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2024年2月 小浜島

早朝5時前に自宅を出て、ピーチの朝便で石垣島へ飛んだ。今回はカミさん同行のため、スーツケースを預け、座席も事前指定。ま、それでも2人で往復4万円だから十分に安い。

石垣島の北端、平久保崎が見えてきた。いい天気。気温も今日は25℃を越えそう。

空港からは離島ターミナル行きの直行バス、ノンストップ片道500円。八重山観光フェリーのチケット売り場で小浜島往復を買って、食堂でそばをすすってから、船に乗りこんだ。

13時半には小浜島港に着いた。冬から夏の世界へ半日で移動。

ホテルの送迎バスに乗り、はいむるぶしへ。まだ14時前だけど、チェックインさせてもらえた。部屋へはカートで移動。

スタッフの運転するカートに先導してもらい宿泊棟へ。広い敷地内の移動はカートが基本。

部屋は2階の角部屋。予約していたよりグレードアップしてもらえた部屋は広々していて、テラスにはソファもある。

いつもの貧乏ひとり旅で使うビジホとはエライ違いなり。
テラスからは西表島も眺められる。気温26℃を越え、さすがに暑い。

明日からの天気予報は雨。貴重な晴れ日、さっそく敷地内をカートで探検。まずはビーチへ。

カフェで、アフォガード。エスプレッソをかけてアイスを。目の前のビーチは明日が海開き。この日は修学旅行生が、いろいろなマリンアクティビティを楽しんでいた。
海はすっかり真夏の景色。

敷地内では乗馬体験もできるみたい。その馬たちがいる場所へ行ってみた。

前髪を切り揃えられたこの仔は可愛い顔をしていた。
シロバナオオベニゴウカン。様々な植物が植えられている。野菜畑もあった。

夕方、カートで大浴場へ。温泉ではないが、露天風呂がとても気持ちいい。正面に西表島を眺めつつ、心地いい風に吹かれて、つい長湯しそう。こりゃ、朝風呂も楽しみだ。部屋に戻り、オリオンをぐびり。
初日の夕食は島の居酒屋で予約していた。ホテルまで送迎してくる。

ホテルの玄関。ウチナー時間で、どうせ時間通りには来ないだろうと思っていたら、ぴったりタイムでワゴン車がやってきた。

店のすぐ近くに、昔、朝ドラのちゅらさんロケの舞台となった古民家があるので、断ってから、ちょっと見にいった。

ちゅらさんのロケが行われた、こはぐら荘。屋根の正面上にシーサーが鎮座している。
ここが島ダイニングゆうな。

実は、小浜島へはひとりで2年前に来ている。その時に、夕食の店を予約しようと思って苦労した。1ヵ月前にしか予約できないとか、逆に間近にならないと予約受けないとか。で、結局、予約した店は酷くはなかったがたいしたことなかった。今回は評判よさげな店がすんなり予約できた。店内は予約でいっぱいのような感じ。頻繁に送迎車を出している。
さて、注文したのは、生ビール、刺身盛合せ、セーイカ白子ポン酢、なんこつマース煮、アーサ佃煮と島とうふ。
刺身は、生マグロ、ガーラ(ロウニンアジ)、アーガイ(ヒブダイ)。いやあ、実に旨くてまいった。とりわけガーラ。いやアーガイも。マグロもだあ。
そして、店主自ら採っている初ものアーサ(アオサ海苔)。香りが素晴らしい。

セーイカ白子ポン酢。こういうスタイルで食べさせてくれるのは珍しい。旨い。

請福を水割りで。調子に乗って飲み過ぎないよう注意だな。追加注文したのは、紅いもとウムクジ(芋クズ)の天ぷら、八重山カマボコ。

紅いもの甘味、芋クズのとろみが合わさって、熱々ウマウマ。
自分で採ってきたというアーサを見せてもらった。鮮やかな緑。

こりゃ幸先いいぞ。ホテルに送ってもらうと、ロビーでミニライブをやっていた。

島唄ライブと書いてあったが、全然、島唄っぽくないのでつまらんかった。

外へ出ると、雲の合間に星がちらほら見えた。
翌朝、今にも降りそうな曇り空。まだ暗い中、朝風呂へ歩く。

少々フライングしたので、まだ誰もいない。右手外に露天風呂。

朝ご飯は、ビュッフェ方式。なかなか充実した内容。

野菜中心にあれこれ。ご飯は黒米。汁は中身汁。
左手にはヨガのためのスペース。雨が降り始め、気温も上がらない。昨日とは大違い。

敷地内の昆虫館へ行く。2年前、ここに名和昆虫館の分室があると分かり、調べたら、まだコロナ終息前のため宿泊客以外は敷地内立入禁止だった。電話して見学したいと話したら、どうぞと対応してくれた。その時の印象がとてもよかったので、今回こちらに泊まることにした。

昔、石垣測候所の所長だった岩崎氏が珍しい昆虫を採集する度に、岐阜の名和博士のもとへ送っていた。その結果、イワサキの名前が冠される新種もいくつも発見された。そのような縁で、ここに岐阜の名和昆虫館の分室が設置されている。岐阜出身者としては嬉しい場所。

ハスの花が咲く池の畔に水牛がいる。傘を差して、そぞろ歩き。

水牛は2頭いて、なぜかこっちの水牛は池の中にいることが多い。
池には野鳥も。こちらはオオバン。つがいだろうか。
こっちはバン。
で、ヤギも2頭いた。おとなしく草を食んでいた。

花やチョウチョもあれこれ。

モミジヒルガオかしら。別名、タイワンアサガオ、モミジバヒルガオとも。他にはランタナやトベラなど。
イシガケチョウ。
ヤエヤマイチモンジ。
ジャコウアゲハ。匂いをかいでみればよかった。毒をふくむウマノスズクサを食べるため、鳥などに食べられないのだそうな。

朝、たっぷり食べたので、お昼は本館のカフェでコーヒーとケーキで済ませた。

ショコラケーキ、美味しかった。

2日目の夕食は、ホテルのビュッフェを予約していた。6000円と高いので期待したら、ステーキもなければ、刺身もない、天ぷらもない、実に粗末な内容で品数も少ない。アツアツのものがほとんどないのだ。ヒドイ。朝食の方がずっとマシ。

コックさんがいて取り分けてくれるのは、ローストビーフと寿司のみ。寿司もネタは3種だけ。しかもさほど美味しくない。

翌朝も雨。結局、お天気だったのは初日のみ。9時半の船で石垣島へ向かった。

やってきた船からは、石垣島の人だろうか、ゴルフバッグを持ったグループが下船してきた。


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