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2023年2月 壱岐・その2

壱岐2日目。今日はよく晴れそうだ。

国民宿舎の部屋の窓から眺める景色。
国民宿舎の朝食。豆腐が美味しかったし、魚のヅケも温泉卵もよかった。

さて、今日は神社を巡ろうと思う。対馬も神社が多かったが、壱岐も多い。昨日島の中を走っていてもそこら中に鳥居が立ち、しかもきちんと注連縄が張られていた。
その前に勝本の朝市へ寄ってみた。

勝本の漁港。小さな船が多かった。
きれいにおめかしされた地蔵さんが海際に立っていた。
朝市の場所から少し離れたところに古民家を改装したブリューワリー。
開店準備をしていた女性が10時にオープンするので、お寄り下さいと言ってくれた。
が、車だから吞む訳にはいかない。残念。
もっと暖かくなったら露店ももっと増えるのだろうが、たった3名では寂しい。
常設店舗にも客はゼロ。売っていたのは土産物が多かった。
朝市のすぐ近くに諏訪の御柱が祀られていた。へえええ。友好都市なんだね。

勝本から島の北端に近い串山ビーチへ行ってみた。イルカパークの先。

串山はきれいなビーチだった。
串山ビーチの近くに面白い地層があった。板のように積み重なった断面。壱岐の最古地層。
二千数百万年前に海底で砂岩と頁岩が堆積し、その後、隆起して地表に露出したという。
壱岐の土台石、と呼ばれるという。

さて、神社へ行きますか。まずは女嶽神社。男嶽、女嶽とそれぞれに神社がある。軽だからなんとか走れる細い山道を登った。

簡素な造り、女嶽神社。
女嶽神社から少し離れた山中にある巣食(すくい)石。パワースポットらしい。

細い急な山道を下って、次は男嶽(おんだけ)神社。展望台がある。

展望台からは芦辺の町が遠望できた。

男嶽神社には猿があちらこちらに。鳥居下にも、神社右奥にも。

ものすごい数の猿の石像。社の周囲にも三猿となぜか牛の石像が並んでいた。
男嶽神社の右手には猿像の一群だが、左手に不思議な石像があった。
マリア像みたい。しかし、後で調べると、猿田彦の妻、アメノウズメノミコトのようだ。
ここの宮司はやり手らしく、インスタやFacebookも駆使する商売上手みたい。

次に向かったのは芦辺の壱岐神社。

壱岐神社は今風の神社だった。芦辺港を出ていった博多行きのフェリーが遠くに見えた。

さらに、月読神社。

京都や伊勢にも月読神社があるが、ここが全国の月読神社の本宮とのこと。
境内に茅の輪くぐりがあったので、謹んで潜らせてもらった。

島の駅、壱番館で、昨日国民宿舎でもらった地域クーポン2000円分を使って土産を買い、日本酒蔵横山蔵へ向かった。壱岐と言えば麦焼酎だが、5年前に日本酒造りを復活させたのだ。よこやまシルバー、2年前に長崎のエイジで教えてもらった旨い酒。昨夜も夕食時に最初の1杯はよこやまにした。蔵には残念ながら、酒は品切れだったが、特約店を紹介してもらった。

重家酒造横山蔵。純米大吟は横山五十、純吟はよこやまシルバーの銘柄。
事務所のおねえさん、親切丁寧に特約店を教えて下さってありがとう。
スーパーヤマグチには何と、横山蔵専用の日本酒冷蔵庫が置いてあった。
今夜の宿は夕食時に酒持込みOK。さすがに四合瓶は飲めんでしょと、300ml瓶購入。
ビール売り場に勝本のILAND BREWERYのクラフトビールも発見し、2本購入。

今夜の宿は16時チェックインだが、酒とビールを冷蔵庫に預けたくて電話したら、来ていいよと返事。無事に預けてきた。
さて、お昼どき。今日の昼メシは、シェフのごはん柳田。シェフと名が付くがうどん屋さん。名物は自家製カス。関西で油カス、徳島じゃイリカスと呼ばれてるヤツ。こちらではとても上品なカスに仕立ててるようだ。

頼んだのは、牛カスうどん。出汁もとても旨かった。950円と少々高いが、壱岐牛だからね。

芦辺方面へ戻り、清石浜を通りかかると砂浜にウミネコの群れ。

カモメかと思ったら、嘴の先が黒いのでウミネコだな。こいつらはうるさいのだ。

そこから小さな半島を越した八幡浦の海縁に、はらほげ地蔵。

胸のあたりに小さな丸い穴が空いている。満潮になると海の中に沈む。
昔はこんな立派な土台はなかったと思う。うろ覚えながらここだけは記憶がある。

さらにその先、壱岐のモンサンミッシェルとも呼ばれているらしい、小島神社。ちょうど引き潮で砂州が繋がっていた。

干潮時に沖にある島と陸地が砂州で繋がるトンボロ現象と呼ばれる地形。
日本のモンサンミッシェルと呼ばれている所は日本各地にあるようだ。

次にお詣りしたのは天手長男(あまのたながお)神社。壱岐の一の宮。が、元々のお社は元寇で破壊され、後世、探索の結果、重要な遺物が発掘され、ここだろうと定められたようで、本当は別の場所という説もある。

あまのたながお神社の鳥居。古い石段が長く続いていた。意外に質素な境内。

すぐ近くに住吉神社。

住吉神社は境内も広く、立派なクスノキに出迎えられた。
住吉神社参道。

さあ、神社巡りはこれで終わり。今夜の宿にはシャワーしかないので、いき湯川温泉に立ち寄り湯していく。入浴料600円。ここはお湯は透明、ぬるめで好ましいお湯だった。ただしこちらもしょっぱいお湯。

先客2名。うち1名は関係者だろうか、しきりに温度の加減はどうだとか、ぬるくないか、
など話しかける。ご本人は洗い場で泡まみれになりながら話すので聴き取りにくいのだが。

で、この後、宿にチェックインしたのだが、宿の話は別途、項目を設営するのでそちらをご覧あれ。それほど素晴らしい宿だったのである。
さて翌日、本来は午後のジェットフォイルを予約したので、午前中は回れるはずだったが、行きたかった場所はすべて行けたし、午前のフェリーで博多に向かい、変更不可のチケットだが、先日の久米島では変更してもらえたし、ダメモトで早く帰ることに賭けてみることにした。

左京鼻の突端には小さな龍神様が祀られていた。お詣り納め。
海辺で放牧されていた壱岐牛。
土産物屋であれこれウニ関連商品を買い込んだ。保冷バッグ、保冷剤と共に。
唐津~壱岐と書いてあるが、対馬発、壱岐(芦辺)経由、博多行き。ガラガラだった。

14時前に博多港着。

博多港ポートタワー。バス停前には立ち寄り温泉、波葉の湯があって賑わっていた。

で、15時前に福岡空港に着いてしまった。予約は18時45分発のANA便。ダメモトでカウンターへ行き相談してみたが、いともあっさり、便の変更はできません。払い戻しして買い直して下さい、と言われた。しょうがないので、ラウンジで缶ビール1本もらいスマホ映画を観て、その後、立ち飲み屋で一杯やって時間を潰した。搭乗口へ行くと、なんと満席のため協力金を払うから他の便に変更してくれる客を募っていた。そんなことするくらいなら、昼間の空席たくさんある便に変更してくれれば、余計な金を使うこともないのに。いくら規則だからとはいえ、臨機応変にできないもんかねえ、と呆れ果てた。これまでずっとANA贔屓で来たけど、もうヤメ。最近のANA、昔のJALみたい。

せんべろでイモ焼酎お湯割り2杯とつまみセット、さらにアジフライをいただきました。

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