2021年9月 おとQパス湯治旅2 大沢温泉湯治屋1
新庄駅から陸羽東線で古川へ。車内でおにぎりひとつの昼メシ。
さらに新幹線で新花巻下車。駅前から花巻南温泉峡シャトルバス(無料送迎)で大沢温泉へ。
大沢温泉はこれまで何度か泊まっているが、すべて旅館部の山水閣。昨年も泊まって、少々不快な思いをした。 今回は初めて湯治屋。いろいろプランがあったが、ここでも唯一鍵がかかる若葉荘を選択、布団代込みプラン(4650円)にした。2泊予定。食事は朝夕、やはぎという湯治屋内の食堂で。部屋はここも6畳間。広縁があり、昔は洗面台があったようだが撤去されている。よしずの向こうには、湯治屋本館が見える。そうそう、肘折も同様だったが、こういう安宿ではテレビは一応あるもののBSは映らない。ま、安ビジネスホテルも同じか。あと、椅子があると助かるんだけどね。本を読めない。座布団二つ折りにして凌いだけど。でも安いんだから、文句は言うまい。
早速、露天風呂、混浴大沢の湯へ。日帰り客も多いので、いつもそこそこ賑わっている。次に旅館部1階の豊沢の湯。川に面したガラス窓を全部開けて、半露天になっている。ここが一番お湯がヌルヌルする。そして若葉荘1階の薬師の湯。ここのぬる湯がぼくは一番好き。風呂上がり、新花巻駅で買ってきた盛岡のベアレンビール、ピルスナーをぐいと。美味しい。
湯治屋内部の間取りはこんな感じ。
朝食の案内もある。自炊のための炊事場もあるから、ご飯と汁だけ頼む人もいるんだな。
そして貸し出し一覧。布団など一式は持参する人も多いらしい。
そして、湯治屋で入れるお風呂の一覧。
大相撲見ながら、古川駅売店で買ってきた、大好きな萩の鶴の純米酒。やっぱし、旨いや。持参したつまみは千葉産茹で落花生。
若葉荘の部屋に館内用の電話はない。ただし、非常電話だけはある。一般的な館内放送は廊下のスピーカーから時折流れて来る。風呂場にも緊急コール用電話だけは必ずある。年寄り客が多いからなあ。
さて、夕食をとりに、食事処やはぎへ。
空いてるテーブルに座り、冷酒は甘口という南部関。
イカゲソ唐揚げ。ボリューム満点。
漬物盛り合わせ。あとは寄せ豆腐。2000円で釣りが来た。
食後、一服して、またお風呂めぐり。帳場脇には日帰りの人たちも休める部屋もある。あとは、商品充実した売店も。
廊下などに昔の写真も。子供の頃の宮澤賢治も写っている。
ここが、若葉荘7号室。向かいの客がタバコを吸うようで、臭くてたまらんかった。部屋にも灰皿が置いてあるし、今時、館内全面禁煙にしてほしいなあ。
売店で買ってきた、奥中山高原アイスクリームを舐めながら、持参のウィスキーをちびりちびり。早めに寝るかな。