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2023年5月 支笏湖

JALが特別バーゲンセールをやってくれた。最初はサーバの不都合でクラッシュ。お粗末なWEBサイト加減を自ら暴露した。で、やっと買えるようになって、まず狙ったのは山陰路線。カミさんが出雲の方へ行ったことがないから行ってみたいとご要望。が、目の前で残席がなくなっていった。仕方なく札幌便をとった。台湾から帰国して1週間後。南国から北国へ。

あっという間に新千歳空港へ着陸。連休明けで空いてるかと思いきや、出張の方々で満席。

レンタカーを借りて、向かったのは苫小牧。行列ができることで有名な店。12時過ぎに着くと、案の定、長い列。並ぶことは覚悟していたが、寒い。そして列はほとんど進まない。近くに系列店のテイクアウトの店があり、その2階でも食べられるようで、諦めてそちらへ向かう人もいる。ここは我慢。そのうち、右人差し指の感覚がなくなった。真っ白になって、血が通っていない様子。慌てて手をこすったりもんだり。30分ぐらい続けて、なんとか復活。あー、驚いた。結局、寒風の下、1時間半ちょっと並んで入店。

さほど広くない店内の壁から天井までびっしり色紙。

注文したのは2大名物、マルトマ丼とホッキカレー。ほとんどの人が頼んでいるみそ汁をみそ汁を出してくれたが、旨いこと。貝のワタっぽい部分が入っていい出汁、冷えた体に汁が染み渡る。
で、運ばれた日替わり丼=マルトマ丼、ひえー、ホンマかいな。飯が見えない。何十匹載っているのか甘エビ。

刺身も3種類2切れずつ、アワビもイクラも隠れている。これで1500円!

そして、ホッキカレー。並んでる時に地元のオジイさんが、余所でも出してるけど、ここのはホッキの量が違う、と言ってたけど、ホンマやったわ。身の部分だけでなくワタっぽい部分もどっさり。これまたいい出汁が出てること! いやいや並んだ甲斐があったよ。

これは期待以上に旨かった。カレーもスパイス十分。1200円。
我々以外にも、2種類を頼んで交換しながら食べてる2人組は多かった。

さあ、あとは早めに宿へ向かうぞ。今夜の宿は支笏湖畔の休暇村。昔、山仲間と対岸の秘湯の会の宿、丸駒温泉には泊まったことがあるが、ここの休暇村は初めて。

湖畔の林の中に立つ、休暇村支笏湖。野鳥の鳴き声が響き渡る。

チェックイン時にいただいたハスカップジュースが美味しかった。洋室を予約していたが、ゆったりしてるがいかんせん古い。周辺を散歩。坂を下ると湖畔に出る。

湖畔の桜がまだ咲き残っている。
エゾヤマザクラかな。ソメイヨシノとは違う美しさがある。
明治時代に空知川の鉄橋としてイギリス人技師の手によって建造された橋を、大正末に王子製紙が払い下げを受け、軽便鉄道(通称、山線)のためにこの地に移設、戦後廃線となるまで使われた。平成になってその橋を復元したものが、今、架かっている山線鉄橋。
近代化産業遺産にも指定されている。

湖畔には海外からの観光客もたくさんいた。

大きくなってほうけたフキノトウもたくさん。

さて、温泉で温まろう。

さほど大きくない内湯がひとつのみ。小さなサウナもあるが、コロナ対策もあり、一度に入っていいのは2人まで。そろそろリニューアルした方がいいよね。お湯はいいお湯だった。

夕食はビュッフェ方式。ラムがメインとのことだったので楽しみにしていた。が、作り置きのラムブロックを、切ってくれるだけ。他の料理もすべて作り置きで、時々、温かい皿を持ってきてくれるが、料理したばかりという感じではなく、保温してあったものを運んでる感じ。

ラム肉はフツー。アスパラとミニトマトが美味しかった。
サラダの野菜全般も大変美味しかった。
窓の外、支笏湖が夕焼けに染まっていく。
大浴場近くのリラックスルームに、ストーンバランシングができるスペースがあったのでチャレンジ。右手前の3個積んであるのがぼくが積んだ石。

翌朝、湖畔を散歩。野鳥の森へ行くと、観察小屋に望遠レンズをセットした2人。ダウンを着込んで張っていた。

日の出前から来て待ってるけど、今日はメジロが1匹来ただけと笑っていた。ちなみに、壁の向こうには小さな池があり、野鳥が水浴びに来るのだそうな。大変ですなあ。


桜だけでなく、足下にはタチツボスミレがいっぱい咲いていた。
展望台に登ると、恵庭岳に雲の合間から差す朝日が当たっていた。

朝食もビュッフェスタイル。スープカレーもあった。

自分で好きな具材を混ぜて作るポテサラ。
窓の外の餌場には小鳥がやってくる。シジュウカラかな。我が家の近所でも見られる。

さて、今日は北広島方面へ向かうが、支笏湖を回り込み、国道453号線、117号線と、山を越えていく。

この先は山の峠越え。117号線へ入ると、滝が連続する。最初の滝が白扇の滝。

白扇の滝。なかなかの絶景だった。その先、ラルマナイの滝、三段の滝と続く。

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