2016年7月2日 西吾妻山
日程:7/2 グランデコホテル8:05→8:13ゴンドラ乗り場8:18→8:35山頂駅8:40→10:45西大巓山頂11:00→12:00西吾妻山頂→12:20天狗岩12:40→13:25大凹水場→14:16北望台14:20→リフト3本→15:00天元台15:18→ロープウェイ→15:23湯元駅→15:36白布温泉西屋旅館16:30→白布温泉16:40→17:25米沢駅
歩行データ:平均登高スピード登り326、下り451、消費エネルギー1827カロリー
メンバー:横井、横山、秋田、長崎
梅雨の最中とあって事前の天気予報は曇り時々雨。しっかり雨具を持参して臨んだが、結果は高曇りのままで、花の撮影にも最適で良かった。次第に衰え始めた晴れ男パワーが最近復活気味。前日は郡山の居酒屋、門土庵で前夜祭。名店の噂通り、日本酒も料理も接遇も良かった。横井さんは古稀を迎えられたとのことで、今回の西吾妻山山行は70代初の山ということになった。裏磐梯グランデコに22時過ぎチェックイン、温泉大浴場に入って就寝。翌日は朝風呂も入って、涼しい高原の朝を迎えた。朝一番のパノラマゴンドラリフトで山上へ。ここからはずっと登り道。石がゴロゴロする足場がこの先ずっと続いた。石の海と地学用語では呼ぶそうな。初めは体が重かった。ひとり長崎君だけ飛ばす。案の定、後でバテていた。振り返れば、磐梯山と小野川湖。この景色が疲れを癒やしてくれる。涼しいのかと思ったら、とんでもない、すぐに汗まみれ。森の中の登山道脇には林床三姉妹、ゴゼンタチバナ、マイヅルソウ、ツマトリソウをはじめ、イワカガミ、アカモノ、チングルマ、イワイチョウ、ツガノアオザクラ、ウラジロヨウラク、ハクサンシャクナゲ、ハクサンチドリなど次々と高山植物が現れて目を楽しませてくれる。ほぼコースタイム通りの2時間をかけて西大巓山頂。ここは眺めがいい。磐梯山、小野川湖、檜原湖、猫魔ケ岳、雄国沼、安達太良山。1個おにぎりを食べてエネルギーチャージ。西吾妻山はなだらかな山頂が見えている。尾根筋の登山道も見える。さてどんな花が待っていてくれるのか。まずはシナノキンバイの大群落。登山道から少し離れているのが残念。そして池塘が続々。ワタスゲも風に揺れている。辿り着いた西吾妻山山頂は、樹林の中の展望もない場所とはガイドに書かれていたが、本当にありがたみというか達成感の得られない山頂だった。おまけに反対側からたくさん登山者が登ってきて、大渋滞。皆さん、え、本当にここが山頂?という顔をしている。そそくさと記念写真を撮って、先に進む。やがて広々と開けた石の原っぱ、天狗岩に到着。風が涼しくて気持ちいい。ここでお昼。雪を被った飯豊山が吾妻神社の向こうにくっきり見える。さらに先へ。足下に池塘が広がったと思ったら、一角にチングルマの群生。しかも咲き始めから真っ盛りまで活きがいい花々。他では花期を過ぎた花が多く、カザグルマになっているのも多かった。ここだけ雪が残っていたのだろうか。池塘を次々眺めながら、大凹の水場に着いた。周囲にはキバナノコマノツメ。さてこの先、楽しみにしていたヒナザクラが観られるか。残念。今年はやはり早く咲き終えたようで、残滓すら見当たらない。その代わり、ツルコケモモが咲いていた。北望台からはリフトを3本、延々30分以上乗り継いで下山。飯豊山がよく見えた。紅葉時期はこのリフトはきれいだろうな。天元台からはさらにロープウェイ。白布温泉の西屋旅館で立ち寄り湯。滝の湯。いいお湯がざぶざぶ掛け流し。洗い場がほとんどないけど、置いてあったシャンプーやボディシャンプーで頭と体を洗って、湯の華が浮かぶ浴槽に浸かり、打たせ湯にあたり、さっぱり。湯上がりのビールが旨いこと。意外に込んでいた帰りの新幹線車内では、牛肉どまん中弁当の塩味に舌鼓。またまたビールと日本酒を飲んで、旅の締め括りとした。