バレンタイン、伊勢丹は2月14日前に終了
2月14日がバレンタインデイなのに、東京のデパートオブ百貨店と言われている新宿伊勢丹は2月6日に終了させました。
それはもはや「チョコレートは男子に告白であげるものではない。最高のものを自分のために買うものだ」と堂々と宣言していました。
ですよね?
伊勢丹に行った方で「告白するのにどれがいいかしら?」って行った人、手をあげて〜。はい、ほとんどいませんでしたー。
特に後半期(前半は一応、スタンダードなお店の出典)はもう品評会状態。パティシエ本人がガラスケースの前に立ち、購入するチョコにサインをするのが当たり前。なのでサインしてもらうのに一番いいのを買わないと、、と5,000円以上のチョコが飛ぶように売れる。買う時にファンならではの質問の一つも出来ないといけない。「去年は柚子は使っていませんでしたよね、今年使うようになったのは?」とかとか、去年も知ってるし、チョコ界にも詳しいんだもんね〜な話も出来ないとならんっ。大変だあ。
そんななかに「好きな人にあげるチョコ探そう」と思っているいひとなんてほとんどいない、、。だから、2月14日に合わせて開催する必要は全くないんです。それが真実だというのをくしくも開催日で知ってしまうのでした、、。
今回、伊勢丹で目を引いていたのは今年も一面華やかなイラストの神戸の「パティシエ エス コヤマ」。発想が歌手「セカイノオワリ」的な華やかで楽しい世界の中で新しいチョコのオンパレード。今では珍しくなくなったけどコンビネーションが新しいフルーツもの、マンゴーやカシス、ライチなどのチョコ。醤油やほうじ茶、グアバと番茶を組み合わせたチョコもしっかりと味わいを出しているチョコも関西では人気。みるみる棚にある商品が完売していく。
↑パティシエ エス コヤマ
スターパティシエが店頭に立っているのはもはや当たり前だけど、イケメンはお得。「パティスリーカメリア銀座」の遠藤泰介氏はニコニコと入り口付近の店頭で立っているものだから長蛇の列に。彼は33歳、ピエールエルメのイクスピアリ店オーナーシェフやペニンスラホテルショコラ担当などを歴任し、現在、自分の銀座のショップのオーナーシェフ。講習会はあっという間に申し込みが締め切られるという彼。チョコ買うのに何故か一緒に写真を撮ってもらってるという。もはや好きな人にあげる、じゃなくて好きな人に会いにいく、、なんだな。
昨年までは京王プラザホテルで入場料を取って予約制でメゾンドショコラは開催してました。これも凄い人だったのだけど、やっぱり伊勢丹内の催事場で行うことで身近な感じで私はこれが好き。ホテルの宴会場はもう疲れる、、。広すぎて、、。一回行ったら二度は行かないだろうし(疲れるし、入場料取るし。だから買っちゃうんだけど)それより、百貨店内なら何回でも(結局、取れた予約は計3回だけだったけど)行けるから買い足し、買い足しで何回も買えていい。(最後はほとんど完売してて買えるものがないという)
もはや、AKB48の握手会?同士が多くて、サインもらえると嬉しくて、ちょっとでも話せると楽しくて。チョコも美味しいし、女子は握手会じゃなくてチョコ会!これはチョコという媒体を借りた興奮握手会状態。楽しいし、浮き足立つ。そして次回も必ず来ることを誓うのです。
↑遠藤泰介シェフ。ね?イケメンでしょう?失礼にならないように遠巻きに、、。
もうバレンタインは男子に告白するための日じゃなくなってるの。伊勢丹は早々と宣言したから潔い。そういう売り方をしていない。周りの百貨店も単純にチョコを並べるのはやめたほうがいいと思う。もちろんいまでも義理チョコ買う人、ちょこっと告白するからいいものを〜という人はまだまだいるから需要はあるんだけど。
小田急百貨店のチョコ売り場で一番人気はかき氷。チョコと何にも関係ない(チョコソースをかけたのがあったけど、、)かき氷屋さんに長蛇の列。奇しくもそんな出店でしか人を集められないことがわかってしまったね。今に京王百貨店は駅弁チョコなんてやったら面白いかも?しれないし、オリジナリテイを出していかないとならないね。
コロナでもチョコ売り場はどこもそれなりの人出だったから、チョコレート販売はこれからも売れると思うけど、各店舗、これからは個性を押し出していかないといずれ格差が広がると思う。それは、、チョコだけではないんだけど、ね。
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