2024年10月 京都1
コロナ前は、毎年、ライブをやるために京都へ来ていたが、当然中断した。今年、やっと、5年ぶりに京都ライブができることになった。で、カミさんと本番2日前から京都入り。折しも3連休を控えて、それでなくても混んでいる京都がさらに輪をかけて大混雑。
チェックインして、付近を探検してみた。裏口は風情のある小路に面している。今日は上天気、京都は関東より気温が高くて暑い。
狭い通りの両側には昔ながらの家が連なっている。
さてさて、まずは最初の晩メシは、四条通を大宮まで歩いて、べた焼きの店へ。べた焼きとは、溶いた小麦粉に玉子や野菜などの具材を混ぜてしまう大阪式ではなく、台の生地として小麦粉を薄くのばして焼き、その上に野菜や具を載せて焼く昔ながらのお好み焼き。実は、岐阜生まれのぼくの家ではこれと同じ方式で鉄板の上でお好み焼きを焼いていた。そのため、我が家でお好み焼きをやる時も、岐阜式と称してこの焼き方にしてきた。ただ、京都でべた焼きを食べるのは初めて。
翌日も朝から快晴。ひとり周辺をウォーキング。
一度、部屋に戻って、朝食を食べに歩いて高木珈琲へ。前田珈琲やイノダなど、京都の有名喫茶店のモーニングは1500円以上もする。ネットで探したら、高木珈琲は900円でモーニングが提供されている。
ホテルのすぐ近くに杉本家住宅という重要文化財の町屋がある。ちょうど公開中だったので寄ってみた。こちらの先代御当主は、杉本秀太郎氏という著名な仏文学者。カミさんが通っていた京都女子大の教授をしておられ、授業も受けていたというご縁もある。
屋敷内はボランティアガイドの男性が案内してくれた。屋敷は、元治の大火で焼失後に再建され、明治3年に上棟。市内でも最大規模の町屋で、屋敷は重要文化財、庭は国の名勝に指定されている。
部屋は細部に至るまで贅をこらした造り。襖も部屋ごとに異なる紙、欄間も細かな細工がされている。電球のシェードも部屋ごとに違うお洒落な意匠。
見学を終えて、庭を見ながら一服していたら、杉本先生の奥様が出ていらっしゃって、少しお話をすることができた。お元気そうで何より。
さて、昼メシはそば処みやこで、ちょいと奮発。
食後のコーヒーは、ホテル裏の小路を抜けた先のGoodman Roaster Kyotoで。この店、台北から出店している。いつ見てもお客がいっぱい入っていて気になっていた。店内、日本人はひとりもいない。すべて外国からの人。
部屋で一服した後、開催中のイベント、藤袴祭りへ行ってみることにした。まずは、地下鉄で丸太町、そして御所へ。
藤袴祭りは寺町通りで行われているので、烏丸側から御苑の中を抜けて、寺町通りへ。京都市歴史資料館。入口に地味な花が植木鉢に入って置かれていた。フジバカマって、てっきり青とか紫の花かと思っていたが、白い地味な花だった。その先の新島襄旧邸、教会の入り口にもフジバカマ。丸太町通を渡った先、下御霊神社、境内の舞台周囲にびっしりプラ容器植木鉢に植えられたフジバカマが並んでいた。
さらに先の革堂行願寺、ここは露店がたくさん並んで賑やか。ここにもたくさんのフジバカマの植木鉢。花もいっぱいさている。そして、アサギマダラがやってきますようにと願い札が下げられていた。
なにやら奥ゆかしい祭りだった。
この日の晩メシは、昨年予約なしでたまたま入れたミシュラン掲載居酒屋。今年は事前に予約を取って再訪。恒屋伝助。カウンター席の端に案内された。目の前で大将が包丁を振るう。
突き出しは、小皿ふたつにタコの酢味噌和えと生湯葉。いいお味。さて、何を頼むか。こちらはメニューの種類がとても多い。旬の食材がずらり並んでいる。
ビールの後、日本酒を冷酒とお燗で1合ずつ飲んでお勘定。納得の会計をして、呼んでもらったタクシーでホテルに帰った。
さて、翌日はいよいよライブ本番当日。朝は、まず、近所の銭湯の朝風呂へ行った。日曜の朝は7時から朝風呂があると、初日に近所探検した時にチェックしていた。
モーニングは高いけど、やはり京都に来たら、イノダでコーヒーを飲みたい。店の前には行列。
三条通の京都文化博物館では、クラフトマーケットと称して、館内に小さな露店を並べて、個人作家たちが自作の手工芸品を売っていた。
2階の総合展示室では、大河ドラマにからめて陽明文庫名宝展、御堂関白記と源氏物語展をやっていたので見学した。
一度、ホテルに戻り、15時、そろそろライブハウスへ行こう。その前に四条大橋から眺めた鴨川の光景が、冒頭の写真。
ライブの様子は、別項で。さらに翌日以降の京都滞在記もさらに別項にて。
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