2021年11月 東京散歩続篇
先月、2人目の孫誕生の手伝いに出かけたが、留守のお守りをしただけで生まれたばかりの孫娘とはご対面できなかった。そこで、可愛い孫娘の顔を見るために都心のホテルを予約して出かけた。久しぶりに東京駅構内を歩いたら、ずっと工事中だったエリアに新しい店がたくさんできていて驚いた。
お昼は老舗蕎麦屋、室町砂場へ。11時半の開店少し前に行くとすでに行列。まもなく店内へ。アナゴの天ぷら、季節のおひたしなどでビールをやって、もりそばをいただく。贅沢な一時。大半のテーブルで、ビールやお酒を皆さん召し上がっていた。
京橋へ出て、美味しいコーヒーを飲もうと、舘田珈琲焙煎所へ。カウンター積の目の前にはアイラをメインにしたウィスキーのボトルがずらり。後で下りてきたオーナーによれば、毎年、現地へ買い付けに行っているそうだ。スコットランドへ行った時、蒸溜所へ行ったことや、厚岸ウィスキーの話などお話しした。もちろん、夜はバーに変身する。気になるなあ、夜も。カミさんと2種類のコーヒーを頼んだら、テイスティングカップでそれぞれに2種類を出してくれたのは嬉しい限り。香り高く美味しいコーヒーだった。少々お高いけど。片方の豆を買って帰る。
その後、富士フォトギャラリーでその日から始まっていた知り合いの写真展に寄った。と、そこへ別の知り合い写真家もやってきて、昨年は恒例の忘年会もなく会えなかったので、本当に久しぶりに会うことができた。
VIRONというパン屋でバゲットなどを買って、ホテルへ。部屋にはミニキッチンや乾燥洗濯機などもある滞在型のホテル。夕焼けがきれいだった。
晩メシは、曙橋の志げる。2年ぶり。
互いの近況ばなしなどして、酒は広島の白鴻から。ご主人は昔、広島の酒蔵で修業したこともある。
突き出しは万願寺唐辛子。刺身はシマアジ、マグロ、カマス。そして、ここの定番、蒸し寿司はクエ。んー、いい香り。さらに、白子ポン酢、ハタハタ一夜干し、煮物など。白鴻の後も広島、富久長。で、岡山の大典白菊。
お寿司は、コハダ、マグロ赤身、イクラと続き、〆サバ。いやあ、美味しいなあ。
お寿司と楽しい会話を堪能して、馴染みのバーへちょっと顔を出して、2年ぶりの荒木町界隈を楽しんだ。
翌朝、朝食後、国立競技場周辺をウォーキング。
外苑前のイチョウ並木はそろそろ黄葉真っ盛り。
赤坂御所の脇も街路樹が葉を落としていた。
さて、孫娘とのご対面も無事果たし、つい先日3歳になったばかりのお兄ちゃんの誕生日プレゼントを買いに出かけた。ちょっと前まではプラレールに夢中だったのに、今はウルトラマンに夢中。現代にあってもウルトラマンはAmazonプライムなどで大人気らしい。東京駅にウルトラマン専門のショップがあるというので出向くと、入場整理券を渡され、30分待ち。ひえー、凄いことになってる。ようやく入店すると、孫はテンション上がりっぱなし。買い物籠にあれもこれも放り込んでいった。
帰宅後、さっそく全員並べて、ウルトラマン劇場が始まった。人形だけではおさまらず、全身を使ってキックやら宙返りやら大奮闘が繰り広げられ、相手をさせられたジイジは疲れてしまった。
翌朝は、まだ明け切らぬうちからウォーキングへ。
新宿通りの歩道には、なぜか消防関係の小さな人形が随所に立っていた。
半蔵門近くは、ジョギングをする人が多い。
最高裁、国立劇場、と歩く。
赤坂見附の手前には、江戸城の赤坂門跡の石組。
そして、お濠にはボート屋。
そして、迎賓館の東門。
迎賓館の正面の門は工事中。扉の隙間から見た迎賓館。
四谷見附の公園。
孫たちとお別れして、アメ横へ寄り道。通りは人で一杯。こんな風景、久しぶり。センタービル地下で、切らしかけたスパイスを購入。上海蟹の季節だなあ。最近、外国の人はあまり見かけることが少なくなったが、この地下だけは異国情緒満点。エスニックな香りが充満していて楽しい。
さて、帰る前に昼メシ。御徒町のガード下、老酒舗。以前、紹興酒飲み放題をやって悪酔いしたことがあるので、今回はパス。ビールと日本酒をコップ1杯に留めた。芝エビの金糸揚げ、豚肉と山の幸の蒸し餃子、ラムレバーの唐辛子炒め。どれも旨い。
さらに、壁に貼ってあった「呑兵衛の玉手箱」というのが気になって注文すると、お弁当箱に各種ハムというか叉焼というか肉類がぎっしり。これも美味しいわ。仕上げに、湯葉セロリと自家製麺の焼きそば。ご馳走さんでした。
さて、帰ろうかと御徒町駅に向かうと、駅前広場に人だかり。あれ、新浜レオンがステージで歌ってる。今朝、テレビのサンジャポに出ていたじゃん。演歌第7世代とか言われてるらしい。ペンライトを振ってるおばちゃんもいたぞ。さすがに東京はあれこれ面白いねえ。と、まるでお上りさんに成り果てて帰宅した。