
2024年11月 紅葉の秩父で酒宴
今年の紅葉は遅い。秩父の奥、大滝あたりでは例年11月初めと言うが、今年はちょうど訪れた時が盛りの見頃。
大滝には紺屋という12年前から通っていた馴染みの蕎麦屋がある。スペイン語、英語が堪能で香港に長年駐在経験のある元商社マンのオヤジさんが、故郷の実家で半ば楽しみがてら蕎麦を打っていた。が、今春、看板を下ろしてしまった。特別に、コース料理を出してもらえることになった。
その前に、大滝からさらに奥、不動滝という名瀑があるとの情報を頼りに、N君運転の7人乗りシエンタ新車に乗せてもらい行ってみた。

確かに周囲の山々は色づいている。お天気も上々。11月半ばとは思えぬポカポカ陽気。滝沢ダムを越え、旧秩父往還の下の道、滝への入口があった。

急な下り坂を下りていくと、清流が見えてきた。



吊橋のあとは、今度は登り。沢を越えて、落ち葉に埋もれる道を歩く。

ここまで来たら、もう滝の一部が見える。なかなか迫力ありそう。そして全容が見えた。



いやあ、大満足。もう少し来やすい場所にあれば、メジャー観光地になったろうに。来た道を引き返す。

帰り道は意外に早く感じた。

さあ、そろそろ紺屋に向かおう。
久しぶりに会った紺屋のご主人、元気そうで何より。
もう一人の参加者もピックアップして、皆で宴席の支度。

さあ、開宴。本日の主役は、今年6月にリタイヤされたYさん。某全国ネットワーク宿泊施設に在職中は各地で大変お世話になった。一緒に山歩きもした。ご卒業祝い。まずはビールで乾杯。

ビールの後は、ティオぺぺ。いい香りが鼻に抜けていく。11月とは思えない暖かな山の空気が、酒をいっそう引き立ててくれる。







シイタケの後は、秩父名物ホルモンを焼いていただく。
そして、スペイン風オムレツが焼き上がってきた。


そして、もう1品。地元で栽培されてきた大滝インゲン。短くて太い。これを天ぷらで。

メインの蕎麦に辿り着く前にもうお腹がいっぱいだよ。

主賓にも喜んでいただけて、同席者もみな大満足。また来年も来いよと、ご主人から嬉しいお言葉。来るよ、また。それまで元気でね。