んでいたのに、いつの間にか自分の大切な人が幸せになってくれることを望み始める。自分を犠牲にしてまでも、その人のために不思議と頑張れてしまうもの。
そんな風に思って生きていけたとして、更に相手も同じことを思ってくれていたとしたら、ひとつの幸せのかたちを感じることができるのではないかと思います。
無駄だと思った時間すら愛しく感じるように、誰かと過ごし織り成す時間は安らぎと共に深みを増して束の間の幸せへとゆっくり変わっていくのでしょう。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました★