ムーンライダーズ/カメラ=万年筆 デラックスエディションを聴く。その②
はい!皆様こんばんは!
私の棚にあるリマスター盤デラックスエディションを紹介する記事でございます。
今回は
ムーンライダーズ/カメラ=万年筆
デラックスエディション
オリジナルは1980年。邦楽ロックの大名盤で知られる5枚目。40周年記念の3枚組2020年リマスター!
2020年最新リマスタリング音源仕様。
豪華52頁ブックレット付属。
解説に小暮秀夫・佐藤優介&鈴木慶一、最新インタビュー。
CD1に本編15曲にボートラに3曲。
CD2に未発表音源24曲。
CD3にデモ音源にFM放送音源の14曲。
3枚組の計56曲の大ボリューム!
CD1 47分29秒
CD2 65分48秒
CD3 62分48秒
記事その①はこちらー。
ブックレットは52頁の大ボリューム!
小暮秀夫さんの解説は第1章、第2章と別れた構成で解説されている。
第1章はデラックスエディションのディスク2.3の内容を詳しく解説している。
とても見やすいし分かりやすい。度メンバーのコメントを入れたりしてくれるので助かる。第2章は本作品がどのような経緯で作られたのかFM.東京の番組内容を軸に詳しく解説されている。
しかも話しのネタも面白い。映画タイトルの曲は最初から、そうでは無かった事や10CCの「オリジナルサウンドトラック」からインスピを得てる事など知れて良かったりする。
そして何故か鈴木氏以外のメンバーによる回想録ww各メンバーに共通の質問していく企画が面白すぎます笑
そして白井氏の突然のギター解説がめっちゃ面白い!しかもけっこうざっくり解説してくれてるので見ながら聴くとおもろいw
評論に佐藤優介氏の内容は自分のライダーズに対しての生い立ちや好きなった、きっかけや仕事での貴重な関係などを綴られた体験が書いてあります!いちファンとしての好きっぷりが伝わります。
そして注目の鈴木慶一が語るアルバム全曲インタビュー。
この全曲解説は本当に貴重というか、もう本になりそうなぐらい濃い内容です。
このブックレットだけでも買う価値ありです!の後に歌詞、当たり前なんだけどね笑
それに加え、手書き歌詞、譜面、トラックシート、スケジュール、かぶせ表などすべて掲載されてるのがマジで凄いし、貴重。
さらに当時のシングルジャケやフライヤー、ポスター画像&伊豆スタジオでの録音風景、カセットインデックス、チケット、ツアー車、ライブのステージ写真のド級の掲載ぶりに引くぐらい凄いです!!!
引くなよっ!?笑笑
CD3 デモ音源&ライブ「FM TOKYO 1980-08」&トーク、ラジオドラマ
Kujira Session #9
デモ版。ギターリフがけっこうしっかりしてるしリズムも確定されてたぽい。1発撮りみたいなセッションなのかな?気軽にやった感じがありますね!
水の中のナイフ
こちらもデモ版。Vocal版なのかな?ドラムとかも聞こえないので打ち込みドラム的な感じがする。曲自体は完成されてるもよう。
沈黙
これもデモ版。さきほどの曲と似たようなデモ版。歌詞も出来てるので曲も完成されてるこれから演奏で音を拾っていく作業工程なんかな。曲も完成されてるもよう。
太陽の下の18才
ここからはライブ「FM TOKYO1980-08」からの音源。めっちゃ確かに80年代の感じがプンプンする笑 あの時代日本はけっこうアヴァンギャルド的だったような気がする。
ロリータ・ヤ・ヤ
静かなベーススライドから始まるあたり、アレンジが凄い。決してうまくない女性コーラスもなんか味がでてる。なんとなくなんだけどJ.A.シーザーぽい笑
インテリア
陽気に始まるこの曲はロック、ブギウギ的なノリがある。イエイイエイオーウ、て叫びたくなりますね。コーラスがちょっとストーンズの雑さを意識してる?
欲望
おおー!これのライブ版はうれしい!
女性コーラス入ってくるのは意外だったわ笑
ライブだとけっこう渋いんですね。ちょっとエロチックな曲だよね!考えてみれば
水の中のナイフ
この曲はディスク1からのデモとか入れたら何回聴いてるのだろ笑
ライブ版で聴けるのは嬉しいけど、来すぎてちょっとここにきて笑ってしまった笑
これて「だ」の数、決まってる?笑
無防備都市
これも嬉しい!!
最初の吠えてるのもなんか良いし、やっぱりリズムが最強すぎる!いちばんムーンライダーズぽい曲ですよね!キーボードがめっちゃ好き!!ノリも!!後半のギターソロかっこいいし!最高。
彼女について知っている二、三の事柄
ライブだとめっちゃテンポがはやい!2倍速ぐらいに速すぎる!キーボードが嵐のようになってますね!これもラブの言う数決まってるのかな?最後、凄いけど笑
Modern Lovers
この曲は本編に入ってない。アルバム5作目の同タイトルからの選曲。あんまりライダーズのライブは知らないのだが、この曲はけっこう、やるのかな?意外にレアな感じもする
バックシート
こちらも五枚目からの選曲。こちらの曲のほうがレア感がある。たぶん08年のライブだと思うんですよね。80年代感が無くなって音がクリアになったから。中盤からプログレぽくなっていく。
『カメラ=万年筆』を語る
ここからコアな企画のトーク&ラジオナンバーが入ってくる。マジでコアすぎる
鈴木さんが語っていくわけだけどメンバー全員のわちゃわちゃ感がすごい笑
しかも、ひとり遅刻wwローカルすぎるw
アルバムタイトルのいきさつ、とかアルバムテーマを聞けるのは貴重なんだけど
愉快すぎてなんか頭に入ってこない笑笑🤣
ツアーついての意気込みとかなんかもう楽しかったです笑笑
14分程の語り。
ラジオドラマ『霧笛』
こちらはまさかのラジオドラマをしちゃう企画。音楽ともにいきなり歪で、かなり芸術的な実験作が聴ける。即興でやった感じもあり、なかなか面白い。
語りも神秘的で、どこか江戸川乱歩みたいな不気味さと自然美も感じる芸術性も感じる。
途中からライダーズぽいアヴァンギャルドなポップ性もでてきて、これはファンは嬉しいテイクなのではないだろうか?
ラストの1言はなんか意味深ぽくて好き!
約9分ほどの作品。
最後に…
ディスク3はライブが聴き応えがある。
コアな企画のラジオドラマやアルバムの語るテイクなどマニアックすぎるけど、なかなかの貴重なコメント。ファンは嬉しいはず。
全体的に、このデラックスエディションは大ヴォリュームなので、マジで中古ショップとかで見かけたら買うのもありかなと…。
尚、本作は2枚組スペシャルエディションも存在する。内容はディスク2にリミックス版も収録されていて、本作と内容も違うのでこちらにも注目したい。
あとは2006年リマスター盤、紙ジャケット盤されてる。意外にも40周年記念盤の再販LPはまだ出ていない模様。意外すぎる
今回は2つに記事を分けましたが、どうだったでしょうか?見やすかったかな?
まぁ、そろそろ色々記事にも自分なりに工夫をしていきたいところ。
てなわけでね
ムーンライダーズ/カメラ=万年筆デラックスエディション
の紹介でした!
またねん!