2020年2月 対馬、下島 3 栗コロッケ 2020年2月9日 09:40 対馬の中心、厳原には石垣と立派な門を構えた武家屋敷が随所に残っている。 対馬の南端、豆酘(つつ)崎からは東シナ海が眺められる。訪れた日は小春日和の穏やかな海だった。 豆酘崎の断崖に打ち寄せる波。 豆酘崎沖には、小さな漁船がぽつりぽつり浮かび、漁をしていた。 豆酘崎の方位盤を見て驚いた。釜山の方向は後ろの方だった。目の前の遙か先は中国本土であった。 今年、初のタチツボスミレ。こんなに早くから咲いてるのは、日当たりがいいからだろうか。 豆酘埼燈台。海上保安庁の燈台案内HPを見てびっくり。豆酘美人を育む燈台、と書いてある。 燈台周辺には菜の花もたくさん咲いていた。 宿泊したホテルの向かい、こちらも立派な武家屋敷だった。お城はすぐ近く。 厳原中心部に立つ、ホテルベルフォーレ。フロントにいたスタッフは韓国の男性だった。 旧金石城の櫓が復元されている。奥には庭園もあるが、この日は休園日だった。 櫓の近くに「李王家宗伯爵家御結婚奉祝記念碑」が立っている。戦前、徳恵姫が旧対馬藩主当主の宗武志伯爵と結婚したことを記念して建立された。 清水城跡へ登ろうと思ったが、日が暮れ始め、途中で断念。坂の上から厳原の町並みを眺めた。 対馬では至る所でネコを見かけた。野生のヤマネコを見ることはできなかったが。 厳原の町中にある居酒屋、汐路。いい店だった。カウンターに大皿料理がたくさん並んでいる。 大皿料理を少しずつ盛り合わせる、おかず詰合せ。これで1000円はお得。ちょっと甘めの玉子焼きは、ぼくの好きな端っこを入れてくれた。 刺身盛合せ、小。800円。メジナ、アジ、ヤリイカがとりわけ美味しかった。 対馬はもともと日本酒の蔵しかなかったそうだ。今も日本酒を造る蔵のにごり酒。なかなか良かった。 芋焼酎、伊藤。お湯割りでいただいた。オーソドックスな芋焼酎。 鳳紋白嶽の生酒。白嶽は対馬の下島の山の名前。飲みやすい日本酒だった。 柳の木が畔に植えられた川にかかる橋の欄干がライトアップされていて美しかった。 浅茅(あそう)湾の入口を防衛する金田城跡への登山口。車が数台駐車できるスペースがあった。 登山道を上っていくと、右手の視界が開け、浅茅湾の一部が見えた。 城全体をこのような石塁の城壁が囲っていた。 山上には旧海軍施設がいくつか残っている。この先にどうやら山頂への登山道があったようだが、標識が見つからず、山頂へは行けずじまい。 そば道場美津島。白い蕎麦は対州そば、黒いのはせんそば。せんそばは、サツマイモを手間暇掛けてせん団子に仕上げ、それを麺に仕立てたものでプルプルの食感。左は対馬のB級グルメ、とんちゃんのミニ丼。 豆酘に伝わるハギトウジンと呼ばれる、女性の伝統的な野良着。端布を縫い合わせてパッチワークのように作られている。 湯多里ランドつしまで温泉に入ろうと思ったらボイラーが不調で大浴場は休業中とのことで、近くにある真珠(たま)の湯へ向かった。 真珠の湯は400円、こちらもボイラー本調子ではないようだったが、入浴はできた。70~80歳ぐらいのお爺さんばかりが4、5名、のんびり湯に浸かっていた。 #とんちゃん #厳原 #対州そば #そば打ち道場 #旧金石城 #金田城跡 #せんそば #真珠の湯 #ハギトウジン 3 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート