2019年9月 鶴岡、湯野浜温泉、加茂水族館 10 栗コロッケ 2019年9月29日 17:43 羽黒山、国宝の五重塔。特別公開中とは知らずに訪れた。 野菜だけの料理を出すというレストランがあり、行ってみたら、今日は団体の貸し切りで食事はできないと言われた。が、ここの主が日本の伝統的野菜を栽培していて、その講釈を聞かされた。 今の野菜はいくら育てても種ができない、不稔だと主。そんなものを子供に食べさせたらどうなるかと言う。今の50歳以上はまともな野菜を食べたはずだからいいけど、若い連中は長生きできないと。ましてや子供に食べさせてはいけないと熱弁。理はあると思った。 10年ぶり以上に訪れた羽黒山。背筋がしゃんと伸びるなあ。 特別公開中の五重塔には足場が組まれていて、2層に登って中の心柱を見ることができた。屋根の材の組み方も間近で見ることができた。 致道博物館。ここも10年以上ぶり。中の展示がまったく変わっていない。考古学関係の資料も展示しているが、考古学分野はここ最近、新説がたくさん出てきていて、それらを反映すべきと思うが。怠慢。 致道博物館、庭だけはいいなあと思った。800円の入館料の元はここで取ったかな。 その庭に咲いていた萩の花。 鶴岡駅前のホテルに泊まって、17時開店と同時に人情酒場に入店。知人のお勧めがあったから。 日本酒の見比べ、を頼んだら、好みを訊かれた。しっかり目で濃い味が好き、と答えたら、地元大山地区の蔵を3種類出してくれた。十水が一番の好み。 この方が店長。日本酒好きで、いろいろ地元の話も聞かせてくれた。 湯野浜温泉の宿は、はまあかり潮音閣。ログハウスの浴室からはもちろん日本海も見える。源泉掛け流し。 1泊2食で1万円もしないのに、夕食は充実していた。刺身はクロソイ、ブリ、アジ。庄内に揚がった紅ズワイ。平田牧場の三元豚のしゃぶしゃぶもいい。この後アツアツで出されたハタハタから揚げも美味しかった。これに地酒栄光富士1本付き。 追加のお酒は上喜元純米吟醸。鶴岡の人情酒場店長も、自宅で飲む酒は酒田の上喜元と言っていた。 客室から浴室へは、狭い道路の下を階段でくぐって別館へいくのだが、その階段脇に滑り台。昔から家族連れ客が多かったので、子供のために先代が工夫を凝らして作ったらしい。 はまあかり潮音閣の玄関先には数匹のネコがいる。物静かにじっと寝ていた。 海岸沿いの大型旅館近くでは、毎日、朝市が出る。残念ながらほしくなるような土産物は置いてなかった。 はまあかり潮音閣の朝食もとてもよかった。岩海苔の香りが漂う味噌汁と、アツアツ玉こん煮物は、後から持ってきてくれた。キャベツの陶板焼きも自家製味噌が美味しかったし、鳳凰卵は卵かけご飯にしたが濃くて旨かった。 加茂水族館はクラゲの水族館として大人気。不思議なクラゲがたくさん見られた。 展示されているクラゲは50種類以上で世界一とか。落ち目になって何か挽回策をと苦労した時代に、クラゲで行くと決断したことが今日の繁栄に結びついた。 最大のクラゲ水槽。見事。クラゲの透き通った体は、照明によって美しく映える。 学芸員の解説もとても面白かった。後で、手袋をはめて、実際にクラゲに触らせてもらうこともできた。 外のプールではゴマフアザラシのショーも。 大山地区には4軒の日本酒の蔵。最近の地震では大きな被害が出た。出羽ノ雪資料館は唯一常時見学可能な施設。 人情酒場の店長から、ぜひお詣りしていくようにと勧められた善寶寺。本堂奥の龍王殿は特別拝観させてもらえた。 こちら五百羅漢堂も特別公開中。傷んだ羅漢像を、東北芸工大と協力して復元作業を続けているとのこと。 善寶寺の奥には貝喰みの池がある。昔、人面魚で話題になって、その時は凄い数の人が押し寄せたという。 いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #クラゲ #鶴岡 #加茂水族館 #人面魚 #湯野浜温泉 #人情酒場 #十水 #善寶寺 #龍王殿 #五百羅漢堂 #はまあかり潮音閣 #貝喰みの池 10