娘が1年間仕事でオーストリアに出発する前日の夜の大喧嘩
4ヶ月ほど前に決まった娘のオーストリア行き。
いよいよ明日出発。
しばらく日本を離れる前日、娘のリクエストで、夕飯は餃子。
夕方18時ごろ、ホットプレートで包み終えた餃子を焼き始めて、そろそろ夕飯にしようかと思っている時にゴタゴタが始まった。
娘がイライラして、「荷物が入りきらない」と怒り出した。「変電圧機も買い忘れた。やる気なくなった」と大きな声でアピール。
あー。また、始まったかー。どうして、ギリギリにそうなる・・・・。
そもそもMサイズとLサイズの2つのスーツケースで行こうとしていたわけだけど、大きいスーツケースを買ってきた方がいいのではないかと前の日から私は言っていたじゃん。
私も結構イライラして、「そういうふうに言わないで、買いに行くなら車を借りて行くよ!ドンキに行くの?一緒に行ってあげるから。コジマ電気にスーツケースもあるよね?電話して聞いてみて!」
正直、車の運転が好きじゃないからなるべく近い方がありがたい。暗くなる前に帰ってきたい。という気持ちだった。
大慌てで、シェアカーを予約して車で5分のコジマ電気に向かった。渋滞。この時間、歩いた方が早くないか?と心の中で思った。とにかくイライラしていた。
コジマに到着。良かった。スーツケースも置いてあった。とにかく大きいスーツケースを買うしかない。
娘が高すぎるという。3万。それは高い。良くみたら2万3千円のもある。しかも105リットル入るLLサイズ!
娘は高いから、ドンキに行きたいような感じで訴えてきたけど、私的にはこれからドンキに行くのは勘弁してくれーという気持ち。
いいよ。これで。通販なら安いかもしれないけど、仕方ないよ。
「私が払うの?」と娘。
「そりゃ〜そうでしょ。」
まあ、なんだかんだやりとりがあって私が支払うことになった。
変電圧機を選ぶのに時間がかかっているので、様子を見に行くと、「仕事でトラブルが発生した」とスマホを操作していた。
まあ、とにかく大きなスーツケースと変電圧機を買って自宅に戻った。
リモートワークの主人が、夕飯を待っていたのか?リビングでウロウロして「大きいねー。人がはいれちゃうねー」と、おちゃらけていた。
すると、急に娘の悲鳴。
「マジでやんなる。やばい。やばい。」
パソコンの横に置いていたドリンクをこぼしてしまったみたいだった。
ちょうど1年前、パソコンを入れたリックの中に入れた水筒の蓋がちゃんと閉まってなくてパソコンをダメにしたことがあったので、パソコンがお水に弱いのは良く分かっていた。
大丈夫??
と、聞くと同時に主人が
「注意深さが足りない。またか?だから、注意深くしろって言ってるんだよ!」みたいな事を大声で怒りながら娘に言葉の暴力を振るった。
娘はすでに泣きながら、「自分のパソコンだから関係ないでしょ」と、これまた怒りながらヒステリックに言い返した。
私は主人を止めるしかない。黙って黙って、落ち着いて。
なのに、主人は娘に対して追い打ちをかけるように言葉の暴力を言い続けて最後には「バカー」と言ってた。
バカーは、印象的だった。呆れた。
子どもかよ。
そんな冷静でいる私の横で娘が泣きながら主人に訴える。
「私は、発達障害だから、注意していてもどうしてもそうなってしまうの。好きでこぼしているわけでもないし、注意してないわけでもない。自分たちの子どもでしょ。」
私も主人の傷口をえぐるような言い方に心を折られた事を思い出しながら、主人に対して腹が立った。
発達障害ないんだから仕方ないんだよ!と私も主人に怒鳴っていた。
私は娘が発達障害なのかは分からないけど、普通の子とは違うとは思う。
普通ってなんだって話になるけど。
苦手な事がたくさんあるけど、普通の子ができないことがいっぱいできる。
他の子にはできない事をたくさん成し遂げてきている。
発達障害というとても優秀な子だと思う。
娘のことが凄いと思うし、自慢だよ。
ずっと、泣き続けて涙がポロポロ流れる娘を見ていて、とても辛かった。
かんばれ。
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