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2021年7月 石川・富山へ2 富山市内へ

鶴来の獅子吼荘で1泊し、翌朝はいつものように早起きして散歩。北陸鉄道金名線の加賀一の宮駅が保存されている。12年前に廃駅。線路跡は自転車専用道として整備されている。

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昨日、お詣りした白山比咩神社は、500年あまり前まではこの駅舎近くの手取川べりに立っていたが、現在地に移っている。すぐ脇を流れる手取川の水は、明治初めに用水に取り込まれた。

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鎌倉時代に彫られた波切不動明王は用水完成時に、元あった山の岩壁から切り離してすぐ近くに安置されたという。川の氾濫から町を守る守護。

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町並みは古い家が並んでいる。

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宿に戻って、美味しい朝食。食後、女将さんから少し話を聞かせてもらった。宿は62年前、獅子吼高原に北陸初のスキー場ができた時に親の代で始めたという。当時はたくさん民宿ができたけどほとんど残っていない。ご主人は跡を継ごうと料理屋で修業して、30年ほど前から包丁を握り続ける。ちなみに下戸だそう。だからこそどぶろくの味がよく分かるらしい。

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チェックアウトし、また白峰方面へ戻り、昨日休館だった恐竜パークへ。

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恐竜の足跡化石が迫力満点。

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その他の展示内容は、いささか古いかな。今は福井県の方が恐竜発掘最前線なのかな。恐竜大好きなヒサクニヒコさんのイラストが各所に使われていた。

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白峰から日本海近くの美川を目指す。海へ注ぎ込む寸前の手取川。

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あら与、という店で昼メシ。こちらは、フグの卵巣を糠漬けなどに加工している。こちらで簡単なご飯も食べられる。Aランチ。ふく親子茶漬け(ふく糠漬けとふく子糠漬け)、ふく子粕漬けのおにぎり、昆布巻き、漬物、デザート。お茶漬けは、いい香りが立って美味しい。お土産もあれこれ購入。

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さて、石川県から富山県へ。目指すは、南砺市の法林寺温泉。ここもクセのないお湯。狭いけど露天風呂が風が抜けて気持ちいい。

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温泉のハシゴ。目指すは、湯谷温泉旅館。庄川の小牧ダム直下に湧くいで湯。車を置いて、川の方へ下りていくと、いい雰囲気のお宿。

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玄関先には関東方面からのお客お断りという貼り紙。困った、と思ったら、女将さんが出てきて、あら、前にも来てくれたねえ、と歓迎してくれた。勘違い、ありがたし。500円を払い、廊下を進み、ブルーシートで覆われた階段を下る。目の前にダム。

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下りきった所にコンクリート造りの浴舎。女将は、暑いからドアは開け放して入浴して、と言っていた。他にお客はナシ。おお、お湯が噴き出している。入ってみると湯温も低めで気持ちいい。いやあ贅沢なお風呂だ。存分に湯を堪能した。

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貼り紙には、夜、カモシカが玄関近くに来ると。今度は泊まりに来るか。

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さあ、富山市内へ。町中の安いビジネスホテルにしたが、駐車場無料が魅力だった。すぐ近くのガラス美術館へ。富山はいつのまにやらガラスの街になっていたらしい。初めは国内のガラスアート公募展。その後、国際コンクールになり、今は2回目の国際公募展の結果発表展示。ガラスらしくない作品もあれこれ。常設展も一回り。建物自体も隈研吾の設計で、外から見るとキラキラ、中はウッディ。

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駅方面へ市電で移動。ホテルでもらった割引券を使うと、100円で乗れた。

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富山駅下をトラムが行き来するという風景はすごいなあ。

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開店直後の人気居酒屋、とんぺいへ。昔は駅前にあった初音という老舗居酒屋に通っていたが、再開発で店を閉じてしまった。いい店だったがなあ。とんぺい、開店直後にもかかわらずけっこう客が入ってる。

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カウンター、一人おきに座ってる。突き出し、2品。なかなかいいぞ。生ビール。定番メニューから、牛ホホ肉煮込み小、エビすり身揚げ。エビはふわっとして旨い。

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キノコ焼き浸し、アジフライ。冷酒、剣岳。アジフライ、旨いなあ。しかも安い。カウンター、びっしり座るほど混んできたので、お勘定。2500円。安いねえ。いい店だ。

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また市電に乗って、一度ホテルへ。そして、もう1軒。ホテル近くのDOBU6。お城が夕焼けに映えている。

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こちらは、ロック好きなマスターがやってる日本酒推しの居酒屋。せっかくなので吞んだことのない富山酒を。お、DESPERADO。イーグルスですか。そういえば、秋田の山本にはangieがあるねと話しかけると、マスターがあそこは蔵の中にビートルズグッズがあれこれ置いてあるそうですねという。そうだよ、蔵に行ったことあるよと会話。

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つまみも美味しそう。カワハギの刺身をもらうと、肝付で。しかも身には薄く皮目を残してある。いや、こりゃ、旨い。

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さらに、腹子などを煮て出してくれる。ウマウマ。

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次の酒は、林。これも初めて。なかなかいける。ハタハタ干物も。

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音楽の話もできるし、今度はもっとゆっくり来よう。帰り道、ホテル近くの西別院のライトアップ。ホテルでは大浴場に浸かって、寝酒を1杯。

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