娘がオーストリアに出発する日。成田エクスプレスが遅延で、ドタバタ出国。

7/13、曇りで小雨がふる朝。昨日の39.0度の猛暑を考えたら、だいぶマシだ。

1年の仕事での滞在予定。

大きなスーツケース(23キログラムギリギリ)が2つと機内持ち込み用スーツケースがひとつ、パソコンなどが入っためちゃくちゃ重いリュクを持って行くので、荷物持ちで一緒に成田空港へ行くことにした。飛行機の時間は14時半らしい。

11時39分、武蔵小杉発の成田エクスプレスに乗るためにタクシーで武蔵小杉駅へ向かった。

予定よりも早く到着して余裕を持ってホームで成田エクスプレスの到着を待った。
横須賀線が人身事故で5分程度の遅れが出ていたけど、5分ならと気にもならなかった。

東京駅に到着したのが12時ぐらいだったと思う。連結作業があり、信号が変わり次第出発するとアナウンスが流れた。

東京まで一緒に来ていた主人は仕事のため、ここのホームからお見送り。
その主人が「12時33分発らしいよ」って。
えっ??
そんなに?

娘が時間を計算し始めて「間に合わないかも。」と言い出した。

元々、1時間半前に到着する予定の成田エクスプレスだったけど、すでに30分遅れてこの先もスムーズに走る保証はない。

娘がスマホで計算して、車の方が早いと。タクシーで行くと言う。

私は言われるがまま。

スーツケースを一人ひとつ押してタクシー乗り場へ走った。
地下深く、地上に上がるのに10分以上かかった気がした。

横断歩道の向こうに何台かのタクシーがいる。信号が赤でもどかしい。

止まっているタクシーがすぐにあって、成田空港までいいですか?と聞いたらいいですよ!ということで荷物を乗せて自分たちも乗り込んだ。

運転手さんが時間を調べますね!ということでナビを操作して到着時間が3時半!だと言う。

えっ?
もう無理じゃん。

娘が、「成田空港ですけどそんなにかかりますか?」と少しキレ気味になっていた。

だったら成田エクスプレスの方が早いじゃん。

「すみません。1時半です。」

では、お願いします。
もうここからは、運転手さんに託すしかない。
箱崎入り口までが混んでいて、大丈夫なのかなぁなどとハラハライライラして乗っていた。 

娘が、落ち着いて話し始める。

そもそも、今回の出発の時間を娘が自分で決めてない。
主人が、これがいいのでは?と提案してきた電車だった。

娘曰く、もう大人で自分の方が海外に1年に3回も行っているのに父親に決められて子どものように言われるがままに頼ってしまったと。
父親を信じてしまったと。
国際線は2時間前に空港に到着するように常に行動していたのに。
凄い勢いで成田エクスプレスを勧められ、電車の時間まで提案されて、思考が止まった。と。

そんなこと、今、言われても…と思ったけれど、ウンウンと相槌を打つわたし。

私もそもそも娘の飛行機の時間も知らないし、何時間前にチェックインしなきゃいけないのかも考えてない。
人ごととして、荷物だけ運べばいいと思っている。

娘が、冷静になって台湾でトランジットが6時間あるから、最悪、次の便に振り替えてもらえればオーストリア行きの便には間に合うのではないかと。
ANAやJALならそうしてくれるけど、チャイナエアがそうしてくれるかは分からないと。
緊急の問い合わせ先に電話を入れると昼休みで13時からしか営業してない。

そこでも、イライラ。

13時に電話すると、例によってガイダンスに沿って番号を入れながら、人間と喋れるまでには時間がかかる。
やっと通じたら、丁寧に対応してくれた。オンラインチェックインが済んでいるので40分前までに荷物を預けられればいいみたい。
最悪、間に合わない場合は、また電話して問い合わせるしかないらしい。

13時半に到着するなら、間に合う。

所々、渋滞はしていたけど、運転手さんがうまく空いてるレーンに移動してくれて早く進むことができたと思う。

「時間通りに到着しそうですね。」と言われてホッとする。

娘が、料金を見てどんよりと言うか、成田エクスプレスでも間に合ったかもとか、判断間違えたかもみたいなことを言い出した。

料金はなんと27000円。
主人が1万円ぐらいじゃないか?と言うから、そのぐらいなのかと思っていた。

娘が申し訳ないから、自分のカードで払うと言う。

いやいや、私が払うから大丈夫だよ!

何度か、どっちが払うでやりとりがあって、私が払うよ!って言ったら、娘がごめんねって泣いちゃった。

昨日に引き続きの娘の涙は、つらいよ。

まあまあそんな感じで、とにかく間に合って別れを噛み締める暇もなく急いで行ってしまった。

いってらっしゃい。

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