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アーティスト:トム・エバハートについて

街の商業施設などではでいろいろな展示が催されています。

中には、週末だけの展示で終わるものや、しっかりと期間を設けて開催されているものもあります。

たまに出会う展示は、わかりやすく新しい発見になります。

今回は吉祥寺で開催されていた「トム・エバハート展」に立ち寄ったので、アーティスト:トム・エバハートについて触れてみます。

彩あふれ、それぞれの絵によって様々な感情が想起される、印象深い作品だと感じました。

では、みていきましょう。


トム・エバハートとは

公式サイトより引用

まず、トム・エバハート(Tom Everhart)は「世界で唯一『PEANUTS™︎』のキャラクターを使ってアートを表現できるアーティスト」です。

つまり、「スヌーピー」や「チャーリー・ブラウン」などのキャラクターをを使ってアートを表現できる唯一のアーティストです。

1953年にアメリカで生まれたトム・エバハートの略歴は以下のようになります。

・イェール大学卒業後、パリ、ニューヨークで絵画を学ぶ
・70年代~80年代、風景画家として成功を収める
・1982年~チャールズM.シュルツ氏との出会い
  ※シュルツ氏はコミック「ピーナッツ」の原作者

広告のプロジェクトをきっかけにシュルツ氏と出会う、シュルツ氏の作品 を見てラインに共通点を見出したトム氏は2週間という短い期間でシュルツ氏のラインをマスターする。そのことに感動したシュルツ氏はトム・エバハートをその後も広告やキャンペーンなどコミック以外のプロジェクトをトム・エバハートに任せることとなる。

・1988年~癌との闘い

トム・エバハートはこの年突然の病に倒れる、病名は肝臓癌と結腸癌で病状はとても深刻な状況で、ここまで続けてきたプロジェクト、画家としての創作活動を休止せざるをえなくなりました。

この時病床にトム・エバハートに与えられたものは、シュルツ氏から贈られたたくさんのピーナッツのスケッチ、そしてこれまで自分が行ってきた活動を振り返る時間でした。

シュルツ氏から「『PEANUTS™︎』のキャラクターを使って、アートを描いてみないか?」との提案がありました。

・1989年~ピーナッツペインティングの始まり

奇跡的に癌を克服した彼が取り組んだ事はピーナッツのキャラクターと自分のアートスタイルを融合させ、そのキャラクターたちに命を吹き込むことでした。

ここでトム・エバハートは、「自分ならコミックの枠に捉われることなく自由な新しいアートとして表現できる」と気がつきました。これはトム・エバハート自身がずっと探し求めていた、自分にしかできない新しいアートの可能性だったのです。

アートの中にピーナッツを取り入れた作品をシュルツ氏に見せたところ、シュルツ氏は大変感激し、これをきっかけに世界で唯一、『PEANUTS™︎』のキャラクター描くことができる、「トム・エバハート」が誕生いたしました。

・2003年~タヒチにて新たな色彩の誕生

2000年にシュルツ氏との別れ(癌で亡くなりました)を経験し、新たな環境で創作活動を開始する。

現在もなお、新しいものを求め、技法や色使いを変化させながら進化をし続けています。

作品たち

活動内容は公式サイト等でたくさん見ることができます。

Hair Club For Dogs
Reach For The Stars
Hero
In the Bu With My Boo

展覧会について

トム・エバハート展、それは日本で唯一トム・エバハートの作品を取り扱うことができる正規代理店の展示販売会です。毎週末日本全国の「どこか」で開催しています。

公式ファンクラブ

日本全国のどこかで開催されています。
近くの場所で開催される場合は是非一度みてみてほしいです。

トム・エバハート展(吉祥寺)の様子

わたしが立ち寄った時は、子供もつれていて、かつ「展示販売会」だったので、入るのに躊躇しましたが、絵のすばらしさにひかれて我慢できずに入りました。

スタッフさんも丁寧にどんな人物であるかを説明してくださり、ありがとうございました。

画集

2000年に画集も出版されましたが、今では絶版。

SNOOPY IN PAINTINGS


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